Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


ターシャ・チューダーに倣って…


昨日と今日、NHK・BSプレミアムで、
ターシャ・チューダーの庭と暮らしぶりについての
特集番組を再放送していました。

あああ、アメリカには、
『森の生活』を書いたヘンリー・ソローの伝統が息づいているんだなあ。

自分で自分の暮らし方をキッチリ営むことで、
自分たちの自由を実現する。

それはまた、
政府の権力を最小限に押しとどめ、
不必要な権力の行使には、
市民の義務として抵抗するという生き方。

このような自由と生き方は、
まだフロンティアが残されており、
機械化される以前の農業・畜産業が主産業であったアメリカで、
初めて可能なのでしょう。

現在のアメリカは、
自分自身の暮らしを営むために、
自分の手で土地を拓き、作物を育て、
日々の生活を彩る細々した物を自分の手で生み出すことなど、
望むべくもありません。

でも、たとえばターシャのように、
あるいは、アーミッシュを代表とする宗教共同体のように、
自分の生き方を頑なに守り、
自分自身の手で生み出すことで、
外からの政治権力や
市場原理主義の暴威に対峙するという暮らし方もあるのでしょう。

次のような概念図を描けるかもしれません

  
               統治
               |
 「既存の権威に     | 「グローバル市場の
     よる支配」   |  勝者による支配」
                                |
伝統志向--------------進歩・変革志向
                                |
 ターシャ、あるいは  | 
 ユートピア社会主義  |    ☆印
       の系譜            |
              |
             自治


☆印のところがうまく埋まらないなあ…。

ともかく、
ターシャをガーデニングという視野だけから眺めるのは、
とてももったいない気がして、
ターシャの本を集め出した私がいます。

アバター
2011/11/27 14:23
>なづなさん

そうですね。

私も「料理は手抜き派」ですので、
ここしばらく、炊き込みご飯とか作っていません。

「おせち料理ぐらいは…」と思ったりしますが、
田作りと煮染めを手作りするぐらいで、
黒豆や栗きんとんは、ずーっと既製品を買っています。

今年は、黒豆に挑戦してみようかな。
アバター
2011/11/27 14:20
>マナさん

ソローの『森の生活』を読まれたんですね。

ターシャの本を手に入れて、
パラパラとめくってみたら、
案の定、ソローの名前が出てきました。

自治と反権力という思想の水脈が、
やはりターシャにも流れ込んでいるようです。
アバター
2011/11/23 08:35
ターシャさんの特別番組があったのですか!?
見逃してしまった…(>_<)

ターシャさんの暮らしは、季節の行事をとても大切にしているのが素敵です。
昔の日本もお正月は、数日かけておせちを用意し、障子を張り替え、新しい年を迎えていたのでしょうが、
今はコンビニのおせちに破れない障子ですからね…

趣味で料理をしたりするのですが、「5分でつくれる簡単レシピ」とかに、すごく違和感を感じます。
美味しい料理には、手間と時間がかかるのが当たり前だと思うのですが。

「森の生活」は読んだことがないです。読んでみようかな。
アバター
2011/11/23 01:02
『森の生活』、私も好きです。やろうと思えば出来そうなんですけど、その、やろうと思えばが難しいんですよね、なかなか踏み出せないというか。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.