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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④ 


こんばんは!6日(水)は、北海道から東北北部では雲が広がりやすく、

午前中を中心に所により雨や雪が降る見込みです。
東北南部から九州は晴れる所が多いものの、
関東甲信では朝まで雲が広がりそうです。
南西諸島は概ね晴れるでしょう。

雪化粧した
 たおやかな峰
名の由来の
 巨石!?
剣山の弟
  次郎笈

             南国に広がる大雪原
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                剣山

〇登山ガイド 松本智広さん

四国の登山マップの調査、執筆を手掛ける松本さん。
中でも剣山は特別な山だといいます。

*撮影:2月初旬

前回は天空の暮らしの紹介まででした。
今回はいよいよ頂上を目指します。

2日目

おはようございま~す。

「おはようございま~す。
 さぁ次はね、御来光、行ってみましょう」

御来光楽しみ~。

「まぁピストンなんでね、いいよ~、は~。
 御来光、御来光、いいよ~、は~。
 はい~、はい~、は~、は~、あ~」

「す~げぇ、はっ、は~、凄い雲海。
 は~、は~、うわ~、は~、ふ~。
 これだから登山は辞められない。
 凄い、ふ~、は~、は~、は~。
 よいしょっ、いいね~、は~、は~」

「は~、は~」

「うわぁ、陽が上がります」

いよいよ日の出。

「中々こんな朝日に出会えないよね~。
 しかも、真っ白い雲海。
 雪原と凄いです、良かった~」

そして目指すは剣山の弟分、次郎笈。

「さぁ行きましょうか~?」

1kmに及ぶ縦走です。

「大雪原、気持ちいよ」

「この稜線なんてね、光と影、この陰影がね、凄く綺麗なんですよ、だから。
 で、これを縫うように、山頂に向かってますね」

確かに光と影のコントラストが鮮やか。

結構な登りですね?

「そうでしょ~?次郎笈の急登が始まります」

「ちょっと左の方に寄り過ぎないようにね~、
 雪庇(せっぴ)が発達してるんで、は~。
 これを登れば、山頂が待ってますよ~」

もう少しですね~?

「はい~、頑張りましょ~う」

「は~、は~、は~、は~」

わぁ~、凄い岩場。
次郎笈の方こそ剣が付く山のように険しい。

「は~」

「は~、は~、は~」

山頂が見えてきた。

「は~、もう少しよ~」

剣山から1時間、次郎笈に到着です。

「お疲れ様~。
 あ~、疲れましたね~。
 良かったよみんな。
 はい、轟々(ごうごう)雪のね、中、良くぞ来ていただきました」

〇次郎笈(1930m)

「四国第3位、次郎笈ですよ~。
 はい、うわっ、は~、凄いわ。
 山並みがこんなに。
 で、見てくださ~い。
 振り返ると、剣山、ここから丸見え」

〇剣山(1955m)

「剣山はね、まあるく優し~く、そういう山ですよ。
 は~、それがここに来たら良く分かりますよね?
 この次郎笈、山頂狭いでしょ?
 地味な感じですよね~。
 でも、ここが無ければ太郎はここまで、雄大に大きく見えないんです。
 ほんと兄想い」

兄の姿を大きく見せる。
だから兄想いなんですね?

「剣山はね、ロマンを感じる、ロマンチックな山ですね。
 冬は色んな出会いが合ったし。
 で、やっぱ夕陽とか見て、格好良く着飾りたいような、
 そういう風な気持ちで登っちゃってもいいような。
 ロマンチストが似合うような山だと思います」

〇ロマンチストが似合う山

それって自分のこと?

「その通り」

剣山が纏(まと)う優しさと壮大な歴史。
ロマンに満ちた山旅でした。

見ノ越登山口でガイドの松本さんと待ち合わせをしました。
登り始めは神社の参道、階段からでした。
こちらは山岳信仰の道だったそうです。
そして剱神社に到着。
ここからは滑るかもしれないとのことでアイゼンを履きました。
雪が多かったですね。
結構開けてきました所からは、剣山が顔を出してくれました。
しばらく行きますと大剱岩がありました。
神社の後ろに岩が直立しています。
そして剣山の谷合いに入って行きました。
こちら夏場にはキレンゲショウマという黄色いお花が咲き誇るそうです。
さらに奥に進みました。
不動の岩屋という所で、奥には鍾乳洞がありました。
梯子(はしご)を使用して降りていきました。
湧き水があり、湧き水が凍って出来ました氷柱(つらら)がありました。
そして鍾乳洞を出ますと、外には霧氷がありました。
白い珊瑚のようで美しかったです。
そして険しい道を進みますと頂上台地に到着です。
山頂はとても広いです。
こちらは平家の馬場といいまして、再興を祈る平家の残党たちが、
ここで馬を飼って騎馬の練習をしたという伝説が残っている場所です。
そして、剣山の山頂へ到着です。
ここからがふるっと四国山地の山々は太平洋の土佐湾が見えました。
そして一日めはテント場へ行き、テント泊でした。
剣山は四国山地の奥深くにあります為に町の灯りが届きにくく、
天体観測が盛んなようです。
夜は星が美しかったです。
太郎である剣山、弟の次郎笈、
いつまでも素晴らしい兄弟同士仲良くして欲しいと感じました。







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