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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!27日(火)は、北海道から東北北部は概ね晴れるでしょう。

東北南部から九州は雲が広がりやすく、
西日本を中心に雨が降り、雷を伴い激しく降る所もある見込みです。
落雷や突風、急な強い雨にご注意ください。
南西諸島は晴れますが、所によりにわか雨があるでしょう。
また、台風17号は、27日の未明から昼前にかけて
小笠原諸島に最も接近する見込みです。
小笠原諸島では、27日は土砂災害に警戒し、
28日(水)にかけては強風やうねりを伴った高波に注意、警戒してください。
なお、台風16号は、南シナ海を西よりに進む予想です。

今回訪れるのは北海道の十勝岳(とかちだけ)。
初夏、花々が咲き誇る大地を縦走します。

初夏の花々
氷河期の生き残り
火山の造形

            花咲き誇る 北の〝火の山”
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                十勝岳

北海道の真ん中2000m級の山々が連なる十勝岳連峰。

○十勝岳連峰

その主峰が標高2077mの十勝岳です。

○十勝岳(2077m)

今なお噴煙を上げ続ける活火山で、荒々しい姿が人気です。

旭川駅から車で1時間程、登山口は美瑛町(びえいちょう)の深い森の中。

○美瑛町

○美瑛富士 登山口

ここでガイドの方と待ち合わせ。

おはようございます。

○登山ガイド 佐々木翔平さん

「おはようございま~す。
 登山ガイドの佐々木翔平(ささきしょうへい)です。
 よろしくお願いしま~す」

北海道に生まれ育った佐々木翔平さん。
十勝岳はホームグラウンドの一つ。
夏山から冬の山スキーまで、その魅力を知り尽くしています。

「山は春から夏へ移り変わる時期です。
 前半は森の緑や高山植物の花といった生命力あふれるコースです。
 後半はガラッと変わって火山の荒涼とした景色を楽しむことが出来ます。
 存分に楽しんでいきましょう」

初夏の十勝岳連峰を縦走する一泊二日の山旅。

1日目

一日目は深い森を抜け、雪渓へ。
そして高山植物の花々が咲き誇る稜線でテント泊。

2日目

二日目、まずは美瑛岳へ。
そこからさらに二つの峰を越え、主峰十勝岳へと縦走します。

中級者向けのコースです。

「十勝岳は火山なので念の為、気象庁の登山者用火山ページを見ていきましょう」

了解です。

○気象庁のホームページ

これがそのページですね~?

噴火警戒レベル1、活火山であることに留意して登山可能ですね」

火山に入る時は必ずチェックっと。

「それでは行きましょう」

よろしくお願いします。

午前7時スタート

朝日が射し込んできて~、気持ち~い。

*撮影:6月下旬

白い木が目立ちますね~?

「白い幹が綺麗な森ですね。
 ダケカンバという木です。
 シラカバも少し混ざっているかもしれませんね」

しばらく進むと~、森の様子が変わってきた。

「針葉樹が沢山増えてきましたね~。
 これがアカエゾマツですね」

○アカエゾマツ

横場にあるのがトドマツです。

○トドマツ

どちらも北海道を代表する木だそうです。

深い森を進んで行く。

苔がびっしり~、雰囲気ある~。

あ~、綺麗な花~。

「ムラサキヤシオという花です」

○ムラサキヤシオ

「これ躑躅(つつじ)の仲間になります。
 春から夏の季節の移り変わりの時に咲く花です」

緑濃い森の中に鮮やかなピンク。

歩き始めて2時間、周りの木が低くなってきた。

「低いアカエゾマツとハイマツの森になってきました。
 風圧や積雪圧でこういう低い形になっています」

ゴロゴロした岩と松、日本庭園みたい。

「そうですね、天然庭園と呼ばれています」

はぁ、やっぱり庭園なんだ。
低い松の間を縫うように進んで行く。

わ~、雪~。

「雪がいっぱい出てきましたね。
 この雪渓を渡って行きます。
 気温が高くて雪が緩んでるので、
 私の踏み跡通りに辿(たど)って来てください」

分かりました~。

「膝から下を振り子のように使って
 しっかりと平らにステップを作るようなイメージで歩いて来てください」

慎重に一歩一歩、佐々木さんの後に付いて行こっ。
青い空、緑の森、そして白い雪。
ほ~んと、気持ちいい~。

雪渓を越えた~。

「白い綺麗な花が咲いてますね。
 これはキバナシャクナゲといって初夏に咲く花です」

○キバナシャクナゲ

「長い雪の季節が終わって高山植物の季節が始まったことを
 知らせてくれるお花です」

北の山に夏の訪れを知らせてくれる花なんだ~。

歩き始めて4時間半、稜線の小屋に到着。

「お疲れ様でした。
 十勝岳連峰の稜線に出てきたことになりますね」

○美瑛富士避難小屋

「小屋の中にも泊まれるんですけど、登山者の方は沢山いるみたいなので
 今日はテントに泊まろうと思います」

今回は美瑛富士避難小屋近くでテント泊のところまでと致します。
次回は北海道のテント泊の紹介から始めます。





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