魔力の根源・・・そして愛への大転換
- カテゴリ:日記
- 2015/03/23 22:11:59
世界を拒絶し、自分さえも拒絶するということは
魔力の根源を表している。
アナと雪の女王を見ていない人はネタばれになるので読み飛ばしてもらってかまわない。
またはこれ以降見る気が無いのなら読んでもらいたい。
女王エルザは魔法によって、妹を殺しかけた事で自分を拒絶していく。
また、それまでの妹と楽しく遊んでいた世界そのものを拒絶していく。
魔法の力は衰えるどころか、増していくばかり。
拒絶すればするほど、魔力は増幅される。
そして人間の体は魔力を溜め込んで生きていけるようには作られていない。
魔族にでも生まれ変わらない限り・・・。
エルザはとうとう魔力を爆発させる。
その魔力によって国中が冬を迎え、海は氷り、何もかも停滞させてしまう。
その事をエルザは後で知る。そしてさらに自分を拒絶して、世界を拒絶していく。
そうやって拒絶し続けた人間にだけ見えるものがある
自分の存在こそが罪と思ってしまう人間にだけ見えるものがある。
それが影だ。
影が見える事はすごい事でもなんでもない。
生命力を失い、生命力のほとんどを使い、
影というとてつもなく大きなタルパ(人工生命体)を作り出してしまったのだ。
・・・影はあなたの命だ・・・。
エルザにとっての影は妹だった。
魔法を使えない妹、誰とでも仲良くなれる妹・・・。
その妹が、自分のかけた呪いによって氷になりながらも・・・アナはエルザの命を助けたのだ。
ボクは涙が止まらなかった。
そしてエルザは妹を抱きしめる。
涙を流して・・・。
妹を慈しむ時、影を慈しむ時。
すべての魔力は愛へと大転換する。
影こそが・・・実は自分の生命エネルギーを自分に与えてくれる唯一の存在だと知ったら・・・
手を離さない事だ。
例えあなたが影に拒絶という呪いをかけても・・・
影はあなたを助けるためにあなたの前に現れる。
意識を意識する。
あなたが望む事が死にたいであれ、
誰かを殺してやりたいであれ、
誰かの愚痴を思いっきり言いたいであれ、
そんな事しか思えないほど・・・
生命力をすり減らしてきた悲しい自分を
認めてやることだ。
自分の五感を抱きしめてやることだ。
あい
コメントありがとう。
嫌悪と愛は紙一重。
ボクは表裏一体という言葉が好き。
以前、タルパは影とは違うと、ブログで書きましたが・・・考えなおしました。
影もまた・・・とてつもなく大きいけれど・・・タルパに違いないと。
あい
嫌悪と愛は紙一重とはこのことなのかな?