久し振りに嫌な夢を見た。
泣きながら起きた。
涙は出ていなかったけど…

知り合いがいる肘折温泉は小さなカルデラの中の開湯1200年の歴史を誇る、
古い湯治場の名残りあるとても良い温泉地です。
そこが、4月中ごろだったか崩落事故があり、メイン道路が寸断され、
その後、別の箇所でも崩落が見つかり、その土砂が温泉街を流れる川をせき止め、
水害の危機に直面したものの、辛うじて難を逃れたと思いきや、
またも、雨が降ったら危ないとの情報を昨日聞き、ちょっと心配していました。
夫が東京にいるので、直ぐに電話を入れたら、もう肘折の友人から知らされており、
場合に予定を繰り上げて肘折に駆けつけるかもと言ってたんです。

そしたら、夢見ちゃったの。

朝、目が覚めたら…
我が家の裏山(我が家はリバーサイドなのに…)が、大雨でホロホロと山肌が崩れだし、
私は末っ子の手を取って必死に逃げるんだけど、
家の中の物は何ももって出る事ができず、
町の中もパニックになっていて、
夫が｢こっちや！｣と先導していくんだけど、その夫の足元が崩れて、
｢戻れ！｣って言われ、私は慌てて末っ子を抱き抱えて来た道を引き返すの。
頭から泥だらけになりながら必死で逃げて、
何とか土砂被害にあわない所までたどり着くの。
末っ子は怪我一つしてない、守りぬけた。
でも、振り向いても夫がついて来ていない。
携帯をかけようとしたら、携帯も泥だらけでとても使えない。
そこで、悲鳴みたいに声が出て、泣けて仕方が無かったの。

嫌な夢。

どうか、現実になりませんように。
こんな悲しい事が誰かの身にも起こりませんように。
神様が、大事な人を夢の中で失わせて、日常を大切にするよう戒められたのだろうか。
だとしたら、とても効果があるので、もう二度とあんな夢を見せないで下さい。

その昔、次女が生まれる前だったか、
全世界に、体が硬くなって死んでいく病気が蔓延し、人は次々に発病し、
世の中がすっかり荒廃した中で、まだ幼い長女もいよいよ発病し、
お腹が石の様に固くなり虫の息になり、私はその長女を抱え、硬くなったお腹をさすり、
｢大丈夫だよ、もうすぐ楽になるからね、
ママもすぐ長女の所に行くから心配いらないよ。｣
と、涙をポロポロ流しながら言った夢を見た事があります。

酷い夢でしょ。

あまりに辛くてひどい夢なので、忘れられやしない。
あの時、私は長女を夢の中で失うところだった。
身が裂ける思いだった。
子を亡くすという事を、自分の力ではどうする事もできない長女の運命を、
夢ではあっても体験してしまった。
今日は夫だ。
とてつもない絶望感に、悲鳴が出てしまった。
近くにいた人が、｢どうしたの？大丈夫？｣と背中をさすってくれたんだけど、
答えることも出来なかった。
目が覚めた時、夢だとわかってどれ程安心した事か。

いい子でいます。
ズルしません。
だから、もう、あんな夢は勘弁です。
どうせなら、男前が出てきてチヤホヤしてくれる夢見せてくれ!!
(↑　そんなだから駄目なのか…ﾎｼﾞﾎｼﾞ( ﾟ┌･･ ﾟ)ｽﾏﾝね)

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