Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


メフィストフェレスと誰か・・・。


われが与えるは破壊と絶望。

そう言われて喜んでいる。

「・・・」

「メフィストフェレス・・・何故黙る」

「貴女は人か?」

「さあ、そんな事にはとんと興味が無い」

「破壊されたいのか、それともわれを試す?」

「わたしを破壊?貴様ごときが?わたしを?」

「・・・」

「メフィストフェレス・・・何を怯える」

「貴女は何者だ?」

「悪魔と悪魔の対決は怯えれば負け」

「・・・同族?バカなわれは魔王と同じ力を持つモノぞ。ありえぬ、ありえぬ・・・われの何倍もの魔力を持つモノなど!」

「・・・わたしは人間だ。メフィストフェレス」

「貴女は人間?人間だと???」

「わたしは人間だよ。メフィストフェレス。ほら、いるだろ?人間の姿を好む両目の無い悪魔が」

「・・・魔力の根源・・・ある時は宵闇のローブ、ある時はホワイトダイヤモンド」

「思い出してくれて嬉しいよ、メフィストフェレス」

「われを呼んだのは何のためだ」

「わたしは白き糸(虚無)を。あなたは銀の糸(絶望)を。織り上げたいのだ・・・久しぶりに・・・主のために。畏れおおきニュクス様のために」

「・・・われが与えるは破壊と絶望・・・」

「そう、それでいいのよ。メフィストフェレス・・・あなたはわたしを壊し、わたしはあなたを虚無へ」

「・・・」

「二人して自らの棺を編まん」

完。

※黒蜜さんのブログから3日ほど掛けて小説として、それも対話だけのお話として編んでみました。

黒蜜さん、ありがとうございます。

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2015/04/14 22:56
リルルさん、ありがとうございます。
今日の昼ごろ、出先から拝見して、感動しておりました。

「あなたはわたしを壊し、わたしはあなたを虚無へ」
印象に残る言葉ですね。

わたしのホワイトダイヤのあの子は、寂しさのあまり自ら悪い方へと堕ちて行った子なのですが、
リルルさんのブログのように道連れがいれば、もっと違う道にすすめたのかもしれません。
リルルさんのお話であの子も少し救われたのじゃないかな。
ありがとう。リルルさん。




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