Nicotto Town


天使の棲む街


Blue Carbuncle


シャーロックホームズのお話の中に「The Adventure of the Blue Carbuncle」

という表題のついたストーリーがあるそうです。
邦題では「青い紅玉」、「青いルビー」、「青いガーネット」等と訳されているようです。
恥ずかしながらそれほど読書家でない私は未読なのですが
カーバンクルは本来「燃える石炭」を意味する語で、
丸く磨き上げられたカボションカットの柘榴石(ガーネット)の事。
それが転じてルビー等の赤い宝石も指すようです。

しかし作者であるコナンドイル自体、宝石に関してはあまり詳しくなかったのか
はたまた架空のお話だからという事なのかは不明ですが
宝石についての記述が不明瞭かつ、間違いがあるとかで
この青い宝石の正体は、結局作中の表記からは詳細は不明のようです。

ただ、青いルビーはサファイア(ルビーとサファイアは本来同じ石)であること、
玉”というのは言葉として矛盾が生じること、
本来カーバンクルは柘榴石を指すこと
…から、ルビーである可能性は低いようです。

また、コナンドイルが生きていたと思われる時代に
青いガーネットは発見されていなかったという説もあり、
また、作中でホームズが「この40グレインの炭素の結晶のために」と語っている部分があり
(炭素の結晶ならばブルーダイヤモンド?という事に…)
ガーネットであるという保証もありません。

本来ガーネットは無色・褐・赤・橙・黄・緑・黒などの色があるようですが
青いものは存在しないと思われてきました。
ただ、最近は一部の地域でわずかにその幻の青いガーネットが採れるのです。
もしかしたらコナンドイルはこの宝石の事を言っていたのかも知れませんね。

ただし、この青いガーネットは非常に希少で1カラット以上のもので
しかも良質なものはほとんどないようなので
やっぱり想像上の幻の青い宝石なのかも知れませんw
青い鳥とか、青にはどこか追い求めてやまない理想が込められた色ですしね。

正直ここから本題なのですが、この幻の青いガーネットに心を惹かれて
先日ネットで購入してしまいました^^;
幻の青い~なんてただでさえ心惹かれる魅力的な響きなのに、
なんとこの青いガーネット、カラーチェンジガーネットなのです。

太陽光や蛍光灯下では普通にサファイアのような青い石なのですが
白熱灯の下で見ると本当に赤くなるのです。
しかも光の具合や角度によってピンク~バーガンディに変化するのがまた楽しい。
太陽光の下でも時折、青の中に赤い色が見え隠れして
まさに冷静と情熱の間!!wという感じです。

カラーチェンジする宝石というとアレキサンドライトが有名ですが
アレキ~は青緑→赤の変化なので個人的には青→赤へと変化する
このベキリーブルーガーネットの方に心惹かれました。

何で青に黄味を帯びた光を当てると緑じゃなくて赤になるんだろ~?とか
(どうやら黄の光を吸収するらしい?)
色々興味深い石で色ヲタクとしてもこれからしばらく楽しめそうです^^




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