ザ・フォール/落下の王国 特別版
説明 Warner Entertainment Japan Inc for JP-DVD
2009年2月11日

レビュー

昨年観た一番好きな映画のDVD。出ました
[http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001KUP8W4/mixi02-22/]

ブルーレイも購入してしまいました。

絶望の落下のあとに。
落ちた者たちが観てゆくお伽噺しです。
ファンタジーの風景が地球上の現実の神秘的に美しい風景で綴られます。
純粋無垢な少女の感性で修正されていった絶望から希望への軌跡を描く夢物語り。
この映画の斬新な色彩世界は痛快なイマジネーションと美しさへのいとおしさが
つかみとることができた勝利の色彩だとおもいました。
モノクロームのシーンも美しいです。

『魂を救うモノガタリの力』

ファッショナブルでいて壮大な目を洗うファンタジーです。
ぜひ映画館で観ておかれる事を強くオススメします。
映画が映画であることのすばらしさの世界で手を足をのばし尽くした、
惑星規模で遊ばれた荒唐無稽な想像力の冒険活劇です。
５歳の無名な少女のやさしい感性と、インド系映画監督の２６年の夢の構想とが
スパークした。傑作だと思いました。

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1915年のアメリカ、オレンジの木から落ちて怪我をし、入院中の5歳の少女、アレクサンドリア。人懐こい少女は、あどけない笑顔で病院中の人々に可愛がられていた。ある日、足の怪我でベッドから起きられない青年と知り合う。病室に入ってきた利発そうな少女に、青年は自分が作った物語を聞かせる。たちまち夢中になって、続きを聞かせてとせがむ少女。しかし、それは少女に自殺するための薬を盗み出させるための作戦だった…。『ザ・セル』のターセム監督が構想26年、撮影に4年の歳月を費やして完成させた、壮大なスケールの叙事詩。映画の撮影で怪我をし、主演俳優に恋人を盗られて生きる希望を失っていたスタントマン青年と、腕を怪我して入院中の少女が青年の「お話」で心を通わせていく。自殺願望のある青年が無垢な少女のために綴った物語は、いつしか青年自身を励ますようになるのだった。その物語は、万華鏡のような鮮やかな色彩で描かれていて、子供の頃胸をときめかせて読んだ絵本を映像に再現したかのよう。ベートーベンの交響曲第7番が締めくくるエンディングは、ラストを盛り上げ、いつまでも余韻を残してくれることだろう。

内容『ザ・セル』のターセム監督が4年の歳月を費やして完成させた圧倒的映像美のファンタジー。大怪我を負い、自暴自棄になったスタントマン・ロイと少女・アレクサンドリアが病院で出会い、空想の冒険物語に身を投じていく。出演はリー・ペイスほか。