魔法の薬は毒薬
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/07/16 06:44:22
ねえ知ってる?
海の魔女は人魚姫に足を与える代わりに
どうして彼女の声を奪ったのか
本当はね
魔女が人魚姫の声を欲しかったからじゃないんだよ
鱗をはがすくらい強い強い薬は
飲むと喉が焼け爛れてしまうんだ
だからもう二度と声が出せなくなってしまったんだ
・
・
・
・
・
人魚ご自慢の歌声で愛を綴ることもできなくなった人魚姫
貴女のアイデンティティを失ってまで
愛する価値が王子にはあったのかい?
・
・
・
かつて貴女だったその泡を
掬い上げてくちづける
貴女を止める事も救う事も
ましてや追いかける事もできなかった
臆病者の僕
本当の意味で想いを伝えられなかったのは
人魚姫じゃなく僕だった
う~ん、難しいところですねぇ…。
正直、アイデンティティを失ってまで縋る価値のある男なんて殆んどいないと思う
…というのが本音です^^;
自分が自分である大事な部分が無くなっても
好きで居てもらえる自信があるかと言われたらそれもないですし、
そもそもだったら相手も自分のどこを好きになったの?って思いますしね。
まあ偉そうな事何だかんだ言ってますが、そもそも私がそんな価値ある人間じゃないっていう(/ω\)
でもそこまでしても手に入れたいくらい好きになれる人に会ってみたいようなみたくないような…。
>agreian様
そう!!恋なのれす!!そして海より深い愛なのです(/ω\)
どうも私は他の男に恋する女性を見守る男ポジションってのが萌えポイントらしいですw
くりすさんは、自分のアイデンティティと引き換えに意中の人を手に入れる薬があったら、飲みますか?