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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②     


こんばんは!3日(金)は、北日本から東日本の日本海側で雪の所があるでしょう。

北日本から東日本の太平洋側や西日本は概ね晴れますが、
関東地方は雲が多く、関東南部は夜には雨か雪の見込みです。
南西諸島は雲が広がりそうです。

きらめく湿原
錦に染まる山々
大地の息吹

              山の魅力が満載
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              くじゅう連山

*この番組は2022年1月17日に放送したものです

〇登山ガイド 西嶋功さん

山口県出身の西嶋功さん。
サラリーマン時代に大分に赴任。
くじゅう連山に惚れ込み、山麓で宿を営みながら登山ガイドをすることに。

*撮影:10月下旬

前回は一番真ん中に聳え立ってます中岳と一番右に見えています山の
久住山が見えます所までの紹介でした。
今回は秋のウェア選びについて西嶋さんに紹介していただきますところから
始めます。

<山旅スタイル>
 秋のウェア選び

〇秋のウェア選び

秋は寒暖の差が激しくウェアの選び方が難しいですよね?

「2000m前後のくじゅうのような山は、
 私のおすすめは上着、中間着、肌着の組み合わせです」

〇肌着=メリノウール素材

「まずは肌着。
 この季節私はメリノウールという素材が入っているものを
 使うようにしています」

羊毛の一種、メリノウールは繊維の中に多くの空気を溜めることができ、
保湿性に優れています。

〇保温性に優れる

〇中間着:全開できるベスト

「中間着にはこのようにジッパーで全開出来るベストが便利です。
 ベストのいいところは体の保温を保ちながら
 行動中の腕の動きを妨げません」

〇保温しつつ腕の動きを妨げない

〇開閉で温度調節が可能

「ジッパーの開閉で温度調整も可能です」

〇上着:レインウェア

上着はレインウェア。
雨だけではなく秋の冷たい空気も防ぎます。

「使いやすいものは脇にベンチレーションが付いてるものです」

〇脇にベンチレーション

ベンチレーションの開閉によって、
体温や服の中の湿度を調節し、快適に過ごすことが出来ます。

〇体温や服の中の湿度を調節

秋のウェア選びのポイント、しっかりと覚えておこう。

出発して2時間半歩いて来た。

〇三俣山 西峰(1678m)

「え~、ここが三俣山の西峰(せいほう)です」

山頂ってことですか?

「あっはは、三俣山はあの麓からですね、
 ピークが3つ見えるんですけど、実際には4つあって、
 麓からは、え~3つしか見えないんです。
 それで三俣山という名前で合ってます」

          北峰
           〇
    
      本峰 〇
             〇 南峰
       
       〇
     西峰

               三俣山

「高い所はですね、そちらの方に見えてる本峰(ほんぽう)になります」

〇本峰

その三俣山の本峰へ。

「よいしょっ。
 よいしょっ」

「本峰到着です、お疲れ様でした」

お疲れ様でした~。

〇三俣山 本峰(1744m)

*正確には1744、7mです

三俣山の本峰、標高は1744mです。

「ちょっとこっちに来てください。
 あちらの北の方。
 ここは大鍋と呼ばれる、え~噴火口です」

うわぁ~、おっきな噴火口。
あっ、赤く染まってますね~。

「三俣山北峰(ほっぽう)の紅葉です。
 赤く染まっているのはドウダンツツジという植物です」

ほ~んとに綺麗だな~。

「せっかくなんであの紅葉が綺麗な北峰まで行ってみましょう」

はい、是非是非。

色付いている斜面を北峰に向かって行く。

「よいしょっ」

〇三俣山 北峰(1690m)

「三俣山北峰到着です」

「ちょっと来て見てください」

うわぁ~、これは凄い。

西嶋さんおすすめの紅葉ポイント。
噴火口を取り囲む斜面がドウダンツツジで染めあげられている。
赤やオレンジ、そして緑。
コントラストが見事だな~。

紅葉を堪能した後、今夜の宿に向かう。

歩き始めてから6時間半

〇法華院(ほっけいん)温泉

「はい、お疲れ様でした。
 ここが今日のお宿法華院温泉です。
 温泉もあるのでゆっくり休んでいきましょう」

〇法華院温泉山荘

やったぁ~温泉。

「実はここ鎌倉時代からのお寺でもあるんですよ~」

えっ?こんな山奥にお寺ですか?

「そうなんです。
 じゃ早速入りましょう」

「こんにちは~」

三俣山の麓、法華院温泉の一軒宿。

〇法華院観音堂

〇法華院温泉山荘 弘蔵岳久(ひろくらたけひさ)さん

僧侶でもある山小屋の御主人、弘蔵岳久さん。
山小屋がお寺で温泉宿、歴史を感じるな~。
あ~、気持ち~。

「あ~、明日も頑張って登りましょう」

ここで山旅スケッチ。

今回は法華院温泉山荘で宿泊のところまでと致します。
次回は人が守った自然につきましての紹介から始めます。





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