Nicotto Town



風の古い名前


風という文字は「かぜ」と読みます。
日本語で、空気の流れるさまを表す言葉ですね~。

昨日たまたま、私は通院先の駅周辺で、桜が満開になっている光景に出くわしました。
いつのまに!
そんな話聞いてない!
風の強い日だったものですから、もう桜吹雪が始まっていました。
そして南側の日当たりと風当たりのいいところにある桜はほとんど散ってしまっていました。

さてこの風ですが、古くはどうやら「し」または「せ」と言ったようです。
そもそも「かぜ」という言葉も、この「せ」が訛ったものと考えられます。

他にも「し」や「せ」の名残は、
「つむじかぜ」「はやて(せ、が て、に訛った)」「あらし」「おろし」などに残っています。
いずれも「し」「せ(て)」で終わっているところに注意してみてね~。

ところで、アイヌ文化にすらこの言葉が残っています。
アイヌ民族というのはいずれ述べますが、今の日本民族(大和民族)よりかなり後になって北からシベリア経由で北海道まで入って来た人々なのですが、
もともと言葉は部族ごとに違っていたのが、
古くから大和民族と交流があって、そのため日本語が入っていったのでしょうね。

さて、問題の言葉はなにかというと「セタ」という言葉。
これは一種の風の精霊のようなもので、狼または犬の姿をしていると言われます。
風の狼……ロマンティックな響きがありますね。
そのためか、神話のなかでは大きく取り扱われているわけではないのに、
漫画(山岸凉子の『妖精王』に登場した)とか、朝松健の小説(『魔剣(ウェン・セタ)街道』)に顔を出しているのです。

ともあれ、一文字で発音できる言葉は、たぶん日本語の中でもとてもとても古い言葉だろう……と私は思います。
そうしてみると、風は日本人の生活に古来大変関係の深いものだったのでしょう。

柳田国男や折口信夫が述べた通り、
日本人が海から来て、原初は海で漁撈に従事していた民であるとするなら、
風が生活の中で重要であったのも頷けますね~。

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2020/04/21 19:41
>歌留多さん
お久しぶりです!
そうそう、狼の姿をしている、風の精霊であるとか神とか言われているんですよね~。
日本から狼の姿が消えてもう一世紀くらいがたとうとしています。
だから余計に浪漫を感じてしまうのかなあ。
いまだに、「どこそこにニホンオオカミが生きているらしい」というような噂が出たりするらしいです。
ほんとにいたらいいのですけどね~。
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2020/04/21 17:12
レタル・セタ・カムイっていう白い狼神が、風のような存在なのかなって綺麗だなぁと思ってしまいました(^^)
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2020/03/28 21:23
寧ろ… 今現在は ソレを 狙ってる感じかな~?;--)
 この失敗率…宝くじ並みの低確率で…リマスタ願う方が効率的な気がスルぞぉぉ~…orz


でわでわ~ この辺で御話アイ終了って感じで~♪ 御返事は不要としますネ~^^ノ
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2020/03/28 01:41
>kyo5さん
なかなか見つからなかったり、落とせなかったりするとやきもきするけど、
探し続けるのもフリマの楽しみだもんね~。
でもピンクの事務猫ぐるみ、早く落札できるといいね。
人気品だから、どこかでリマスターされるかもだよ。
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2020/03/27 20:30
おぉ~…私の ピンクぅな事務ネコぐるみぃ…ゲットと同じ感じの 目標だね~☆彡
 御互い頑張ろうネ うさ姉ぇ様♪

因みに コッチは ピンク猫ぐるみ様の 出品が減って …相変わらず取引も失敗にて… カナリ内心焦ってますカネ~…orz
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2020/03/27 06:51
>kyo5さん
ありがと~♪
うん、そだね、時々黒うさぎになってみよう。
黒い衣裳はそこそこ持っているんだけど(かなり好きだから)
もうちょっと黒いうさみみを揃えたいな。
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2020/03/26 21:58
*^m^)漆黒な…うさ姉様の魅力は 真白ナうさ姉に匹敵ですョぉ♪
 もっと 自信をモッテ~ …今後は更に【黒ウサ】なコーデをぉ☆彡
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2020/03/25 21:31
>kyo5さん
ありがと~~~~!(ぎゅううううっ)
これ、凄く自信のあるコーデなんだよ~。
だけど白うさぎじゃないから認識されないかと思ってどきどきしてたんだ~。
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2020/03/25 21:30
>jijiさん
う~ん、それはいささか違うようですよ。
まず第一に、現在純粋な縄文人、純粋な弥生人というものはありません。
考えてもわかる事ですが、この二種類の人がいたのは先史時代の話です。
それ以来ずっと一緒に暮らしているのですからね。

さて、沖縄ですが、沖縄の人は言語的にも遺伝子的にも、本州の日本人と深いつながりがある事がわかっております。一番わかりやすいのは折口信夫の論文かもしれません。文化的に沖縄の文化と日本の古代の文化が密接につながっている事が色々と述べられております。

アイヌ人はちと微妙です。北海道にやってきたのは日本に弥生人がやってきたより後の話なのですが、もともとは確かにシベリア経由で来ていまして、文化もシベリアの文化とつながりがあります。
たとえば民話には共通のモチーフが数多くあります。
樺太~北海道にやってきた時には幾つかの部族があって、それぞれ言語なども差異がありました。
しかしながら何百年も前から本州の日本人が北海道からその北まで進出していった結果、
これも純粋なアイヌがほとんど残っていないほど入り交じってしまったんですよ。
彼らの言語などはその結果、東北の人々とのつながりが認められています。
このあたりは金田一春彦の論文がいいのかな……。たぶん。

今現在アイヌだよ、と言っている人は、別にアイヌ民族の血を「弾いている必要はなく」、自分でアイヌと名乗って、アイヌ協会に認定されれば良い事になっています。
(このアイヌ協会は政治的にか~な~り、怪しい存在であるとも告発されているものです)

青木縄やアイヌの人たちが日本人とは別の民俗である、というのは支那の主張でして、
日本の文壇工作によるのです。
つまり、支那によるサイレント・イノベージョンの一環です。
どうかご注意下さい。
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2020/03/25 21:17
(・_・D フムフム… 今回は【風】を題材にした 古語中心の講義ですか~…
 微妙に 歴史?(アイヌ)も入ってるしぃ…


追伸~♪^^
 漆黒ナる うさ姉ぇ様ぁぁ~~☆彡 アヤシイ魅力がマシマシです~♪*>▽<)o‘‘
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2020/03/25 19:18
面白い日記をどうもありがとうございました。アイヌと言えば、アイヌ人と沖縄人は、縄文人で弥生人である私たちとは違うらしいですね。そして、彼らはアメリカのネイティブインデアンたちと親戚だそうです。なので、話す言語が違うのもうなずけるし、文化がかなり違うのも納得です。

日本語は、母音と子音の繰り返しで発音する言語だし、音節も他の言語と違うので、他の外国語を発音するのは、私たち日本人にとってはとても難しいですよね。



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