Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     


こんばんは!27日(金)は北日本や東日本から西日本の

日本海側では雪や雨が降るでしょう。
東日本から西日本の太平洋側でも雲が広がり、
西日本や東海は朝から、関東も午後には雨や雪が降りそうです。
南西諸島は曇りや雨の見込みです。

水源の森
錦秋の彩り
山頂からの
  大展望

             錦織りなす紅葉の峰
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                雲取山

〇ビジターセンター解説員 伝井真弓さん

伝井さんは都内のビジターセンターに勤務する自然解説員。
奥多摩の魅力を分かりやすく伝えています。

*撮影:11月上旬

前回は三条の湯という山小屋に宿泊のところまでの紹介でした。
今回は二日目、紅葉を楽しみながら登って行きます。

2日目

二日目。

「今日もいいお天気ですね~。
 紅葉を楽しみながら今日も頑張って登って行きましょう。
 じゃっ出発しま~す」

はい、頑張ります。

朝の光が気持ち~い。

「ここの尾根のことを水無(みずなし)尾根っていうんですけれども、
 昨日は沢沿いの道でしたけども、
 今日はまぁ水が無い尾根の道を歩いているということになりますね」

〇水無尾根

へぇ~、どんな景色に出会えるのかな~?

「もう少し標高が上がっていくと、紅葉がもっと綺麗になっていくと思います」

水無尾根、雲取山の山頂を目指してきつい登りが続く。

うわっ、紅葉が鮮やか。

「この辺りは色々な色が出てきましたね~。
 黄色の紅葉もあればオレンジ色の紅葉も見えます。
 その上にあるのが~、ミズナラの木で~、オレンジ色に紅葉しま~す」

〇ミズナラ
  水楢

「黄色く紅葉しているのがイヌブナ」

〇イヌブナ
  犬楢

「あれがアワブキの木ですね~。
 火にくべると泡がブクブクと出るということから
 アワブキという名前が付いたそうです」

〇アワブキ
  泡吹

それにしてもどうやって見分けているんですか?

「葉っぱの形で分かります。
 それぞれ違うんですよ~」

〇ホオノキ
  朴の木

「よく見てもらうと大きな葉っぱ、小さな葉っぱ。
 ギザギザのある葉っぱ、色々形があるんですね~」

紅葉を味わいながら登る。

「カエデの仲間が増えてきましたね~」

「綺麗ですね~、カエデの紅葉が凄く鮮やかですね~」

ほんと真っ赤。

「あちらに見えるのがコハウチワカエデですね~」

〇コハウチワカエデ
   小葉団扇楓

「オオモミジとこれがイタヤカエデ。
 こっちがオオモミジでこっちがイタヤカエデ」

えっ、どこが違うの?

〇イタヤカエデ
   板屋楓

「葉っぱのこの先のギザギザが。
 こっちはギザギザして。
 こっちはギザギザが無い」

〇オオモミジ
  大紅葉

「形が違ったり大きさが違ったりはするんですけど、
 この雲取山周辺には20種類ぐらいカエデの種類があるといわれています」

               チドリノキ 
                千鳥の木

     メグスリノキ            オオモミジ
      目薬の木              大紅葉

               イロハモミジ
                以呂波紅葉

                       イタヤカエデ
                         板屋楓

     ハウチワカエデ      ホソエカエデ
       葉団扇紅葉        細柄楓

          コハウチワカエデ
            小葉団扇楓

へぇ~、これ全部カエデの仲間なんだ~?

「こちらカエデの種なんですけれども~。
 みんなこの種にプロペラが付いているというのは、
 みんなカエデは一緒なんです」

種に羽が付いているんだ。

「風に乗って遠くに種を飛ばす為にこういったプロペラ。
 羽が付いていてこの種が遠くに飛んで行って、
 またそこでカエデのあの子供達が育っていくということですね~。
 ちょっと実際に飛ばしてみましょうか?
 いきます」

確かに風に乗ったら遠くまで飛んで行きそう。

山小屋から1時間ほど歩くと

「景色が開けてきました~。
 あちらの山が凄く綺麗で~す。
 色々な色がありますね~。
 赤色、黄色、少し緑も混じっていて綺麗ですね~」

まさに紅葉真っ盛り。

「ほんとにこういったあの~東京から近い所で~、
 木の種類が沢山あって~、色んな色が見れる紅葉は奥多摩らしくて
 凄く私は好きですね~」

何してるんですか?

「はい、これあの~モミジの影絵を楽しんでるんですけど~、
 こうやって影絵にしても綺麗ですよね~?」

うわぁ~、お洒落。

「これはいつも私が使っているフィールドノートなんですけども~、
 これが一冊あるととっても便利なんですよ」

ここで山旅スタイル。

<山旅スタイル>
 フィールドノート活用法

〇フィールドノート活用法

「私達このノートに色々な自然観察の記録を録(と)っていくんですけれども、
 元々は測量の方達が使う為に作られたノートだそうです」

〇測量のために作られたノート

「表紙が硬くて立ったままでも記録がしやすくて
 コンパクトで簡単にしまえるのでとっても便利な一冊です」

記録するだけでなくこんな使い方も。

落ち葉を挟んで持ち帰れば。

〇活用法① 落ち葉を思い出に

山旅の素敵な思い出に。

「このように銀紙などを貼ると光を反射するレフ版の代わりにもなるんです」

〇活用法② レフ版として

「ちょっと写真撮ってみましょう」

光が当たらない所でも。

カシャ~♪

フィールドノート、あなたも是非ザックに一冊。

「山頂が見えてきましたよ~。
 あちらの稜線に続く~ちょっと盛り上がった所。
 あそこが雲取山の山頂です」

今回は雲取山の山頂が見えてきました所までと致します。
次回はいよいよ雲取山の山頂を目指します。








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