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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③    


こんばんは!1日(月)は、西日本では九州や四国の太平洋側を中心に

雨が降りやすく、雷を伴う所もあるでしょう。
中国地方や近畿、東日本は概ね晴れますが、
午後は東日本の山沿いを中心に、にわか雨や雷雨となる所がある見込みです。
北日本は雲が多く、東北北部や北海道南部では雨となるでしょう。
南西諸島は、曇りや雨となりそうです。
なお、黄海にある台風5号と31日午後3時に那覇市の北で発生した台風6号は、
ともに1日には熱帯低気圧に変わる見込みです。

爽やかな新緑
湧き立つ生命
南アルプスの絶景

           広がる南アルプスの大展望
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                 山伏

○登山ガイド 唐橋佳代子さん

地元静岡市出身の唐橋佳代子さん。
南アルプスの大自然に魅せられ、山小屋勤務を経て、七年前登山ガイドに。
明るくて親しみやすい人柄が女性客を中心に人気です。

*撮影:5月中旬

前回は百畳平に着きましたところまでの紹介でした。
今回はいよいよ山伏の山頂を目指します。

<山旅スタイル>
 ヨガでリフレッシュ!

○唐橋さん

 ヨガインストラクター

唐橋さんはヨガインストラクターの資格を持ち、
登山客向けにヨガ講座も行っています。

疲れをほぐすヨガのポーズを教えてもらいました。

○三角の
   ポーズ

まずは三角のポーズ。
身体に捻(ね)じりを加える全身ストレッチです。

「足を一本分ぐらい広げます。
 で、息を吸いながら両腕を両サイドに広げて~、吐きながら~、
 前の足の方に向かって倒れま~す。
 お顔は上に上げた手の先を見ます。

★左側も同じ要領で行います

青空が綺麗ですね~。

○脚の裏側を
  伸ばすポーズ

続いて脚の裏側を伸ばすポーズ。
まずは体の後ろで肘を組み、息を吸って胸を開き、
吐きながら身体を前に倒します。

「胸を開くことによって、上半身の血行も良くなります」

★左側も同じ要領で行います

○バタフライの
     ポーズ

下半身の疲れには蝶が羽ばたくようなバタフライのポーズが効果的。
股関節をほぐすことで下半身の疲れが癒されます。

「はい、だんだんね針葉樹の森になってきましたね」

○トウヒ

山頂付近にはトウヒやモミなど、
亜高山帯で見られる針葉樹の森が広がっています。

「もうひと踏ん張りですね~」

はい。

出発して5時間

○山伏(2013m)

「はい、お疲れ様でした。
 山伏山頂に到着です。
 標高2013m。
 はい、ロングコースお疲れ様でした」

ありがとうございました~。

「じゃあね絶景にご案内します。
 はい、見てくださ~い。
 南アルプスですね~」

あ~、凄~い。
名峰がずらり。

○光(てかり)岳(2592m)

南アルプス最南端の百名山、光岳。

○上河内(かみこうち)岳(2803m)

○聖(ひじり)岳(3013m)

上河内岳と聖岳。

○赤石岳(3121m)

そして、南アルプスの盟主、赤石岳。
さらに悪沢岳。

○悪沢岳(3141m)

「だんだんこう雪融けが進んでくると、
 こういう姿は見られなくなってしまいますので、
 ほんとに今日は、あの~、いいタイミングでした」

今度は東側へ。

「はい、今度は向こう見えますでしょうか?
 富士山、見えてますね~」

○富士山(3776m)

あ~、素敵~。

「東に富士山、西にこう南アルプス。
 山伏はね、その間に挟まれたほんとにこう眺望のいい山なんですよね」

○登山ガイド 唐橋佳代子さん

「ガイドになってからお客さんとね初めて登った2000m峰が山伏なんですよ。
 しばらく登ってないと、あっ、山伏さんどうしてるかな~って山頂に着くと
 よく来たな~っとかね、ゆっくりしてけよ~。
 また来いよ~みたいな感じで~、こう友達みたいな感じの山と思ってます」

○友達みたいな山

美しい新緑、変化に富んだ自然。
山伏の奥深さに触れた山旅でした。

旅の出発は静岡県県民の森、その一角で唐橋さんと待ち合わせでした。
最初からヒガラのいい声が鳴り響いています道を進みました。
そしてブナの森を進んで行きました。
そして緑のトンネルを過ぎて行きますと、急な下りがありました。
そこにはシロヤシオ、ミツバツツジ、オオカメノキ、ウラジロヨウラクが
咲き誇り、美しい光景でした。
井川峠に到着です。
ここからは少し急な登りでした。
また森の雰囲気が変わっていきました。
この辺りの森はカエデが凄く多かったです。
ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、ミツバツツジの若葉が綺麗でした。
だんだん傾斜もきつくなりました。
出発して1時間半、笹山に到着をしました。
ここは稜線です。
5分程下りますと井川湖がありました。
しばらく行きますと牛首峠への最後の急な下りでした。
牛首峠から牛首ノ頭という所までは標高差が200以上もありました。
小石に足をとられやすく滑りやすかったです。
流石一番の難所だけありましてきつかったです。
地質的にも脆い上に、断層が通っているようで崩れやすい所でした。
しばらく登りますと平らな所まで来ました。
ここが牛首ノ頭という所です。
こちらには大きなダケカンバが自生をしていました。
ここからは苔ロードです。
とてもフカフカの苔の道を進みました。
こちらの苔はスギゴケという山でよく見られます代表的な苔の一つです。
さらにはアカミゴケの仲間がありました。
モンローリップと呼ばれます、マリリン・モンローの唇のような
セクシーな形でした。
さらにはキバシリという木の上を走るように移動をします鳥もいました。
そして開けた所に出ました。
そして畳100畳分の広さがあります百畳平に到着をしました。
山伏(やまぶし)ではなく、山伏(やんぶし)。
諸説ありますがヤシャブシという樹木の名が由来の山です。
ブナ等の多い山伏にはいつまでもこうした樹林帯が
あって欲しいと感じました。





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