Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


郵便列車/『ミツバチのささやき』を見終わって


今、『ミツバチのささやき』を見終わりました。

私は時々、
そう、数年おきぐらいに
この映画を見る必要があります。

リセットし直さなくてはいけないから、
この私を。

むかしむかし、
この映画を見終わった後、
こんな文章を書いています。

今、再び
私をリセットし直して
言葉も推敲し直して
ここに掲載してみましょう。


***********************


   郵便列車        
                                         
                                         
     流れる雲と共に
     草原を走り抜けて
     手紙を出しに行く

     朝の郵便列車に
     間に合うように

       今の暮らしと
       折に触れて思い出す
       あなたのことなど

       昨夜遅く
       ろうそくの灯に包まれながら
       ひとつひとつ書き留めて

       
     まだ湿っている糊の感触
     小さな勇気にせかされて
     日曜の駅へと急ぐ             
                                         
     返事はなくても               
     あなたをいつも信じている  
                                        
                                        
          初稿 1996/12/05   
          推敲 2011/11/23

アバター
2011/11/27 14:48
>おにぎりんさん

『ミツバチのささやき』を見るたび、
子供はみな、この世とあの世を行き来している生き物なんだと思います。

そして、ちょっとしたことで、
あの世へふっと消えてしまう。

大人たちの嘆く声など、聞こえぬかのように。
アバター
2011/11/23 19:38
こんばんは。

俺もミツバチのささやきは時々観なおしています。
たくさんのことが詰まっていて、
そのどれかがその時々に繋がることが
あるので、観直すことでなにかを新たに知り
感じ考えることができるからなのです。
リセットとは違いますが、新たに、
というところで偶然にも共通しているのかなって
思いました。

魔法の言葉のように、「ソイ アナ」と
つぶやいてしまいます。



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