Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!2日(土)は、北日本から西日本は広い範囲で晴れるでしょう。

東海から近畿南部では所によりにわか雨がある見込みです。
南西諸島は曇りや雨となるでしょう。

訪れるのは四国徳島の剣山(つるぎさん)。
大雪原が広がる頂を目指します。

雪化粧した
 たおやかな峰
名の由来の
 巨石!?
剣山の弟
  次郎笈(じろうきゅう)

             南国に広がる大雪原
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                剣山

西日本第2の高峰剣山。
東西200kmに及ぶ四国山地の奥深くに聳えます。

〇剣山(1955m)

名前のイメージとは異なり、山頂は嫋(たお)やか。

冬になれば頂に大雪原が広がります。

*冬用タイヤを装着しています

徳島市内から車で2時間余り、剣山が見えてきました。

〇剣山

〇見ノ越(みのこし)登山口

登山口で案内してくれる方と待ち合わせ。

こんにちは。

〇登山ガイド 松本智広さん

「登山ガイドの松本智広(まつもとともひろ)です~」

よろしくお願いしま~す。

「よろしくで~す」

四国の登山マップの調査、執筆を手掛ける松本さん。
中でも剣山は特別な山だといいます。

「ワンガンホーゲルの仲間が剣山の山頂で、結婚式挙げたんですね~。
 で~、その時にカミさんと出会ったんですよ」

〇剣山で出会い結婚

「そういう思い出の山ですね」

わ~、素敵。
ところで、今回の見どころは?

「あの~、四国の山って~、あったくて雪なんか積もらないっていう、
 思っている人がいるんですけど、ご覧の通りね、雪がいっぱい降ってて、
 その~雪の降った剣山、ほんと魅力がいっぱい。
 素敵な所があるんで、それをね、案内したいと思います」

今回は一泊二日の山旅。

1日目

初日は冬景色の巨樹の森を進み、大剱岩(おおつるぎいわ)へ。
その後、洞窟のある行場を経由し、剣山の頂へ。
この日は夕陽の星空が綺麗な野営場でテント泊。

2日目

二日目、再び剣山の山頂で御来光を拝んだ後、
剣山の弟分、次郎笈へと縦走。
その山頂から剣山を仰ぎ見ます。

*下山は来たルートを戻ります

*撮影:2月初旬

「さっ行きましょう。
 登り始めはね、神社の参道、階段ですね~」

神社がスタートなんですね~?

「そうです~、この参道はね、昔は山岳信仰の裏参道だったんですけど~、
 今はねもうポピュラーな、もう表参道みたいなもんです~」

山岳信仰の道だったんだ~。

「そうそう剣山はね~、昔、太郎笈(たろうぎゅう)とか呼ばれてて、
 その笈っていうのは、行者さんが背負うおいとかね、おいするとか
 いわれる箱なんですね。
 そういう意味があるんです」

〇笈(ぎゅう) 行者が衣類・食器などを背負う箱

へぇ~。

「山岳信仰の、ね、盛んな山だったんです」

〇剱神社

パンパン♪

「ちょっとね、ここから滑るかもしれないんで、
 アイゼン履きましょうかね~」

そんなに雪が深いんですか~?

「そうですね~」

爪が12本のアイゼン、本格的だ~。

「はい、ここから4km。
 ね~、いよいよ本格的に登山しま~す」

お願いしま~す。

わぁ~、確かに雪が多いですね~?

「そうでしょ~?
 前の日に降った雪がね、凍ったりするんで~、
 やっぱアイゼンは入りますよね~」

四国ではこの剣山で雪山デビューする人が多いんだそう。

「僕は今、ガイドの仕事もやってるけど~、林業の仕事もやってるんです~」

へぇ~。

「でね、剣山はね、大きい木が多いんですよ」

そうなんですか~?

「このブナも大きいでしょ~?ね~?」

ほんと~。

「苔なんかも付いてるし、好きですよ、この木は」

「巨大な木の森が続いて、気持ちいですよ。
 は~、剣山ならでは~」

古くから神の領域とされてきた剣山。
木もほとんど切り倒されること無く今に至ります。

結構開けてきましたね~?

「は~、お~、は~、す~ごいよ。
 え~、あ~、は~、光ってますね~、は~。
 うわ~」

気持ちのいい青空。

「この奥が剣山のピークになります」

歩き始めて40分、山頂がもうこ~んなに近くに。

「石横って綺麗なのが次郎笈になりますね」

〇次郎笈

「な~んか雪もキラキラ光って、ダイヤモンドが散らばってるみたい、は~。
 ほ~んとに綺麗だ、は~。
 呼んでるよ。
 早くこっち来いって言ってるような感じ」

「はい、大体ね、もう半分以上来ちゃいました。
 意外と歩きやすいでしょう?」

そうですね、剣山という名前から険しい山だと思ってました。

「立山連峰の剱岳とか、あの中央アルプスのね宝剣山(ほうけんざん)。
 ね、意外と険しいような、そんな印象ありますよね。
 ここは違うんですよ」

今回はこの辺りで終了と致します。
次回は剣山の名前の由来等の紹介から始めます。





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