Nicotto Town


まいご活動中!


メガネ


「家族への感謝の気持ち」とは少し違うんだけども、
娘の目のお話をしたいと思います。
私も、夫も目は良くて、メガネとは無縁の生活でしたので
娘の目が悪いと知ったときはかなりショックでした。
「斜視」という目の病気をご存知でしょうか?
左右の目に視力差があるため、ピントが合わずより目になったりするのですが
2歳の娘の表情がおかしいことに気がつき、すぐに視力検査に連れて行きました。
大きな病院での詳しい検査を勧められ、大学の附属病院に行きました。
9時の予約で、8時に家を出、8時半には診察の手続きを済ませ、
まだ0歳の下の子を連れて順番を待ちます。
まずは娘だけ検査室に連れて行かれ、終わってから医師の診察待ち。
呼ばれるのはお昼頃。
塗り絵だの絵本だの時間を潰すいろんなグッズを持って、
おむつだのおやつだの大きな荷物を抱えて、一人では無理なので
夫の休みの日や、無理な時は夫の母に応援を頼んで通っていました。
「弱視」と診断され、右目が0.5、左目が0.1ということでした。
普通に絵本を読んでいたので、娘の目がそんなに悪いとは思いもしませんでした。
長い待ち時間もなんとかおりこうにいてくれたので
その点は楽でした。

視力というのは赤ちゃんから6歳までに成長して
とまり、6歳になるとこの治療は難しいようです。
娘の症状は、軽いというか本の初期というかだったらしく
「お母さん、よく気がつきましたね。」
と言われましたが、そのときはこどもとずっと過ごしているんだから
普通気がつくやろ?と思いましたが、
私以外のだれも、娘がそんな表情をすることに気がついていませんでした。
診察室で「6歳になってるので、もう治りませんよ。」
って怒られているのも何度か聞きました。
本当に小さな子供にとって、母親というのは命綱なんです。

さて治療ですが、左右に視力差があるため、調整する目薬をさします。
いい方の目はぼやけるように、悪い方の目ははっきり見えるようにするためです。
そうしないと、いい方の目ばかり使い、
悪い方の目は視力が出なくなってしまうからです。
その上、『アイパッチ』といって眼帯と絆創膏を合わせたような
いい方の目を覆うためのパッチを毎日数時間貼ります。
朝起きたら、目薬をさして、アイパッチを貼って過ごすわけです。
小さい頃は、目薬に負け、アイパッチに負け、目の周りが荒れて
可愛そうでした。
その上にメガネをかけます。
なので、一瞬片方の目がないように見えるので、
何度も指を指されて
「あの子、目がない!」とよそこに言われました。
娘も気にして、マジックでアイパッチの上に目を書いてくれと言った時期もあります。
小さい間は、それでもまだ、狭い世界で過ごすので良かったのですが、
さて、『幼稚園』です。
入園前、弟は家にいるのに、自分だけよそへ預けられるのが不安だったのか
「幼稚園に行きたくない。」という娘を、しかもアイパッチなどの
治療もあるので、おそらく先生方のフォローが必要だと思い、
私自身も協力するため、娘の通う2年間保護者会役員を引き受けました。
2歳児の下の子を連れて、毎回着替え一式におもちゃにふたり分のお弁当、水筒。
これまた、下の息子の方もものすごく大人しくて聞き分けがいいので
皆様のアイドル状態になって、ほかの役員さんや、先生方にも
面倒を見ていただきながらの役員活動でした。

おそらく、娘の目のことがなければ、私は自分から役員なんか引き受けなかったと思います。
自分に自信がないですから、自分から積極的にそういうことはしないのです。
くじで当たったり、ジャンケンで負けてしか委員なんかしてこなかったですから。
でも、やってよかったと思います。
胃潰瘍になって、病院に通いながらの最初の一年は私自身大きく成長できたと思います。
ほかの役員さんが気を遣いながら、「まいごさんの娘さんって、右目がないのかな?」と
聞いてくれました。
あぁ、みんな知らないから、不思議で、気になるけど言えないんだな、と思って
幼稚園の保護者向けの教育のお話を園長先生にしていただいた際に
「10分間だけ、私に娘の目の話をさせてください。」とお願いして
みんなの前で紙芝居を作って行って、お話させていただきました。
「あんた、えらいな。」って言ってもらったけど、別にそんなつもりはないんです。
そんな悲観的でもないし、ただ、隠すことでもないので知ってもらったほうがいいだろうと
思い切って、お話しただけです。
それも、『役員』をしていたからこそ、出来た機会です。
一般の保護者だったら、そこまでしませんでした。
それもこれも、子供が可愛い一心で、必死で母親してたからこそできたことです。
子供は親を成長させてくれます。
子供は親をいつも見ています。
私なんかの子供が、小学校の児童会役員に立候補して、役員活動するなんて
思いもしませんでした。
人の陰に隠れて、目立たないように生きてきた私の子供がです。
人生って、面白い。

娘の視力は順調に回復し、メガネの度数がどんどん良くなって、
最後は、ほとんど伊達めがね状態でした。
なにしろ右目はずっとただのガラスでしたから。
今は、メガネをかけていません。
ホントは視力矯正のために何時間かかけるように言われているんだけど、サボっています。
2歳から通い続けた眼科へは、今も通い続けています。(年一回ですが)
健康で、五体満足でいることの幸せを中々、普通の人は実感できませんよね。
治ってよかったなぁと思います。
視力矯正用のメガネをかけている小さい子を見ると、
「頑張りやぁ!ちゃんと治るで!」と思います。

で、中学生になった息子が近視になった時は、
「ゲームやりすぎなんだよ!馬鹿たれ!」と思う私なのでした…。(^^;

アバター
2015/06/24 15:24
あたくしさん

目の悪さは遺伝関係ないんですかね?
私も夫も目はいいのに、二人共メガネになって、トホホでしたよ。
子供はしょっちゅう買い換える羽目になるので、
お金も時間もかかって、大変でした。

反対に私の子供時代なんて、家にTV1代しかないんだもん。
じいちゃん専用だ。
だから私は読書派でした。
アバター
2015/06/24 15:22
nicoさん

そうなんですよ。
人生って、いたるところにターニングポイントがあって、
そこを頑張れば、自分がステップアップしていけるんですね。
私は子供を産んで人生180度変わった人です。
それまで、人生投げてたからね~。(笑)

役員はいい経験でした。
私、おせっかいの世話好きなので、案外向いてたかも!?
ただ、トップに立つよりはサブでフォローする方が好きなんです。
でも、一回成り行きで代表とかやってしまうと、頑張ればなんとかなるって
分かりました。
責任を全部担う覚悟と、一番しんどいところを引き受ける覚悟さえあれば大丈夫!
役員をみんな嫌がるけど、プラス面も大きいんだけどなぁ。
アバター
2015/06/24 15:18
お気楽さん

普通の怪我とか病気の治療と少し違って特殊なので、
周りの理解を得るためには知ってもらうのが手っ取り早い!と。
きっと、その子も同じ治療だったんでしょうね。
アバター
2015/06/24 12:09
私は 近視・乱視で 今は コンタクトです。
やっぱり 小さい時に 母が 私の近視を見抜きました。
親って ありがたいですね♪
でも 父も母も 視力は 全然悪くなかったんですが
突然変異?

TVが 大好きだったので
やっぱり まいごさん同様
「TVの 見過ぎ!」と 怒られましたっけ。。。^_^; 

 
アバター
2015/06/24 10:16
そんなことがあったのですね!

やっぱり母になると我が子の為ならと 頑張れると思います^^
お陰でまいごさんも 役員になり色々幅も広がったり 大変以上に得るものがありましたね^^

娘さんも 感謝でしょうし まいごさんも一安心♡
そしておとなしく居てくれた息子君にも感謝^^

その経験から 役員や現在も続く園芸部会長も続けているのかもですねww

いざ 私に置き換えると 気付いてあげられて居たのか自信ないですもん><
紙芝居も絶対無理^^;
この前 娘のおにぎりのラップの上から
チビッ子のママなら基本のアンパンマンとメロンパンナちゃんを書いたら
「今日のは何の落書き?明日からは 何も書かんでいいけん!」と・・・

蓋を開けた時の笑顔を想像して書いたのにな~><
4歳児に 怒られる絵心のアラフォー母ちゃんでした^^;

アバター
2015/06/24 00:13
(;@д@)お~…そういえば…、小学生の頃同級生がアイパッチを貼っていたなぁ。。。
もしかしたらそのこも同じだったのかもしれません。。。
そういう治療法だったなんて、大人の今になるまで知りませんでした。

出産するまでは大変な目にあったけれど、産まれてから五体満足、
病気ひつとせず育ってくれた我が息子ちゃんは、幸せ者なんだな…と思いました。



カテゴリ

>>カテゴリ一覧を開く

月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.