Nicotto Town


ふぉーすがともにあらんことを、あなたにも。


いちはぜん、ぜんはいち。

もう一つの夏(読み切り)

窓辺には、紅茶が香っていた。

8月の、いや7月の窓際。

下では、通りの夏祭りの音が聞こえる。

太鼓・笛・気勢。

退屈そうな横顔が、
ふとこちらを見た。

「ジェニファー、この街は何回目?」
日本人よ。バカにしないで。

彼はふざけて呼んだのだ。
後で……後悔する。...

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幻影の林檎 4

午後2:45―

私はシャーペンの端をかじり、

そしてクラッカーの端をかじり

青果店の前に立っていた。

というより、来てしまったと言ってもいい。

店主のおばさんが、
物珍しそうにこちらを見ている。

「かわいい子だねぇ」
そう言った気がした。

リンゴを見に来たんですよ~。

かわいいとかき...

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情報重商主義と植民地主義

精神的重商主義というのを思いついたのですが、

精神(情報空間)の押し売りで精神的な領域を
広げようというものです。

情報空間の単位がお金だったり、金だったり
するのなら、

それの大量取得と押し売りが目的です。

レバレッジ(てこ)をかける方法とも言えそうですが、
例えば、ゲームに詳しく...

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今日発見したことb

並列する事象の、
順番を入れ替えても結果・流れは同じ。

並列する事象において、
順番を入れ替えても何も変わらない。

順序だって起こることについて、
順番を入れ替えても何も変わらない。

選択性のある場合において、
その選択の順番はいかなる場合も影響しない。

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林檎の樹下の、実の生る下の〈読み切り〉

「やぁ、マルティネス」
その男は私に声をかけた。

歳20半ばの、筋肉質なガタイのいい男である。
そばには美女を侍らせていた。

歳10半ばの、うら若き乙女である。

「やぁ、ハビエル。

市場でその女でもひっかけてきたのか?」

「違うよ。書庫さ」
ハビエルはそう答えた。

「わかんないとこ、教え...

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