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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ② 


こんばんは!4日(水)は北海道や南西諸島は雨が降るでしょう。

局地的に雷を伴って激しく降る所もある見込みです。
落雷や突風、短時間強雨に注意してください。
東北から九州は晴れる所が多いでしょう。
午後は山沿いや内陸部を中心ににわか雨や雷雨がある見込みです。

初夏八ヶ岳連峰に分け入る
爆裂火口
自然が生んだ驚異の造形

氷河期からの生き残り
貴重な花々

              花が彩る岩の峰
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                八ヶ岳

〇登山ガイド 村上周平さん

長年、八ヶ岳で登山ガイドをしている村上周平さん。
山岳救助も行っています。
以前は横浜でフランス料理のコックをしていましたが、
八ヶ岳に魅せられ移住。
その経緯を奥さんが本にまとめ、TVドラマになりました。

*撮影:6月中旬

前回は赤岳鉱泉のテント場に宿泊するところまでのご紹介でした。
今回は硫黄岳を目指して行きます。

2日目

「まずはじゃあ硫黄岳を目指して出発しましょう」

朝7時出発。

硫黄岳まで一気に登る。

「そうですね、標高差は500mぐらい登りますんで、
 まだまだこれからつづら折りが続きます。
 ゆっくり息を整えながら登りましょう」

登り続けること1時間半

周りの雰囲気が変わってきた。

「あ~、森林限界超えて視界が開けました」

高い木が無くなり、一気に展望が開けた。

「こっち見るとね、素晴らしいですねこの北アルプスから
 続くこう山並みが一望出来ます」

〇穂高連峰

まだ雪に覆われている穂高の山々。
鋭く尖った槍の穂先もハッキリと見える。

「向こうに見えるのが、これから目指す硫黄岳の山頂です。
 ずうっとね、これから歩く稜線が一望出来ます」

あの稜線を行くんですね。

まずは硫黄岳を登る。

「いい天気になりましたね~、あ~、気持ちいい」

少し雲が出てきた。

「雲の表情がね、また素晴らしいと思います。
 雲一つ無い天気もいいですけどね、
 やっぱりこういうね、動きのある景色も素晴らしいですよね。
 もうなんか空に向かって登って行く感じで凄い気持ちいいですねぇ」

かつて噴火を繰り返した八ヶ岳。
大きな火山岩がゴロゴロしている。

「ここ気をつけてくださ~い」

〇硫黄岳(2760m)

「はい、2760m、硫黄岳の山頂に到着です」

お疲れ様でした。

「じゃああの~、お見せしたいのがあるんで、こっちへ行きましょう」

何だろう?

「はい、お見せしたかったのはここです」

わぁ~、凄い崖。

「これがですね、あの硫黄の爆裂火口といいまして、
 噴火口になります、はい」

硫黄だけの山頂直下に広がる爆裂火口。

〇爆裂火口

直径1km、深さ550mという巨大な噴火口だ。
岩が崩れやすく、今も崩壊が進んでいる為、立ち入りは出来ない。

「八ヶ岳から噴火を繰り返してたらしいんですけれども、
 まぁ一番新しい噴火口じゃないかと思います」

かつてここから、溶岩が噴出していたのか。

「地球の力強さを感じますよねぇ」

ここで山旅スケッチ。

<山旅スケッチ>

八ヶ岳は太古から人々の暮らしと深い繋がりがありました。

〇茅野市尖石(とがりいし)縄文考古館

麓では縄文時代の遺跡が幾つも発見されています。

〇国宝 縄文のビーナス 縄文時代中期

縄文のビーナス。
国宝の中で最も古く、5000年前に造られました。

〇国宝 仮面の女神 縄文時代後期

三角形の面を付けた仮面の女神。
こちらも国宝です。

なぜ、こうした縄文文化が八ヶ岳の麓に栄えたのか?

〇黒曜石

理由の一つが、黒曜石という火山岩。

〇学芸員 山科哲さん

「八ヶ岳の山中に、黒曜石の産地が何箇所か結構な数ありまして、
 で、当時、え~、金属とかまだ知らない時代なので、
 こういった石器、まぁ硬い石というか、加工しやすいんだけれども、
 切れ味の鋭い黒曜石というのが、刃物として非常に好まれたと」

この黒曜石を使った道具で、縄文人は狩猟を行っていたのです。

もう一つ重要な役割を果たしていたのが、八ヶ岳の豊富な水。

「で、水が豊富であるっていうことは、
 植物であるとか、動物であるというのも、
 まず生きていきやすいというかですね。
 そう人にとっても水にも困らない。
 それから植物、動物っていう食料になるものにも困らないというところで、
 え~、恐らく人が多く集まって、生活してたんだろうと」

八ヶ岳の恵みが太古から人々の暮らしを支え続けてきたのです。

〇横岳

続いて二つ目のピーク、横岳を目指す。

天空の縦走路を進んで行く。

「気持ちい風ん中、稜線を歩いていると凄い充実感を感じますねぇ」

「この道と見下ろすと凄い荒々しいです」

わぁ~、凄い。

「じゃあちょっとあの細い所を岩場をトラバースしますんでちょっと気をつけて」

険しい岩場を周り込みながら登って行く。

「はい、続いてこの鎖場を登ります。
 じゃあゆっくりあの~、ホールドとねスタンスを
 確認しながら確実に登ってください」

はい、頑張ります。

「はぁはぁはぁ」

午前11時、横岳に到着。

今回は横岳に到着したところまでと致します。
次回は横岳の説明からのご紹介です。




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2021/08/05 02:03
こんばんは!既に木曜日ですね。
どうもお疲れ様です。
日付が変わる手前のお忙しい時間にこうしてコメントをありがとうございます。
はい、そうですね、珍しいかもしれませんよね。
休憩時のガイドさんのお料理が名物になりそうですよね?
とっても番組内で美味しそうでした。
アバター
2021/08/04 23:55
シェフから山岳ガイドって(´ー`*)ウンウンドラマになりそうw




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