Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


ふりしきる雨の中、空を見上げて


雨の音を聴くと

心は躍り、外に出て、山を見上げる。

ちょうど空と山の境目に

龍はいる。

また木洩れ日の中を歩けば、とんがり帽子を被った妖精たちに巡り合う。

河原の六年、ずっと話し続けた木のそばに行くと精霊に出逢う。

夜の山を見上げれば、魔王に出逢う。

これらは全部、夢なのかもしれない。

ボクの見ている幻想。

他の人にはまったく見えない世界なのかもしれない。

それでもいいのだ。

医師は語ってくれた。

「君はそういう人には見えない美しいモノ、怖いモノが見える。それが人よりはたくさん見える。それが見れなくなるのはもったいなくないか」

もったいない。

そう思った事はなかった。

自然に見えるし、怖い思いもしたし

しかし見えない人にはそういうモノかもしれない。

そう感じた。

雨は好きだ。

曇りも好きだ。

晴天も好きだ。

ボクは驚く事に、どの天気でも満月を見て来ている。

雨の日は、1時間だけ雨が止み、雲の隙間から見えた

曇りの日も、ほんの10秒ほどだが、雲の隙間から見えた。

晴天の日は場所さえよければ、必ず見える。

月に愛されている。

ボクは人生最初の無償の愛を月から受け取った。

あい




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