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奈良春日大社中元万燈籠


こんばんは!日本の南を北上する台風7号の影響で、

14日(月)は、中国、四国から北海道では雲が多く、
太平洋側を中心に雨の降る所があるでしょう。
東海では、雷を伴って激しい雨の降る所もある見込みです。
西日本から東日本では、暴風や土砂災害等に警戒し、高波に警戒してください。
その他の地域は概ね晴れるでしょう。

【奈良春日大社中元万燈籠】 ならかすがたいしゃちゅうげんまんとうろう

☆お盆の2日間、春日大社の参道に並びます石灯篭と回廊にぶら下がります
 釣燈籠全部に灯が入ります幻想的な光の行事です。

<概要>

〇中元万燈籠「春日大社(かすがたいしゃ)」

春日大社には石燈籠約2000基、釣燈籠約1000基の約3000基の
燈籠があります。
全国で2番目に古い石燈籠といわれています
伝関白藤原忠道(ふじわらのただみち)さん奉納の
「柚木型石燈籠」(1136年)や藤原頼通(ふじわらのよりみち)さんの
寄進と伝わります「瑠璃燈籠」(1038年)をはじめ、
平安末期より今日に至るまで、春日の神を崇拝する人々から、
家内安全、商売繁盛、武運長久(ぶうんちょうきゅう)、
先祖の冥福向上等の願いを込めて寄進されたものです。

《藤原忠通》

 生誕:1097年3月15日

 死没:1164年3月13日

 平安時代後期から末期にかけての公卿(くぎょう)、歌人です。
 藤原北家、関白であります藤原忠実(ふじわらのただざね)さんの次男です。
 
 官位は従一位、摂政関白、太政大臣です。

 通称は法性寺関白(ほっしょうじかんぱく)です。

[柚木型(ゆのきがた)石燈籠]

 柚木の下にありましたので柚木の名前が付けられています。

 重要文化財、平安時代後期、花崗岩、高さが約184cmです

 頂部の宝珠は、後補です。
 元々若宮社南方に立っていましたが、現在は宝物館に移されています。
 石燈籠は八角型で、火袋は江戸時代の後補です。

 笠は八角八注状で、蕨手(わらびて)は無く古式です。
 屋根は各稜に降棟を刻出します。
 
 中台は、大きい単弁を八角の各稜に配しています。

 竿は円柱で長く、三節あります。
 柚木石燈籠は、藤原忠道さんが平安時代後期の
 保延(ほうえん)三年(1137年)に寄進したと伝えられています。

 基礎は、六角で他のものを流用します。

 現在の基礎は上端が複弁の反花で、
 側面は六角とも輪郭を巻きまして、内に格狭間(こうはざま)を作ります。

 春日大社・宝物殿に入りました所に、
 重要文化財の石燈籠が二基(柚木、元亨)立っています。

《藤原頼道》

 992年に藤原氏の全盛期を築き上げました
 父の藤原道長(ふじわらのみちなが)さんの長男として生まれました。

 当時の道長さんは自分の娘を天皇の妃にしまして、
 生まれました皇子が天皇になりました時に、
 摂政や関白として天皇の政治を助ける「摂関政治」で権力を握っていました。

 1017年、頼道さんは26歳の時に道長さんから摂政の職を譲られまして、
 後一条天皇の摂政として権力を継承します。
 二年後に関白となりましたが、
 引退しました道長さんは1027年に亡くなるまで、
 朝廷内で影響力を持ち続けます。

 1036年に後一条天皇が亡くなりまして、弟の後朱雀天皇が即位します。
 自分も父の道長さんにならいまして娘を天皇に嫁がせようと
 いきたいところですが、実はこの時に頼道さんには天皇に嫁がせることの出来る
 娘はいませんでした。
 苦肉の策を講じまして、妻の妹で皇族の嫄子(げんし)を養女に迎えまして、
 後朱雀天皇の妃にします。
 しかし、嫄子は皇子を生むことはありませんでした。

 1045年に後朱雀天皇が亡くなりますと、
 後を継ぎましたのは後冷泉天皇です。
 後朱雀天皇と道長さんの六女の嬉子(きし)さんとの間に
 生まれました皇子です。
 また、藤原氏とは外戚関係にない尊仁親王が皇太子となります。

 *外戚関係・・・母方が藤原氏出身であること

 1050年に頼道さんは一人娘の寛子(かんし)さんを
 後冷泉天皇に嫁がせますが、ついに子に恵まれませんでした。

 「天皇に嫁ぎました自分の娘が皇子を生みまして、
  その子が天皇になりますこと」が摂関政治で権力を握る絶対的な条件です。

 頼道さんはその条件をクリアすることが出来なかったのです。

 頼道さんが父の道長さんの別荘を寺院に改めましたのは1052年です。
 1067年には弟の教道(のりみち)さんに関白を譲っています。
 翌年には後冷泉天皇が崩御します。
 藤原氏と血縁的繋がりの薄い尊仁親王(後三条天皇)が即位します。
 藤原氏のしがらみの無い天皇は、政治の実権を藤原氏から取り戻そうとします。
 頼道さんは1072年に出家しまして、
 2年後の1074年に病気で亡くなりました。

 [瑠璃燈籠]

  黄檗宗(おうばくしゅう)で仏殿等に吊るします六角形の燈籠です。
  周囲を薄地の絽(ろ)や絹で張りまして、
  中に瑠璃製の燭器(しょくき)を収めます。

  歌舞伎、文楽の大道具で、道行等の舞踊劇の際に、
  火を灯しました小蝋燭(しょうろうしょく)に台を付けたものを、
  背景一面に並べまして舞台を飾ることです。
  多く京阪の歌舞伎、文楽の舞台で用います。

室町末期から江戸時代にかけまして、
一般庶民や春日講中から奉納されましたものが多数あります。
回廊沿いの釣燈籠の灯影には幻想の世界が現れまして、参拝者で賑わいます。

〇開催情報

@開催名

 中元万燈籠

@開催期間

 2023年8月14日(月)~2023年8月15日(火)

 19:00~

@開催場所

 春日大社 直会殿(舞楽)・境内一円

@お問合せ先

 0742-22-7788(春日大社)

@料金

 ・回廊内特別参拝:500円

  3000円以上の初穂料(はつほりょう)で献灯(けんとう)可

  *初穂料・・・神前結婚や七五三や地鎮祭、お宮参り、安産祈願、
         厄払い等、神道(しんとう)の祈祷や祭祀(さいし)の時に
         神社に渡しますお金や謝礼を指します。

中元万燈籠と節分の日の年2回、全燈籠の火が入ります。

@アクセス

 ★最寄駅からの交通

  JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から
  奈良交通バス(春日大社本殿行) 約11~15分
  「春日大社本殿」下車すぐ

  奈良交通(市内循環外回り) 約9~13分
  「春日大社表参道」下車、徒歩約10分

  近鉄奈良駅からぐるっとバス大宮通りルート「春日大社本殿」下車すぐ

  ぐるっとバス(運賃:100円)

問題 飛鳥時代時代に持統(じとう)天皇がおりましたが、
   その持統天皇が奨励したと伝わる果実があります。

   果実名を教えてください。

1、柿

2、梨

3、桃

ヒント・・・〇大淀町(おおよどちょう)の「大阿太(おおあだ)高原O」

      Oの旬は例年7月中旬~11月頃までです。

[水盛園のO 大阿太高原観光O園 水性園]さん

住所  :奈良県吉野郡大淀町薬水1168-14

電話番号:0747-52-4184

Oは繊維成分、糖分、有機酸、ビタミン、消化酵素等により構成されています。
その90%は水分です。

その年の気候等条件にも左右されますが、
おおよそ8月初旬から10月末あたりまでが、収穫の時期です。
8月の旬の品種は、愛甘水、夏しずく、幸水です。

お分かりの方は数字もしくは持統天皇が奨励したと伝わる果実名を
よろしくお願いします。

 



 











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