Nicotto Town


天使の棲む街


魔女とほうきとガラスの靴


先日、知人の誕生日でした。
以前やっていたネットゲーム経由の知人でしたので、
私がニコに拠点を移してからはあまり頻繁には交流はしていません。
しかしながら、連絡は数か月に1度程度ではありながら細々と交流が続いている
数少ない歳の近い知人です。
誕生日というイベントで何かしらきっかけもなければなかなか連絡もできないので、
久々にメールを送信してみました。

朝出勤途中のバスの中から送ったメールへの返信が届いたのは夕方でした。
そしてその返信されてきたメールには結婚を匂わせる報告がありました。

ちょっと前までは親に言われてお見合いさせられていたけど
本人はその気があまりなくてむしろ嫌がっていたはずなのに…意外な報告です。

その後電話で直接話してその件に関していくつか聞いてみました。

最初は結婚に関してあまり前向きではなかったけれど、
年老いていく両親の顔を見ていたら結婚しないとと思った事。
そうしてお見合いをしていたらたまたま今の相手は自分の趣味(ゲーム)に関して
比較的理解がある反応をしてくれた事。
ただ、その相手はバツイチの子持ちである事。
子供には会ってないので、結婚に行きつくかは未定…だけど前向きに検討中との事。

色々と話を聞いた後、「そっちも頑張って相手見つけろよw」と言われ電話を切りました。
電話を切った後、感じたのは少しの脱力と消失感。

会話をしている最中は平静を装っていたけれどショックだというのが正直な感想。

彼とはとあるネットゲーム内のギルドメンバーで、
直接面識はなかったけれど、一番気の合う仲間の1人でした。
上手く言えないけれど、何となく波長が合うのと
たまたま私のキャラのメイン職業がヒーリング系魔法使い、
彼の最初のメイン職業がナイトという、
絵に描いたような典型的なカップル率の高い組み合わせというのもあって、
ギルド内では夫婦漫才コンビと呼ばれていたこともある関係でした。

まあ、実際に付き合ってはいませんでしたけどねw

それでもやっぱりそう言われていた異性を少しは意識するのが人情ってもの。
リアル世界でも同じような状況に置かれると意識するのはよくある話。

実際問題、私が色々あってそちらの世界からはほぼ足を洗った現在でも
メアドや携帯番号を交換して細々とながらも関係が続いていたのは
お互い恋愛感情とまではいかないまでも、
何となく気にかかる存在であったのでしょう。

いつか冗談っぽく「お互い○歳までに結婚できなかったら結婚しようかw」
なんて会話もしていた相手でした。
それ故に置いて行かれた感が半端なくて、喪失感に襲われたのでしょう。

ただ、最初話を聞いた時は、
本当にただ単に自分の条件に合う(ゲームに理解)ってだけで
妥協と両親の為だけに無理して結婚するのかと思ってもいたのですが
よくよく話を聞いていると、どうやらそれだけでもないような…。
実際にその相手自身の事もそれなりに気に入っての上で
覚悟を決めているように感じ、ああ…そうか。と、そこで初めて思い至りました。

状況の変化が怖くて行動できないのは自分だけだったのだ。
”いつか”という言葉で決断を先送りにして
”もしかしたら”自分の物だったかもしれないガラスの靴を
他の誰かに渡してしまっていたのは自分自身に他ならないんだと。

事実、私は今までに何度かいい感じになった相手が居ても
いつの間にか他に彼女や気になる女性ができて~というパターンを繰り返してます。

童話「シンデレラ」に登場する魔法使いは
何故、シンデレラに魔法の靴を与えたのでしょう?
ボランティア?それとも正義の味方?

以前私自身、魔女のほうきの事に関するブログを書いた事がありました。
女の子は2種類の人種がいて、お姫様になる子と魔女になるタイプ。
ガラスの靴をうまく使って結婚にたどり着くお姫様と
持っていたガラスの靴を他人に渡して独りを貫く魔法使い。
それはつまりシンデレラの縮図です。

シンデレラが王子様と結婚できたのは、
綺麗なドレスとカボチャの馬車、そしてガラスの靴があったからではありません。
彼女はガラスの靴を履きこなす才能があったから
王子様のハートを射止める事ができたのです。

私はこれからの人生も、
-ガラスの靴を見つけては上手く履きこなせず他の人に渡してしまう-
そんな人生を送り続けるのでしょうか?
そう考えたら何とも言えない気持ちに襲われ、途方に暮れるのです。

アバター
2013/06/01 22:09
>しゅぽぽ様

この文章を書いていて何故か「ダンスはうまく踊れない」という曲のタイトルを思い出しましたw

靴というのは結婚と言う目的そのものではなくあくまでも
(王子様の待つお城へ行き、彼を魅了する為のダンスのステップを踏む為の)手段の象徴とするのなら、
所変わればスニーカーであれ、ローヒールであれ何でもいいのです。
でも恋愛下手の人というのは靴が変わっても履きこなせない事が多いのですよ(´・ω・`)

原書の「シンデレラ」には魔法使いのおばあさんもカボチャの馬車も出てきません。
シンデレラは自ら縫っておいたドレスと隠しておいた金の靴を履いてお城に乗り込んだのです。
それが時間を越え、魔法使いが登場したのは何故なんだろうと考える事があります。

一つは分かりやすく、シンデレラにお城へ行く手段を与えられる
便利な存在である方が良かったというのはあると思います。
ただ、魔法使い=未婚女性の象徴と考えると
下手したら原書よりも残酷かつ皮肉な意味合いにも取れるのですが
考え過ぎ…ですかね?
アバター
2013/06/01 21:56
>りら様

う~ん…思い描ければいいのですが
あまりにも長い期間何とも窮屈な恋愛ばかりしていたせいか
上手く想像する事すら難しい現在です(´・ω・`)

ある程度年齢を重ねていくとどうしても理想の男性とやらが
独身である率が圧倒的に下がってしまうのが敗因ですね(つД`)

で、でもアドバイスを取り入れて何とか頑張ってみたいと思います><
アバター
2013/05/19 19:15
シンデレラに対する魔法使いの行動は ボランティアでも 正義の味方ということでもないと思う

シンデレラが苦境のなかでもけなげに働いていることから 
魔法使いのもつ力の範囲で ご褒美として ほんのイットキ楽しい時間を提供したんだと思う ^^

シンデレラの場合はガラスの靴だったけど
ガラスの靴を履きこなすことが難しいのなら
スニーカーでも ローヒールのシューズでも 自分の足にあった靴を履けばいいんでないのかなぁ

少しは 曖昧なくらいの方が息苦しくなくていいと思う (^_^)v

アバター
2013/05/18 16:44
理想の男性と綺麗なドレスを着てガラスの靴を履きこなす自分の姿をイメージして、ふたりの心が通い合い幸せに暮らす事を積極的に思い描いて行かれてはいかがでしょうか。
今は想いが実現化するスピードが速くなっている時だそうですから。



カテゴリ

>>カテゴリ一覧を開く

月別アーカイブ

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.