Nicotto Town


みんみの日常


゜・*:.。.✿.雛祭り物語.✿.。.:*・゜


゜・*:.。.✿.雛祭り物語.✿.。.:*・゜
★登場人物 ★
~雛家三姉妹~
緑姫(みどりひめ)・・・雛家の長女。しっかり物で面倒見が良い。

白姫(はくひめ)・・・雛家の次女。すこしわがままな所あり・・・?

桃姫(ももひめ)・・・雛家の末っ子。おっちょこちょいなところがある。

~家族~
母・桃桜姫(とうおひめ)・・・国を治めている。雛家三姉妹の母親。

その他にも色々・・・登場します!

✿お話
これは、役1000年前にものぼるお話です。

とある都の立派な家の縁側に、一人美しい姫が座っていました。
その姫はうぐいすの声や桃の花などの美しい春の始まりににこやかにほほ笑んでいたと
思いきや・・・向こうから春らしくはない足音が。
――――タッタッタッ!
「桃桜姫様ッ!桃桜姫様ッ!大変でございます!また三姉妹様が
 いなくなってしまいました!」
大急ぎできたその家の家来・・・。きっとここはその都を収めている家の家来。
「・・・そうか。まぁ、きっと例の場所にいるであろう。」
そう微笑をなくした美しい姫は桃桜姫(とうおひめ)。これでも三姉妹の母。
「承知いたしました!今すぐ探してまいります!」
タッタッタッタッタ―――――・・・
「まったく、あの子達も困った子だこと・・。ホホホ^^」
そういってほほ笑むとまた春の足音に耳をたてるのであった。

「ねぇ、姉様!私、桃姫の人形と交換したいのですが、よろしくて?」
少しわがままなこの娘は白姫(はくひめ)。雛家の次女。
「・・・そうねぇ・・・。桃姫はいいかしら?って・・!桃姫っ!?」
この娘は雛家の長女、緑姫(みどりひめ)。とても面倒見が良いと評判だ。
「あちゃ~・・人形を川に落としちゃったよ」
おっちょこちょいなこの娘は雛家末っ子の桃姫(ももひめ)
「な、なにしてるの!桃姫ぇっ!せっかく私のと交換してもらおうと思ったのに・・・!」
「まぁまぁ、白姫、落ち着きなさい。また作ってあげるから。」
「そうだよ~、また作ればいいんだって!」
少しいじけた様子の白姫をなだめる緑姫。そして相変わらず桃姫は前向きだ。

「居た!緑姫様~!白姫様~!桃姫様~!またそこにいらっしゃったんですね!」
叫んでこちらにやってくるのは先ほどの家来。かなり慌てている。
「あら・・・もしかしてまた大騒ぎになっていますの?」
「私達はただ姉様と桃姫と遊んでいるだけよ?」
「・・・もう家に帰らないといけないの~?」
どうやらいつものことのよう。
「いえ、騒ぎにはなっておりませんが、桃桜姫様がお探しになっておりました!」
「そう、では帰らないといけませんわね。緑姫、桃姫。」


こうして、三姉妹は自らの家へと帰って行った。
ホッと胸をなでおろす家来。しかし、このあとこの三姉妹に思いもよらぬ
事態が襲うとは誰も思っていないことだった。

~続く~

新シリーズの雛祭り物語、どうでしたか?え?この題名といいどこかで
見た事があるって?特に七夕物語で・・・?
いや、別に新しく作るのが面倒だったからではありません^^;
出来れば3月3日までに完結すれば・・・いいのかな?
(ちなみに今日のコーデは桃姫をイメージ♪本当は着物だけど・・ね☆)





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