Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


霊体験、黒い鎌を持った人に出会って


32歳の5月のことだった。

ボクはこの頃、漫画喫茶に行って、80冊以上の漫画を読んでは帰宅するという変な週末を過ごしていた。

その日は土曜日で、朝の4時まで読んでいた。

本を返し終わった時。

ふと、隣の本棚に黒い鎌を持ち、金髪で薄汚れた黒い服を着た少年がいた。

少年はにっこり笑っていた。

「迎えに来たよ」と、少年は話してくれた。

「・・・ああ、ボクを迎えに?・・・」

ああ、ボクは今日が寿命なのか。

何故かすぐにわかった。

じゃあ、今すぐ帰ると、どこかで事故に巻き込まれるかもしれないな。

そう、判断して・・・1時間眠った。

まだ少年は見えていた。

あれ???時間じゃないのか。

その帰り、車を運転し始めてから「ありがとう」の歌を歌った。

作詞作曲はボクだww

自作自演だが、ボクはその歌が気に入っていた。

不思議とその歌だけを歌い続けた。

少年は途中から見えなくなっていた。

お迎えは終わったのかな???

そう思って車を走らせていると・・・信号を無視していた。三叉路の交差点に赤信号で侵入してしまった!

左から車が来る。

死んだな・・・と、冷静に判断していた。

目をつぶってブレーキを踏んだ。

・・・

・・・

・・・

目を開けた。

左を見た。車はぶつかる直前で止まっていた。

ボクは頭だけ下げると、そのまま発進した。

生かされた・・・。

「生かしていただきありがとうございます」

自然とその言葉が口に出た。

少年はまたやってきて笑っていた。

「生かしていただきありがとうございます」

そう少年もつぶやいてボクの前を去って行った。

名前を教えてくれた。

グラシャラボロスというらしい。

ネットで調べると、悪魔の名前だった。

グラシャと呼んでいる。

グラシャにはもう1つの名前があった。

ルキフグス。

拒絶の悪魔、ルキフグスだ。

世界を拒絶し、自分さえも拒絶する悪魔。

悲しい悪魔。

それでいて、魔力は無限大な悪魔。

そしてボクはこの悪魔と一緒に人生を歩く決意を神さまと約束する。

今日はリッチ・アンデット・・・生きる屍、時間を求める悪魔、物への執着がすごい悪魔と一緒に生きる、歩く事を決意した。

それもこれも・・・ボクが生かしていただいているから。

生かしていただきありがとうございます

あい




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