Nicotto Town


天使の棲む街


物語における魔女と姫の相関性


以前の日記で女性は魔女か姫のどちらかに分けられるみたいなお話をしました。

そう言われてみると古来からいろんな物語に於いて、
魔女は恋をしてはいけないというしきたりが
不文律のように使われて来ていた事に思い当たります。
その一方で女の子は誰でも魔法使いに向いてる♪とか
恋をした時から超一流のマジシャンに早変わり♪などと歌われてきました。

前者は以前のお話の通り、魔女という位置づけにされた女性は
世間一般から疎まれたりしている境遇の事が多かったので
幸せな結婚は望めないという事から派生したのかもと予想はできます。
その一方で後者のように、
女性は誰でも魔女になる資質を持っているという歌が多いのは何故でしょう?

超一流のマジシャンになったと歌われていた少女の娘は、
知る人ぞ知る「ときめきトゥナイト」の3部主人公でもある真壁愛羅です。
彼女は魔界の王子を父に、吸血鬼と狼女のハーフである母親を持ち
大魔女になると予言をされて生まれてきた少女でした。
そして大魔女になるべく修行をしている最中に恋をして
魔女になるなら恋をしてはいけないと師である大魔女に言われながらも
結局は最終的に恋も魔法も手に入れます。

以前お話した原書のシンデレラも魔女のお婆さんに頼らず
自分で用意したドレスと金の靴で自らの足でお城に乗り込み
見事王子様のハートをゲットしました。
彼女はまさにお姫様と魔女が一体化した存在と言えます。
いや、こちらが原書なのだから元々は一体化していた物が
一般大衆に向けてマイルドな物語にする際に分離させられたと考える事もできます。
何故か?お姫様は自分の足で歩いてはいけなかった。
…いや、歩くところを見せては都合が悪かったのです。

ここからは、あくまでもくりすの仮説ですが
女性の内面には誰しも生まれながらに
魔女と姫の性質を両方内包していると考えます。
生まれ育った過程や本人の気質により、
そのどちらか一方を開花させるか
どちらも上手く両立させるかは変わってくるのでしょう。
ただ、両立させるのは並大抵の事ではなく、
現代でこそ、両立させる事は社会的にも認められてきているものの
半世紀以上も昔だと、わが国でも両立させる女性はやはり煙たがられた。
だから魔女と姫は社会的思惑として分離させる事が望ましかった。
…と、そう思うのです。

ならば女性の社会的地位が上がってきている昨今、
再び魔女と姫は融合しあうのでしょうか?

アバター
2011/11/05 18:42
>キュゥべえ様

おっしゃる通り、今回はちょっと強引な理論ですが
本来魔女という存在はキリスト教概念が強いですね。
日本の神話には確かに女性の神様も多数存在しますし
けして魔女やそれに近い存在=悪とは見られてませんね。
そういう意味では日本はある意味自由度が高かったのかもw

そんな日本に欧米の文化が入ってきて
魔女という存在が日本風にモチーフ化された事により
恋も魔法も両方選び取ろうとする魔法少女、変身少女という図式が生まれたのかも。
まあ、大概は一応お約束として誰かの命や大人になる事の代償として
引き換えに魔法の力は失われる事が多いですけれども。

魔法使いと妖精が恋をするアニメ、ちょっと前にやってましたよねw
因みに魔法使いは50歳位になったら
何にクラスチェンジするのか興味がありますw
アバター
2011/11/05 01:51
魔女っていう概念自体が、非常に西洋的なキリスト教的世界観の中から生まれてきてるので、
そもそも、日本においては、あまりピンとこない部分はありますよね・・・
卑弥呼は、魔女と言うより、シャーマンに分類される存在だし、天照大神に代表されるように、
古代の日本では、むしろ、女性の地位は高かったと思われるので、魔女的な女性は日本では、
むしろ、信仰や崇拝の対象だった可能性もありますし(。→ˇܫˇ←。)
ボク的には、モテない男性(あえて言葉をぼかしますがw)が、30歳を超えると「魔法使い」に
ジョブチェンジするっていう話のほうが、興味深いですw



カテゴリ

>>カテゴリ一覧を開く

月別アーカイブ

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.