Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


少し不思議な世界へ旅立ってしまいますよ


不思議な世界への旅立ち。

ボクには現実世界で嫌いな人がいます。

その人はボクよりも年上で今年で40歳を迎える立派な?大人です。仮に名前をゲンゴロウと名付けます。

ゲンゴロウさんは雨が降ると仕事を休む事になる素麺の箱を作っています。

ああ、寂しいな。あいつ、どうしてるかな。少しからかってやるか。

ゲンゴロウさんは卑猥な言葉で、年下のリルル・ガランドに手紙を送りました。

lineというスマホの最新機器です。

このスマホって奴は便利になったけど、手に負えない部分があって困るよな。まあ、はなし放題のプランのお蔭でだいぶ電話代は助かってるけどな。

反応無しか。まあ、予想通り。

じゃあ、いつものあいつに電話でもするかな。そうしてダイヤルを押して電話をかけてみましたが、つながりません。

なんじゃいや・・・ちぇ。今日は雨が降って来て仕事は途中で終わるし・・・しゃーない、ビールでも買いにスーパーでも行くかな。自分の家とスーパーとの間を行ったり来たりか。わし、いつからこういう生活をしよるんやろ?このままでええんかな。誰かわしの生活を変えてくれんかな。

おっ。リルルから珍しく返事が返ってきた。はは、珍しい事もあるもんやな。
スーパーの中、さむぅ。えーっとビールの棚はあった、あった。これこれ。このビールやがな。わしの人生の楽しみや。

二時間後。

うぃー。酔っぱらた。リルル、何しとるんやろな?ちょっと聞いてみるか。

あれ、反応ないな。もう、30分も放置プレイか。ひどい奴やな。げ。やっと返ってきた。寝てた?さらに寝るんかい。腹立つな。ちょっと遊びで送ってみちゃるか。おっ、向こうも乗ってきた。
なんや、最後は逆切れか。まあ、あいつらしいかもな。こいつはでも不思議な奴やな。ちょっと変わってるけど。そういえば死んだ後の世界があるとか、いいよったな。・・・40か。わしももうすぐおとんの死んだ年になるな。死んだらみんな悲しんでくれるかな。ゲンゴロウはええやつやった。って言うてくれるかな。言わんかな。・・・わし。ああ、あかんあかん。こういう事考えるのは嫌いなんや。そう、嫌いや。何で死んだ後の事なんてあいつ言うたんやろな。明日は仕事したいな。今月もこのままやったら来月が極貧になる。ああ、雨の降る時期はつらいわ。わしも旅行とか行きたいわ・・・もっと。もっとなんやろな。

ああ、やめよ。もう寝るで。寝るんが勝ちや。

ゲンゴロウは布団にもぐりこんで寝た。

頭に浮かび上がるのはAUショップにあの事聞きに行きたいなぁ。でも、食事代をおごる金も今月は無いからな。わしって惨めやな。どうしたらええんやろ?

誰か助けてぇな。

ゲンゴロウは車を持っていない。だから、他人にご飯をおごって、自分の行きたいところへ連れて行ってもらっている

律儀なところがある青年。

リルルは、ゲンゴロウになってみて思った。

ゲンゴロウさんも救われたいんやな。

ボクが抱えていた苦しみとは違うけど。

同じ立場に立ってみて初めてわかった。

ボクは久しく忘れていたが・・・プロセスワークというものである。心理学の本を読んで久しぶりにやってみたというか、思い出した。

これをやるのは29歳の時に自殺した父親の気持ちをわかりたくてやった。

プロセスワークはできうるかぎり本人、相手になって考え、相手になって考えを紡ぎ出して行くところに不思議さがある。そしてやった後は人生観が変化するという点である。

やってみて怒りはおさまり、以前よりも違う視点でゲンゴロウ(仮)を見ることができるようになれた。少し不思議な世界への旅は楽しんでもらえただろうか。

ここまでお読み頂いて、感謝いたします。ありがとうございます。


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2014/08/19 21:25
このプロセスワークには続きがあります。

次の日、何故かボクはゲンゴロウさんに電話しました。そしてゲンゴロウさんをauショップに連れて行き、スーパーでおやつをおごってもらいました。その上、ボクの生活不用品を引き取り、また食事をおごってくれるそうです。

シンクロニシティ。

奇跡はあります。

素晴らしいw

あい



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