螺旋階段を降りておりて降りて
- カテゴリ:日記
- 2020/09/22 01:34:29
螺旋階段(らせんかいだん)
どこまで続いているんだろう。
どこまで降りて行けばいいんだろう。
下は見えない。真っ暗なまま。
「ここで止めるわ」と、また1人。
消えて行く。
どうして立ち止まると消えるんだろう。
消えれば楽になれるのかな。
苦痛と悔しそうな顔をしていた。
きっと楽になれない。
だったら歩こう。
生きていこう。
光を探していた。
降りて行けば見えると思っていた。
でも、見えない。何も。
見えるのはいつも
1段先の階段だけ。
怪物が出て来たら、そこで終われるのに。
出て来ない。
ずっとずっとずっと。
知ってる。怪物はニッコリ笑顔で後ろからついて来ていることも。
立ち止まると、喰われる。
ああ、もう立ち止まりたい。
リタイアすれば楽に・・・なれない。
苦痛と悔しさに・・・。
それでも歩くの?がくがくと膝が震えているのに。
うん。歩くよ。
いのちの働きを
ボクの意思じゃなく。
足の意思じゃなく。
何だか分からないけど。
前に行きたい。
光は最初からボクの、わたしの
奥の奥の奥にあった。
あたたかい。
後ろからついて来ている怪物たちも消えて行く。
三途(さんず)の黒闇(こくあん)開く(ひらく)なり。
ああ、やっぱり・・・うん。
がくがくぶるぶる震えている。
大きなお口に食べられた。
狼さんに食べられた。
あたたかい。でもここはあたたかい。
光が、宇宙そのものを満たす。
愛と光。
あたたかい。ここはあたたかい。なぁ。