Nicotto Town


三魅せつな33変人日記


大人が見る漫画


ゴルゴ13、弘兼憲史作人間交差点(ヒューマンスクランブル)同じく弘兼憲史作島耕作

島耕作はビジネスマンバイブルで有名で数十年間の社会情勢が色濃く書かれています。

次にゴルゴ13これも狙撃。殺人有りですがこれも40年以上の社会情勢が

はっきり判る作品です。

トリック有りテクニック有りです。

しかし人間交差点も負けてません簡単に言えば色んな人間のドラマで

一話完結ですがこれが又非常に面白い一つの御話に例を上げますと

別居中の妻が夫の職場に子供を連れて来ます。

子供は母が悲しそうにしてるのを気にしてました。

父はいつも陽気ですそして子供は母親を楽させてあげたいと嘘を着きます。

「父さんがね・・・もう来なくていいって。」

そして数年後子供は大きくなり結婚して子供を産みます。

その子供も多忙を極めるサラリーマンとなりますそして彼の子供も

「御父さんは会社の社長」って嘘を着きます御父さんは怒って子供を引っ叩きます。

これに驚いた夫人はは疑問に思い訪ねると

「おふくろを開放させたい事を願って父さんがねもう来なくていいって・・・嘘を着いたんだ

母親は俺の嘘を信じ込んで父親に正式な別れを告げたんだ。」

「そしたら御父さんは?」

「父は自殺した・・・」

子供はささいな嘘で父親を自殺に追い込んだのをずっと気にしてたんですね

実に現実に有りそうな話でした。

もう一つはある刑事が犯人を追ってました実はこの犯人は刑事の学生時代の

勤めていた工場の班長で刑事の恩人でした。

しかし班長は保険金殺人を犯してしまいます。

刑事は責めて会って自首を勧めるたい為に張り込んでいました。

刑事はかつてカリント電車(集団就職時代に走っていた電車現在廃線)の有った所に

現れると張り込みます。

何故ならこの時代貧しくても皆輝いていたひょっとしたらあの頃に戻りたいと思うから

って直感が働いたんでしょう。

その直感が当たりました班長はそのカリント電車の廃線に戻って来ました。

しかし刑事が駆け付けた時には班長は死んでいました。

自殺でした。

張り込み先のお上は「自分も母親の商売嫌いだったのに私もここで母親と同じ商売を

しているみんな昔の馬鹿みたいに一所懸命だった自分の姿を求めてやって来る

刑事さんの言った通りカリント電車のせいなのかも・・・」

そしてこうつぶやきます

馬鹿みたいに一所懸命だった自分の姿が懐かしいなんて・・・と

正に団塊の世代の人が賛同する御話でした。

正に大人が見る漫画ですね。

地味ですが非常に良作な作品でした。                

アバター
2015/07/21 14:56
続きですその刑事はゴルゴ13に自分を殺害を依頼最後にその元刑事の頼みで午後7時になったら杖を動かす
右は芹沢吾郎だと告白左は芹沢吾郎では無いとどちらかの選んで狙撃してくれとゴルゴ13に依頼します。
しかしゴルゴ13は杖が真ん中の時に狙撃した為返答はわからずじまいそしてゴルゴ13は登場しません。
当然台詞も有りませんこれゴルゴ13の単行本なら判りますが雑誌掲載ですと妖刀さんの感想の通りゴルゴ
まだ?とかゴルゴ13の出番はこれだけ?って作品は大抵は大規模でゲストキャラの方が判り易くスムーズに
お話が進むって所です又戦争のエピソードはゴルゴ13の年も考慮してしまいますからこういう事も
有るんですよ。
アバター
2015/07/21 14:43
妖刀さんこれはちょっと訳が有るんですこれはゴルゴ13を簡単に出してしまいますと話の先がだんだん見えて
しまいます作者のさいとうたかを先生が何故ゴルゴ13をだんだん無口にしたかと言いますと一つは陳腐な発言
ゴルゴ13のイメージ崩したく無い事とこの作品はゲストキャラは大抵一度きりですので(刑事数名
ジャーナリストワシントン等、ヒューム郷後に死去、ディープマッカートニー、メイクアップアーティストは数回登場)そのキャラを喋らせて話進めた方がエピソード自体も広がるし話が面白くなるからです
それにゴルゴ13が語らせてしまいますとそのエピソードの出てくるキャラクターが全く生きて来ないから
ゴルゴ13は予想以上に知識豊富って設定ですから妖刀さんが見たエピソードも農業政策を推進の思惑も
ゴルゴ13に簡単に指摘されるのがオチになるから何ですもう一つの地下鉄工事のエピソードもゴルゴ13に
取っては容易な依頼ですので実際ミステリーの女王やシステム・ダウンはゴルゴ13を後一歩手前まで
追い詰めてミステリーの女王は戦闘機購入して追い詰めた張本人戦闘機突っ込んで殺害
システム・ダウンはゴルゴ機関全て破壊関連した全ての人物マーク以外殺害システム・ダウンに似た
エピソードもゴルゴ13の資産全て売り連絡網全て破壊したエピソードも有りますから大抵そのエピソードは題材の内容重視したくてゴルゴ13の狙撃場面とアクションは余り重視しないエピソードも
有りますからね確かにゲストキャラが目立ち過ぎるエピソードも有るんですよ例えばゴルゴ13、27巻の
芹沢事件のエピソードは芹沢吾郎ってゴルゴ13似のキャラクターが出て来ますエピソード自体は
元刑事二人で芹沢吾郎の子供のころ芹沢家一家殺人事件が発端ですが後に使用人二人が殺され妹も
兄吾郎に会った後行方不明になりますそして刑事を捨て吾郎の足取りを追った刑事はこう推理します
芹沢家は殺し屋の一族その報復に一家は依頼を失敗した母親は殺害しかしまだそれを受け入れられない
吾郎は私情で一家を殺害助かった妹はそれを指摘そして妹は
「一人の殺人者として生きて。」と言い残し自決吾郎は妹の死体をバラバラにしホテルのトイレに
流したと刑事は推測し実際試したら出来たともう一人の元刑事に教えますそして吾郎は後整形し
ゴルゴ13となったと推測します整形した理想の顔はゴルゴ13だと
アバター
2015/07/21 13:00
ゴルゴの古本を買って読んでいたらゴルゴがさっぱり出てこないので違う漫画を買ったかと慌てました。
米作り農家の支持で政治家になった男が農機具メーカーを誘致して田舎の就職問題を改善しようとするのだけど、発展途上国相手に農業政策を推進したものの失敗。
そのあおりで、農機具メーカーの思うように増えず政治献金がもらえない、という複雑な話。

それとは別に戦時中にソ連相手に売国的な外交をやっていた証拠の手紙を地下鉄工事で探す、という話。
政治の話が大半でゴルゴの出番は最後の方にちょっとだけ。

作者は漫画を分業制にしているらしいけど、ゴルゴの出番がほとんどない漫画なんか描かれたら読者は困惑するしかない。



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