Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②    


こんばんは!7日(木)は北日本では晴れる所もありますが雲が広がりやすく、

夕方以降は東北を中心に雨が降る見込みです。東日本は雲の多い天気となって、
朝晩は雨の降る所があるでしょう。西日本は晴れる所が多い見込みです。
南西諸島は曇りや雨となり、所により雷を伴うでしょう。

稜線から
 絶景を望む
天空のお花畑
短い夏
 躍動する命

              天空の❝パノラマ銀座❞
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              燕岳・大天井岳

〇山岳ガイド 福田浩道さん

大学時代から山小屋で働き、支配人を勤めた福田さん。
北アルプスなど山の魅力をより多くの人に伝えたいと、18年前ガイドに。

*撮影:8月

前回は登り始めて5時間、燕岳が眺められた所までの紹介でした。
今回は燕岳の紹介から始めます。

〇北アルプスの女王

「北アルプスの女王と呼ばれる相応しい風格のある山容ですね」

どっしりと構えた優雅で気品のある雰囲気、流石女王。

「ハイマツの緑と花崗岩の白い岩峰、
 白い砂、え~、これが織り成すもう大自然の造形美というんですか、
 え~、私の好きな光景です」

稜線を辿(たど)って燕岳へ。

その途中、もう一つ女王と遭遇。

「はい、え~、これがこのピンクの花が高山植物の
 女王と呼ばれるコマクサです」

〇高山植物の女王
    コマクサ

可憐なピンクのコマクサ。
他の植物が育たない過酷な環境で花を咲かせます。

わぁ~、一面のコマクサ。
これを見る為に燕岳に来る人も多いんですって。

「あのここにちょうどあったんですけど、
 ここに小さいのがあるのが分かりますかね~?」
 小指の頭ぐらいの大きさです。
 ねっ、これコマクサの赤ちゃんなんですよ」

わぁ~、こんなに小さいんだぁ。

花を咲かせるまでにはどれくらいかかるんだろう?頑張ってね~。

「はい、これがですね~、今ではすっかり有名になった
 燕岳の岩なんですが、何かの形に似てると思いませんか?」

え~、これってイルカですよね~?

〇イルカ岩

「はい、イルカ岩ですね」

空に向かってジャンプしそうですね。

「他にもねぇ、色んな特徴的な形の岩峰があります。
 あの~、もしあの気に入ったものがあれば、
 自分で名前付けてもいいんですよね。
 で、毎年会いに行くのもいいと思いますよ」

それいいですね。

いよいよ女王、燕岳の頂へ。

花崗岩の間を縫うように登って行く。

〇燕岳(2763m)

「はい、どうもお疲れ様でした、燕岳山頂です」

ありがとうございます。

「あちらにね有名な山が見えてます。
 北の方になりますが、え~、台形の山が立山連峰です」

〇立山

「その立山の右側に、え~、一際ギザギザとした、
 え~、険しい山見えてますが、岩と雪の殿堂といわれている
 剱岳(つるぎだけ)です」

〇剱岳

登山者憧れの山々がこんな近くに見えるんだ。
そして今日泊まる山小屋、さらに明日歩く稜線、その先には。

「どっしりとした山容の山が見えてます」

〇大天井岳

「あれが明日目指す大天井岳になります」

あれが大天井岳?北アルプスの大展望台、楽しみだなぁ。

〇燕山荘

今夜泊まる山小屋に到着。

「え~、実はですね、私、え~もう20年前なんですけどね、
 ここであの小屋番もしてたんですよ」

え~、ここで~?

「え~、思い出沢山詰まった山小屋の一つです」

山旅スケッチ。

<山旅スケッチ> 野生動物とともに生きる

福田さんが山小屋で働いていた頃、問題になっていたのが熊です。

「え~、昔の山小屋は結構生ゴミは処理はしないで捨ててたんです。
 どうもその谷間に捨ててた残飯に餌付いてたみたいで、えっ」

熊が近づかないよう、まず山に残飯を捨てることは辞めました。
研究者にも相談、ゴミ箱を撤去。
ゴミは担いで降ろすか、ヘリコプターで運ぶことに。

〇お仕置き放獣(撮影1996年)

さらにお仕置き放獣にも取り組みました。
山小屋周辺で捕獲した熊を檻に入れ、大きな音やスプレーで脅し、
そのうえで山に帰してやる。
しかし、熊はそう簡単には退散しませんでした。

「まぁ熊が今度はいい匂いがする山小屋の厨房に
 やってくるようになってしまったんです」

「熊、生まれた時からお母さんに連れられて、
 え~、ここに来て残飯を食べて。
 生まれた時から教わってきたそのサイクルが無になる訳でパニックですよね」

何とか熊と共生、共存する道は無いものか。

「やっぱり熊は殺したくない。
 あの撃ち殺したらそれまでで、それは人間のエゴになるんじゃないか」

熊が棲み家とする山に、後から入って来たのは人間だ。
忍耐強く山に追い帰し続けました。
熊が寄り付かなくなったのは、7年後のことでした。

山小屋では今も徹底したゴミ対策を行っています。
登山者にもゴミの持ち帰りは勿論。
野生動物との接し方についても理解を求めています。

山小屋からの夕景、今夜はゆっくり休もう。

今回はこの辺りで終了と致します。
次回は朝に出発し、大天井岳を目指します。

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2021/10/08 00:49
こんばんは!先程はかなり大きな地震がありました。
ももさん、日付が変わったお忙しい時間帯にコメントをありがとうございます。
どうもお疲れ様です。
こんばんは、そうですね、毎年各地で熊による被害がありますね。
九州にいなくて良かったですね。
はい、そうですね、餌を求めてやってきたりしますね。
熊さんの棲み家の環境が良くなり、そして人家への被害が出ないという
お互いにプラスになることを願います。
アバター
2021/10/08 00:06
クマは怖いです><
昔クマに襲われるテレビ番組を見てから
九州にはいなくてよかったとつくづく思いました;;
民家近くに下りて来てると言う話を聞くと震えます;;




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