孤独な人形―――――・・・
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/07/19 12:36:39
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幸せって何だろうね?
そう思ったらもうあなたは幸せを忘れた孤独人形。
孤独人形は疫病神。
孤独人形は貧乏神。
何をしたって信じるものすら無くなってしまう。
そうしたらいつしか幸せも信じなくなって、
不幸せが普通になる。
でもそれって慣れることだよね。
慣れて良かった。だってもう苦しまない。
でもそれってどうかな?
幸せってものは、
不幸せってものは、
結局感情の一部だから……
それすら忘れたらただのロボット。
ただの人形。
君はそれでいいのだろうか?
あのね。僕は孤独な人形。
だからこそ君が泣いていたら抱きしめてあげたいし、
だからこそ僕は君の側にいてあげたい。
僕は孤独な人形だけど。
だからこそ君を守りたいと、僕のようになって欲しくないと、
心から、
心から、
僕はそう思っているの。
そのときだけは僕は人間。そういうときだけが人間。
でもさ。僕は人形だ。
慰め方は知らないし、僕は君をみかねて殺すかも知れない。
だからそのときは、僕とお約束して欲しい。
孤独な人形に心をちょうだい?
僕は寂しくて、
僕は憎んでいて、
僕は恨んでいる。
心をちょうだい。
ありったけの愛をちょうだい?
ただそれだけで、
僕は君を愛して、抱きしめて、慰めてあげる。
一緒に泣いて、一緒に笑って……。
そうして別れよう。
君は幸せを知る、人間。
僕は……、
ごめんね。やっぱり孤独を愛してしまっていた。
だから僕はやっぱり孤独人形。
それでも愛しているそ、それでも愛していた。
また眠ったら、僕は君を忘れて、
僕は愛を忘れる。
孤独な人形はいつも一人。
そして君を慰めて、愛を知る。
そして深い眠りについて……。
君は笑顔で朝を迎える。
でも僕のことを君は忘れる。
だって僕は孤独人形。
決して周りに僕を知る人も、愛す人もいない。
慣れるのはね、
想像以上に怖くて。
忘れられるのも忘れるのも、
本当は怖いんだ。
でもね。僕はここで語りたい。
幸せは必ずあって、訪れるチャンスを伺っているの。
だから僕にならずに、
焦らないで待ってて欲しいんだ。
幸せって、何だろうね?
そんなの決まってるんだ。
そして君たちはその答えを本当は知っているはずなんだ。
だから聞くよ?
もう一度。
幸せって何だろうね?
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孤独を愛してしまった人形―――
そんな人形だからこそ
『シアワセ』を知りたいと思ってしまう。
だけどそんな人形ホントにいるのカナ??
そんなに悲しく
どれだけの孤独を
感じて過ごしているのだろう。。。。

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- アヤ
- 2009/07/19 22:05
- なんだろうね?
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