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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     


こんばんは!1日(日)は、西日本から東日本の日本海側や

北日本では雲が広がりやすく、北日本は日本海側を中心に雪が降るでしょう。
北陸では雨や雪の降る所がある見込みです。
北陸から東北の日本海側は雷を伴って降る所もありそうです。
その他の地域は概ね晴れますが、先島諸島は雲が多くなるでしょう。

活火山の恵み
紅葉の縦走路
今も続く
 大地の鼓動

            錦に染まる火の山を行く
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               秋田駒ケ岳 

〇登山ガイド 熊谷久美子さん

山岳看護師の資格も持つ熊谷さん。
山での体調管理のエキスパートです。
がん患者の山歩きを支援するなど、幅広く活動しています。

*撮影:9月下旬

前回は小岳が抹茶ドーナツに似ているなと感じました所までの紹介でした。
今回は火山の造形と進行についての紹介から始めます。

<山旅スケッチ>
 火山の造形と信仰

秋田駒ケ岳は荒ぶる日の山として知られ、崇められてきました。

*秋田藩士 石井忠行『伊頭園茶話』
      秋田県公文書館 所蔵

江戸時代末から明治にかけて書かれた書物にこんな記述があります。

五百羅漢といふ岩

〇五百羅漢

その五百羅漢。
秋田駒ケ岳の外輪山にあるこの岩のことです。

〇羅漢(らかん) 悟りを開いた僧侶

羅漢とは悟りを開いた僧侶のこと。
数多くの僧侶が立ち並ぶ姿に例えられました。

秋田駒ケ岳を信仰の対象とした例は他にも。

〇阿弥陀池

周囲500m、頂上直下に水を湛(たた)える阿弥陀池。
そのわきに広がる草原、浄土平(じょうどだいら)。

〇浄土平

荒ぶる火の山に人々は祈りを捧げてきたのです。

いよいよ頂上部にあるカルデラの中へ。

「じゃあここからカルデラの底に下りて行きましょうね~」

正面には中央火口丘である小岳と女岳が。

   女岳(1513m)
                     小岳(1409m)

この先にとっておきの光景があるとのこと。

「カルデラの底に下りてきました。
 見てくださ~い、この景色」

〇馬場の小路

「ここは馬場の小路(こうじ)と呼ばれている所です」

カルデラの谷底に良そうもしなかった光景が。

「真っ赤か。
 一面チングルマの絨毯だね~。
 凄く綺麗なワインレッドの紅葉が広がっていますね~」

谷底を覆うのは高山植物のチングルマ。

今回は一面チングルマの絨毯を見た所までと致します。
次回はいよいよ秋田駒ケ岳の最高峰、男女岳を目指します。





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