Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


安寿の極楽入院日記 その1 ☆\(ーーメ)


2013年4月1日

9:30  病院到着 
      ここの病院は敷地内に多くの桜が植えられていることで有名。
      もしここが病院でなかったら、花見客がたくさん押し寄せて、
      敷地内すべてが宴会モードだろう。 すてき!  ☆\(ーーメ)
      どうも桜のライトアップ期間中らしく、
      桜の下にライトが設置されている。

       まず入院手続き。
      ○号棟△階◇×□室の1号ベット
       今日の担当看護師 ○○さん
       今回の担当医    ○○先生と××先生

      この病棟は確か10年以上前に立てられたのだけど、
      私がここに入院するのは初めて。
      床頭台、ロッカー、すべてにおいて新しい。

      スウェットに着替えて待って、
      ナースの○○さんから病棟の案内を受ける。

      お風呂も入れる。
      というか、今日中にお風呂に入っておかないと、
      明日から肝生検、つまり肝臓の細胞を針で刺して採る検査を行うので、
      しばらくシャワーを使うことができない。

      今日は肝臓科の回診日。
      この分野では有名な先生と久しぶりに再会。
      先生も私のことを覚えていてくれた。

      すぐに心電図検査。

      病棟に帰ってきたら、採血。
      なんと試験管に9本分も血を採られる。

      尿検査と便潜血検査は、随時提出。
      今日中に、レントゲン、エコー、MRIの検査を行うので、昼食待ち。

11:30 明日の肝生検の説明をナースさんから受ける。
      肝生検の抜糸のため、一週間後に外来に訪れる必要あり。

12:00 食待ち。
      仕方ないので、持ってきた仕事の本を読み、プレゼンのメモを作成する。

15:40 ナースさんが剃毛セットを持って訪れる。
      なんと明日の検査のために、おへそ周辺の産毛を剃ってしまおうというのだ。
      とはいえ、私は毛深くない人なので、結局必要なし。
      危うくアブノーマルなプレイに走ってしまうところだった。  ☆\(ーーメ)

      午後の検査になかなか呼ばれない。
      ナースさんに「まだ呼ばれないんですけど」と伝えたら、
      ほどなくして、MRI、レントゲン、エコーに呼ばれる。
      忘れていた可能性大。

      ここの病院のMRIは、ドイツのジーメンス社製。
      なんか振動が大きい。
      血管確保して、造影剤を使用しての撮影。

      ついでに明日の肝生検の同意書に署名。
      もうこの検査はベテランということで、なんかおざなりな説明。
      確かにそうなんだけどさ…。

17:00 レントゲンは簡単に胸を一枚撮っておしまい。
      エコーは、いつものエコー検査の後、肝臓の硬さを測るエコーを行っておしまい。

      昼食待ちだったのが、夕食の時間になってしまったので、結局食べず仕舞い。
      なんか悔しい。 ☆\(ーーメ)

17:30 ナースによる明日の検査の説明。

       朝6時に浣腸。 きゃー、またもアブノーマル ☆\(ーーメ)
       内服薬もその時に服用。

       8時にT字帯(早い話がふんどし)と検査服に着替えて、
       8時半に鎮静剤を打った後、ストレッチャーで検査室へ移動。

       お腹を少し切って、そこから笑気ガスを入れてお腹を膨らませ、
       腹腔鏡というお腹の内部を見る検査器具を使って肝臓を眺め、
       生検針を肝臓にブスリと刺して肝臓の細胞を採る。
       その後、刺したところから出血してないか確かめてから、
       ガスを抜いて、おしまい。約30分ほど。

       お腹がガスで膨れているので、検査中はいつも息苦しい。
       生きながらにして解剖されているカエルの気分。

       お腹の中を棒でかき回されている感触は、
       滅多に味わえるモノではありませんぞ。
               クセになりそう。 ☆\(ーーメ
  
       明日は一日食止め、水もダメ。
       でも口の中が乾くので、氷は舐めてもOK。

      親戚の伯父さんから病院に電話があったとのこと。
      やな予感。

       電話を掛けてみたら、
       案の定、以前から危篤だった叔父さんが今日亡くなったとのこと。
               4月1日、冗談じゃない。

       まだ、葬儀の日程は決まってないらしいが、
       普通に考えれば、水曜日がお通夜。木曜日が葬儀か。

      電話を掛けにディルームに出たついでに、院内の桜の写真を撮る。
      ライトアップの装置は、夕方には撤去されていた。残念

18:00 夕食の時間だけど、順番が回ってきたので、先にお風呂に入る。
       一人用の浴室。
       湯船にお湯を張り、その間に身体と髪を洗って流し、ドボンと湯に浸かるだけ。

       温泉の湯あたりであろう。足に軽いかぶれが見られる。
       踵の皮がいつもより多くふやけているのも、温泉の影響か?

18:30 夕食
       ご飯、ジャガイモのみそ汁、大根のホタテ味サラダ、鶏の胡麻だれ焼き、
       オクラの醤油和え、グレープフルーツ、ほうじ茶。

      豪勢と思うなかれ。
       朝昼夜の3食合わせて1500キロカロリーぐらいだから、
       ご飯とみそ汁は1杯だけ。
       鶏はうすっぺらいのが4切れ。
       オクラは1本が二つに切り分けられ、
       サラダは牛丼屋のカップサラダの半分にも満たない。
       グレープフルーツは1/4。

           でも、明日は一日絶食なので、この少量すら食べられない。
              とはいえ、この量の食事に慣れると、ダイエットが本当に楽になる。

19:00 準夜勤のナースは◇◇さん。
      仕事に関連するビデオをパソコンで見る。

20:00 従兄弟から携帯に電話がかかってくる。
       叔父さんは、今日のお昼頃亡くなったとのこと。
       苦しまずに逝ったけど、臨終には誰も間に合わなかったらしい。
       葬儀は、やはりお通夜が水曜日の夕方。告別式が木曜日。

       どう見ても水曜日に退院するのは無理。
       ということで、今、入院していることを伝え、今回は欠席。

      かなりドラマティックな人生を送ってきた叔父さんなので
       (父は若くして戦死、自分も特攻隊だった人で、
        出撃の1週間前、敗戦になったため生き残り、
        その後、5人兄弟と実母を抱えて、
        亡き父の事業を立て直していった人なのだ)、   
      その葬儀には立ち会いたかったのだが…。

      このまま叔父さんの顔を見ずに、お別れとなってしまうのか。
      こんなことになるなら、早い内に会いに行けば善かったかなあ…。
      後悔先に立たず。

      歯を磨く。

21:00 就寝

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2013/04/13 23:07
>Luciaさん

Sの後に母音が来ると濁るんです。
子音だとシュという音になります。

Spiegel シュピーゲル 鏡
Stadt シュタット 都市

 
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2013/04/08 11:20
そっかぁ、独語読みだとジーメンス、になるんだよね
頭のS+母音は濁るって、そういえば習ったような。。。


伊語読みだとスィーメンスなんだ(シーメンスではなくてね)
姑が昔、イタリア支店の社員食堂で働いていたから
SIMENSって、けっこう馴染みのある響き
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2013/04/06 14:43
>うとうとさん

無事、生きて帰りました(笑)。

その壮絶な検査は、極楽入院日記その2で。
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2013/04/05 21:28
お帰りなさい。
初日から昼食抜きのおもてなし?を受けた極楽での日記、つづきが楽しみです^^

前にブログで気にされていた叔父様・・
安寿さんの入院日に、ひっそりと退院なさったんですね・・お悔やみ申し上げます。



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