Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


わたしはメリーゴーランドを見て来ました。


「わたしはメリーゴーランドを見て来ました」

この物語はボクの過去の記憶を元に綴られている。原作は漫画である。記憶を元に綴っているので、原作とは違う部分があることはご配慮願いたい。


 物語の主人公は少女で、それも五歳で、余命 一ヶ月だった。

そんな少女が病院を抜け出して・・・空手で全国優勝した選手と巡り合う。

空手の選手は高校生だが、「あなたには空手しかないの!?」って言われて失恋中だった。

彼は遊園地に行ってメリーゴーランドが見たいと言う少女を何故かほっておけなくて・・・彼女のために動くことになる

理由は・・・一つの事に一途な部分が、空手が好きな自分と重なったからだ。そして彼女に否定された自分の人生は正しかったのか、悪だったのか、知りたかったのだ。

そんな自分の本心が底にあるとも知らず、高校生の彼は遊園地に行くのを邪魔する少女の兄の追撃を交わして行く。

少女の兄は警官で・・・同僚たちに嘘をついて高校生の彼を誘拐犯として追い詰めて行く。

追い詰められて・・・土管の中で、高校生の彼は「なあ、よくがんばったよ。もう、病院へ戻ろう」

と、切り出す。

少女は天国の話をしだした。

「天国に行くとね・・・あなたは人生を楽しんで来ましたか?」って聞かれるんだって。

「でも・・・わたし、本しか読んでないから。だからね・・・メリーゴーランドを見るの。わたしはメリーゴーランドを見て来ました。って言うの。一つの事を一生懸命やれば神様も笑ってくれるよね」

高校生の彼は泣いていた。

空手しかないで、十分じゃねえか。オレは馬鹿だった。

そう、思い直した彼は、周囲を囲んだ警官たちを見事に倒してしまう。

本来の彼の空手が戻ったのだ。

そして・・・遊園地に辿り着いて、少女はメリーゴーランドを見る。

その少女は見た瞬間、最高の笑顔になり、そのまま死んでしまう。

それを見た兄は高校生の彼に「ありがとう」と、伝えてその場を去る。

高校生の彼は・・・金メダルに輝く空手選手になった。

「この金メダルをメリーゴーランドの少女に捧げる」

ボクは二度泣いた。

あい

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2013/11/21 16:21
こんにちは^^

このお話ね、大きな夢を叶えるときは、何かを犠牲にしてしまうのかも、
しれないなって、そんな風にも、感じました^^




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