Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


安寿の『奥の細道/迷い道』 湯けむり編 その3


3日目になると、記しておくべき新しいこともそう多くありません。

7時に起きて、まずはお風呂へ。
その後、昨日と同じように味噌汁、納豆、卵、海苔、漬け物の朝ご飯。

食器を洗って、歯を磨いて、化粧は温泉だから必要なし。
(普段もすっぴんでいることが多いのですが)
お茶を飲んで、9時よりお勉強開始。

今日は室内のレイアウトを少し変えて、
窓際に石油ファンヒーターを動かし、
窓の外を眺めながら本を読んでみましょう。
どうも午後から雪になるみたいですから。

途中一度、石油ファンヒーターの給油のために帳場へ行き、
昨日からの本が11時に読み終わったので、
気分転換に、またお風呂。

この旅館は、旅館部と湯治部に分かれていて、
湯治部に泊まっていても、旅館部のお風呂に入れます。

すでに昨日も入りに行ってたのですが、
一度昼間に行ってみることに。

そして、昼間行って気がついたのですが、
川を挟んで向かい岸に小さな滝が落ちていたのですね。
滝見風呂だったのです。

雪が降り積もった河原の中を川はせわしく流れ去り、
向かいの崖からは、小さな滝が絶えず流れ落ちている。
それを温泉の中から眺めている私。
贅沢です。

さて、新しい本に取りかかります。

ううう~、読み進まない。
余計なこと…、端的に言って妄想してしまうためか、  ☆\(ーーメ
なかなか読み進みません。

なので、1時になったことだし、納豆うどんを作って食べましょう。
なんのことはない、納豆・卵・ネギの中に温めたうどんを入れ、
かつおぶしをかけて一気にすするだけですが、これが意外と美味しい。

再び、読書。

あああ~、青空が広がっています。
これはさっそく露天風呂の方へ行かねば。

 … どっぽーん …

ひゅうと山の方から風が吹き下ろし、
向こう岸の高い木を揺らします。
その風はそのままこちら側の湯船にも押し寄せ、

 うう~、ぶるぶるぶる~

慌てて肩までお湯につかります。

お風呂からの帰り際、売店で夕食の調達。
二軒の売店が宿の中で営業していて、
一つのお店で明日の朝用の納豆を、
もう一つのお店で、今日の夕飯用の豆腐とネギを買います。

売店のおばちゃんの話によれば、
この冬はお客さんがすくないとのこと。
震災の影響は、海からかなり離れたこの山奥の湯治場にも
やはり影響しているのでしょうか。

さて再び読書。

そして、5時。炊いたご飯が届いたので、昨日と同様、
平鍋に昆布と水を入れ、昆布を戻している間に、温泉に入ってきます。

午後から雪という天気予報を期待していたのですが、
露天風呂から眺める夕空は、きれいに暮れなずんでいます。
ま、いいか。

昨日と同じように、湯豆腐での夕ご飯。
そしてまた読書。

10時半になったので、今日一日の〆として最後のお風呂。
あんまり本が読み進められていない。
この本は明日には読み終わるだろうけど、
もう一冊は読み終えられないなあ~。
ドイツ語も勉強していないし~、ぶくぶくぶく…。

温泉で脳細胞までふやけてしまったのかもしれません。
ですが、温泉に来ているんだから、別に構わないわよね。  ☆\(ーーメ)

おやすみなさい。

まだまだ続く~。




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