旅の始まり
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/04/16 01:06:54
命、消える時。
看取ってくれる人がいたら・・・
ボクは「生きたい」と言うだろう。
そう言ってカッコ悪く目を閉じるかもしれない。
いつか死ぬ。
だから問う。
今、命を終えてもよいか。
そう問えば・・・何故か・・・
そうどうしてか
どういうわけか。
たくさんの絆が映像になって見えてくる
背負っている・・・
いや、生かされている
そう感じる。
死は旅の始まり。
この言葉が好き。
あい
命、消える時。
看取ってくれる人がいたら・・・
ボクは「生きたい」と言うだろう。
そう言ってカッコ悪く目を閉じるかもしれない。
いつか死ぬ。
だから問う。
今、命を終えてもよいか。
そう問えば・・・何故か・・・
そうどうしてか
どういうわけか。
たくさんの絆が映像になって見えてくる
背負っている・・・
いや、生かされている
そう感じる。
死は旅の始まり。
この言葉が好き。
あい
約束
私が小さかった頃
「お母さん、今夜はカレーがいいな」と言うと「わかったよ」と笑って指きりした。
学校から帰ってくると、玄関を入るなりカレーのいい匂いがして、とてもうれしかった。
近所の仲のいい友だちとよく遊んだ。
夕暮れ、「明日もこの続きね」「指きりげんまん」と言って石ころや木の棒を隠れ家に隠して家へ帰った。
そして、次の日も次の日も泥まみれになって遊んだ。
大人になって、今
お年寄りの方と接するとき、手を添えまた今日も会えたことを共に喜ぶ。
そして、「またね、お元気でね」「暖かくして休んでね」「風邪ひかないようにね」と声をかける。
「うんうん」と笑っておられる。
手をそっと握ると
「あなたの手は暖かいね」と笑っておられる。
子どもの頃と違って指きりはしなくなったけれど、手を重ねる。
また、お会いしましょうねと心で約束する。
目には見えないけど、やさしい気持ち
温かい気持ち
うれしい気持ち
大切にしたいと思います。
見える絆たちにも、「ありがとう」と。
そして、やっと終われるのだな・・・と安心しきって目を閉じると思います。
人によって、違うのでしょうか。。。
いつも、ありがとう。