Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①   


こんばんは!22日(水)は西日本で午前中を中心に雨が降るでしょう。

雷を伴って激しく降る所もある見込みです。落雷や突風、短時間強雨に
注意してください。午後になると西から次第に天気は回復する見通しです。
東日本から北日本は雲が広がりやすく、午後は広い範囲で雨が降るでしょう。
南西諸島は曇りや晴れとなり、所によりにわか雨がありそうです。

訪れるのは八海山。
霊峰として崇められてきた険しい岩の峰を登ります。

緑輝く
 山のふところへ
森を彩る夏の花
祈りの道をたどり
天空の岩場を登る
息をのむ絶景

              神の領域をゆく 
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                八海山

日本きっての米処、新潟県南魚沼市に聳える八海山。
古くから稲作に欠かせない豊かな水を齎(もたら)す
神の山として崇拝されてきました。
そそり立つ岩の峰は容易には登れない神の領域。
頂上への道が広く開かれたのは、江戸時代末期になってのことです。

山麓のロープウェイ乗り場で待ち合わせ。

おはようございます。

〇木村和也さん

「おはようございます。
 木村です、今日はよろしくお願いします」

登山日和ですね?

「や~、今日は最高ですね~」

10年前、東京から故郷新潟にUターンした木村和也さん。
八海山の麓に広がる魚沼盆地で米作りをしながら、
登山のフリーペーパーを編集。
初心者でも楽しめる山の情報を幅広く発信しています。

登山口まではロープウェイ。
一気に800m近く登ります。
ロープウェイを降りると、すぐ目の前に鳥居が。

「到着しました」

〇登山繰り(1147m)

「ここがあの八海山登山口になります」

ところで木村さん、八海山の見どころは?

「池があったり、樹林帯が綺麗だったり、
 え~、岩場があって、鎖場だったりだとか、梯子(はしご)だとか、
 あ~、色んな要素が詰まったえ~、まぁ、ワンダーランドみたいな、
 キュっとコンパクトに、で、変化が凄くあるんで、
 あの、ほんとに飽きない山です」

八海山は幾つもの岩山や峰々が形造る山の総称。

一日目、まず森を抜けて薬師岳に登り、稜線の山小屋へ。

二日目、地蔵岳から大日岳にかけて連なる八ツ峰を縦走。

下山は同じ道を戻る上級者向けのコースです。

「行きましょう」

はい、頑張ります。

*撮影:7月上旬

午前9時出発

少し登った所に広場が。

「あそこに八海山大神(はっかいさんだいじん)が祀られています。
 古くから八海山は山岳宗教の山として、
 山麓の方々を想う人い親しまれています」

道の脇に道標(どうひょう)が。

「こっちあの、大倉の方の集落から、
 登拝(とうはい)出来るように一歩周り、
 こっちはあの大崎、麓にそういう集落があって」

昔の人達がお参りの為に登った道が今は登山道になっているんだぁ。

広葉樹の森を進んで行く。

背の高い木は見当たりませんねぇ?

「そうですね、あの~、なんてですかね~、
 積雪の関係があって、やっぱりあまり高木にならないっていうのが
 大きな理由ですね。
 あとまぁこういう木、これからこういうの見ると思うんですけど、
 ここ、曲がってますよね?
 これあの雪の重みでやっぱ曲がるんですよね」

豪雪地帯にある八海山。
冬の間、木々は雪の重みに必死に耐えているんだ。

「展開が開けてきました~」

〇薬師岳

「薬師岳が見えています」

薬師如来が祀られているという。

出発から1時間

「登山道はこちらの方なんですけど、ちょっとこっちの方に
 寄り道してみましょう」

寄り道?何があるんだろう?

池ですか?

「はい、着きました、こちら漕池(こぎいけ)です」

〇漕池

漕池?ここまで船を漕いで来たという話もあるらしい。

あっ、カエル。

「モリアオガエルですね」

〇モリアオガエル

いつもは森の中で暮らす日本固有のカエル。

初夏、水辺の木に卵を産む。

こっちでは、お玉杓子が孵(かえ)ってる。

「ヒメシャガが咲いています。
 7月の半ばぐらいまで、最盛期で、こういう今、ちょうど今、
 最もいい感じの咲いてるタイミングですね」

〇ヒメシャガ

清楚な紫色お花、アヤメの仲間なんだそうだ。

〇ギンリョウソウ(白色のお花)

こちらはギンリョウソウ。
葉緑素を持たない不思議な植物。

初夏の八海山、本当に自然が豊かなんだなぁ。

ちょっと傾斜が出てきましたね~。

「この辺ぐらいからあの、坂がどんどん急になってくるんで」

そうかぁ。

「なんか坂が急になると、ワクワクしてきません?」

えっ、そうですか?

「あはははは」

「なんか山登ってる感があって」

傾斜が急な所ではなるべく歩幅を小さくしなきゃぁ。

辿(たど)り着いたのは

〇女人堂(にょにんどう)

「着きました、女人堂です。
 ここはかつての結界です。
 この先、女の人は登れなかったです」

〇薬師岳

薬師岳を見上げる女人堂。
 女性たちはここから祈りを捧げたという。

女人結界の先へ。

「雪渓が残っていますね」

ほんとだ。

「あの、ここは豪雪地帯なんで
 毎年7月中旬から下旬ぐらいまで残ってます」

ここで山旅スケッチ。

今回は薬師岳を見上げる女人堂の所までと致します。
次回は故郷の雪の風景に魅了されました一人の画家の紹介から始めます。



アバター
2021/09/22 23:30
こんばんは!お忙しい水曜日の夜にどうもありがとうございます。
お疲れ様です。
ももさん、はい、ありますよ。
見えません、八海山とは八つの峰と最高峰の少し離れています入道岳の総称です。
海からはかなり距離があるんですよ。
アバター
2021/09/22 23:27
八海山ってお酒なかったですか?
名前からして山頂から海が見えるんでしょうね(*^^*)




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