Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     


こんばんは!24日(土)は、北日本や東日本から西日本の日本海では

雪の降る所が多く、大雪となる所もあるでしょう。
また、非常に強い風が吹いてふぶく所があり、雷を伴う所もある見込みです。
大雪による交通障害、暴風雪、高波に警戒してください。
北海道では高潮にも厳重な警戒が必要です。
東日本の太平洋側は概ね晴れますが、
関東甲信の山沿いでは雪が降り、東海ではにわか雪がありそうです。
西日本の太平洋側は晴れ間もありますが雲が広がりやすく、
所によりにわか雪やにわか雨がある見込みです。
南西諸島は雲の多い天気となるでしょう。

訪れるのは中央アルプスの空木岳(うつぎだけ)。
紅葉の味を味わい、爽やかな稜線歩きを楽しみます。

錦秋
 檜尾尾根
爽快
 稜線歩き
そそり立つ
岩の頂へ

           紅葉の尾根をたどり白き岩峰へ
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             中央アルプス 空木岳

長野県を南北100kmに渡り連なる中央アルプス。
その中でひときわ存在感を放つ空木岳。

〇空木だけ(2864m)

標高2864m、花崗岩に覆われた荒々しい山容が魅力です。

〇菅の台バスセンター(850m)

ガイドさんとは菅の台(すがのだい)のバスセンターで待ち合わせ。

*この番組は2021年1月に放送したものです

おはようございま~す。

〇ガイド 若林翔さん

「おはようございま~す。
 ガイドの若林で~す。
 よろしくお願いしま~す」

北海道出身の若林翔(わかばやししょう)さん。
日本アルプスで登山ガイドをする為、8年前長野県に移り住みました。
大学で生態学を学んだ若林さんは山の自然に詳しい狩猟も行うガイドです。

早速見どころを教えてください。

「まず最初は、え~、やっぱり紅葉ですよね~。
 あの~、中央アルプス、白い花崗岩の山ですので、
 え~、岩肌の白、え~、緑のハイマツ。
 そこに広がる赤と黄色の、え~、紅葉が織りなす世界ですよね~。
 秋は空気が澄んでて、あの~、より一層眺めもいいと思いますので、
 そんなところも楽しみにして行きましょう」

空木だけを巡(めぐ)る二泊三日の山旅。

1日目

一日目、バスで檜尾橋(ひのきおばし)へ。
色とりどりの紅葉を楽しみながら、檜尾尾根を登ります。
避難小屋で抜群の眺望と夜景を堪能し宿泊。

2日目

二日目は檜尾岳(ひのきおだけ)から主稜線を縦走し、
中央アルプスの雄大な景色を眺めながら空木岳山頂を目指します。
この日は空木平(うつぎだいら)避難小屋に宿泊。

3日目

三日目、、池山(いけやま)尾根から下山します。

アップダウンを繰り返す岩尾根を辿(たど)る上級者向けのロングコースです。

〇檜尾橋登山口(1220m)

檜尾橋でバスを降り、歩くこと10分。

〇檜尾登山口入口

 H25 中央アルプス駒ケ岳を愛する会

「こちらが檜尾尾根の登山口になります。
 上に行けば行く程、あの~、色付いてきてると思いますので、
 まぁ秋の気配を感じながら、え~、楽しんで登って行きましょう。
 はい、じゃあ行きま~す」

今日は標高差1500mを7時間かけて登る。
先は長いけど頑張ろう。

*撮影:10月上旬

あ~、いい天気~。
差し込む光が気持ち~~~。

「そうですね~、風も涼しくて~歩きやすいですね」

はい、とっても。

「道も緩やかだし、それに何となく足元フカフカして
 歩きやすいような気がしませんか?」

う~ん、確かに。
足元が柔らかい。

「これ~よく見てもらうと、実はえ~、細かい木の葉っぱ。
 針のような葉っぱがこんな風にびっしり敷き詰められてるんですよね~。
 この木あの~、カラマツといいます」

〇カラマツ

カラマツは日本の針葉樹で、唯一葉を落とすマツの仲間。
この辺りは10月半ば頃から黄金色に色付くそう。

カラマツが紅葉すると、また違った景色になるんだろうな~?

「なかなかこの檜尾尾根を登る登山者っていうのは少ないんですけど、
 まぁ特に秋の季節なんかは気持ちよく歩けるので
 私はおすすめしたいと思います」

登り始めて3時間

「ちょっとこの辺りで上を見上げて見ましょうか~?」

はい、わぁ~、黄色く色付いてる。

「ちょっと透き通ったレモン色っていうんですかね、綺麗な色ですね~」

ほ~んと鮮やか。

「これあのコシアブラという木なんですけれども、
 山菜として有名な木ですね~。
 僕凄い木の紅葉が好きで、やっぱりこの脱色するように
 だんだん薄くなっていく葉っぱは
 本当にいつも綺麗だな~と思って眺めているんですけど」

〇コシアブラ

標高を上げるごとにドンドン紅葉の世界が広がってきた。

「ここも綺麗ですね~、
 まだまだこの上に行くとさらに鮮やかさを増していくと思いますよ」

楽しみだな~。

登ること5時間

穏やかな森を抜けると、岩や木の根が目立つ尾根道に変わった。

「あ~、見てください、向こうの山並み。
 斜面の色が素晴らしいですね~」

うわぁ~、山全体が紅葉してる。
綺麗だな~。

「やっぱりあの針葉樹の緑が混じることによって、
 赤と黄色がより引きたちますよね~。
 いやぁ凄いですね~、まさに今が最盛期ですね~」

〇檜尾尾根

標高2000mを越えると、そこは一面紅葉の世界。

色鮮やかなモザイク模様が檜尾尾根いっぱいに広がります。

キラッキラした美しい紅葉。
そしてこの秋晴れ。
もう最高ですね~。

「いやぁ綺麗ですね~。
 あっ、ほんとにこの枝先見てくださいこれ。
 見上げると」

見事な枝ぶりのダケカンバ。
綺麗な黄色。

〇ダケカンバ

「ね~、ダケカンバのまぁ白というかちょっとピンクがかった樹皮の色、
 いやぁ綺麗ですね~」

これぞ秋って感じですね。

「そうですね~、ここのカエデも凄いですね。
 ひときわ真っ赤に紅葉してますね~」

〇ミネカエデ

こちらはミネカエデ。
目の覚めるような鮮やかさですね~。

〇タカネナナカマド

タカネナナカマドは落ち着いた紅色。

一口に紅葉といってもほんとに色んな色があるんですね~。

錦秋の尾根歩きを楽しみながらさらに上へ。
ゆっくりと登る。

ここで山旅スタイル。

今回は錦秋の尾根歩きを楽しみながらさらに上へ。
ゆっくりと登っている最中のところまでと致します。
次回は生き物の痕跡の楽しみ方を
若林さんに教えていただきますところから始めます。






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