Nicotto Town


天使の棲む街


赤と青と紫と…橙色の奇妙な四角関係!?


たまに倉庫から引っ張り出してくる月にんじんですが
大きな面積の鮮やかなオレンジ色で差し色的に丁度良くて
私的にこれが意外と重宝するアイテムだったりします。

ところで、オレンジ色というのはちょっと特殊な色なのはご存知ですか?
以前お話したパーソナルカラー理論で、
どんな色でも青味よりの色、黄味よりの色があると書いた事がありましたが
厳密に言うと実は例外があるのです。それがオレンジ色です。
故にブルーベースである夏と冬の得意色パレットには
そもそもオレンジ色が最初から存在していません。
-ブルーベースにはオレンジは存在しない-
これはパーソナルカラーを少しでも齧った事のある人なら
誰でも知っている位有名な話です。

他の赤青黄緑は勿論、紫色にも青味より黄味よりの色が存在するのに対し、
オレンジだけは青味に寄せられない色…らしいのです。
らしいのです、と書くのは私自身その理由がハッキリしていないからです。

だって不思議じゃありません?
緑は普通に黄緑と青緑が存在していますよね。
これはそもそも緑は黄色と青の混色だから、あとは比率の問題です。
緑に青味と黄味が存在するのは何ら問題はありません。
では紫は?あれは青と赤の混色のはず。
そもそも青紫、赤紫という言葉はあるものの黄紫というのは聞いた事がありません。
ただ、理論的に言えば紫も頑張れば
黄味に寄せられない事はない色である事は間違いないようです。
事実、ブルベ程得意色というわけではなさそうですが
イエローベースである春と秋のカラーパレット内にも紫は存在しています。

で、色々考えてみて自分なりに予想してみたので、
その考えが合ってるかどうか先日先生に質問してみました。
先生のお話では次のような通りでした。

イエローベース、ブルーベースの色というのは最初から決まっているわけではなく、
色相環上でどこを基準にして見るかと考えた時、
その時基準にしている色より黄色に近い方がイエローベース、
青に近い方がブルーベースの色としてみることができると。
そう考えた時、他の色は黄色か青に近づく事ができるけれど
唯一オレンジだけはどっちに転んでも黄色か赤しかない
…つまり青とは接点がないからという事でした。
それを聞いてなるほど~と思いつつもまだモヤッとした部分はなきにしもあらず。
それだけだと紫の黄味に寄せられる理由がまだ不明瞭ではあるんですよね。
(角度的なものを考えれば橙よりは無理がないので無理矢理納得できる範囲内ですが)

因みに私なりに考えた理論はこうです。
色の三原色、つまり減法混合では
色は混ぜれば混ぜるほど黒に近づいていき濁ります。
(光の三原色は加法混合なので逆に白に近づきますが)
そしてオレンジ色は以前もお話した通り、
グレーが混じると(つまり青を加えると)茶色やベージュに変化します。
1適でも青が混じると茶色やベージュになるとは言い難いですが、
その時点ではまだ黄味が強いと考えます。
そして、青味に寄った瞬間、オレンジは茶色やベージュへと名前を変えてしまう…と。
紫も同様に考えてみると、似たような事が起こりうると思えるのですが
生憎紫はグレーが少し混じったくらいでは揺るがない紫という名前が存在しています。
例えグレー(黄味)が少し混じったところで
濁色の紫という位置づけになる。でもオレンジは…。

つまり、青味に寄せられないオレンジというのは
グレーが混じるとベージュ、ブラウンと変化していき
さながら女心のように移り変わりやすい橙色の色名の不安定さからくるのでは?
というのが私の持論なのですが…どうでしょう?

そう考えると、今まで日の光を一身に受けるヒマワリのような
一点の曇りもない明るい色だと思っていたオレンジ色の見る目がちょっと変わりました。
実はとっても繊細な色だったんですね。
何をやっても1番になるクラスの人気者の委員長が、
影で一生懸命努力している小心者だと分かった時のような…って例えがおかしい?w

尚、この理論はあくまでも先生の話と私の考えを基に考えた仮設であって
実際の所この理論が正解かどうかは保証しませんので、
これを他の人に正しい理論として伝聞しないようお願いしますねm(_ _)m




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