Nicotto Town



ワカサギ

ニコットおみくじ(2024-02-02の運勢)

おみくじ

こんにちは!冬型の気圧配置で九州、四国は雨や曇り。

本州と北海道の日本海側は曇りや雪で、太平洋側は晴れる。
北日本は吹雪く所も。
沖縄は晴れ。

【ワカサギ】 公魚 鰙 若鷺 Hypomesus nipponensis

               Japanese pond smelt

☆キュウリウオ目キュウリウオ科の魚類の一種です。

<概要>

〇生態

ワカサギは「キュウリウオ科」に分類されている魚で、
シシャモやチカと同じ仲間です。

[シシャモ] 栁葉魚 spirinchus lanceolatus

           smelt

           shisyamo smelt

★キュウリウオ目キュウリウオ科に属する魚です。

川で産卵及び孵化し、海で成長後に川に戻る遡河回遊魚です。
そして、日本の固有種です

*遡河(そか)回遊魚・・・海で成長し、河(淡水)で産卵する魚

〔分布〕

 世界中でも北海道太平洋側の内浦湾から厚岸湾の沿岸地域にのみ、
 分布しています。

 疋田豊治さんにより記載されました。

 《疋田豊治(ひきたとよじ》さん

  1882年ー1974年

  北海道大学水産学部の前身である東北帝国大学水産学科、
  北海道帝国大学付属水産専門部、函館高等水産学校で、
  1974年(昭和22年)までの40年間近くに渡り教鞭をとられた方で、
  北海道大学の魚類分類学の系譜を私達に引き継いでくれた方でもあります。

  退職後の1961年(昭和36年)には、
  北海道文化賞と大日本水産教育功績賞を受賞されています。

  疋田豊治博士は・・・

  シシャモの命名者と知られる他、
  カレイ類については纏(まと)まった研究が無かった当時、
  外部形態、骨格、組織、発生等の詳細な研究を重ね、
  1934年に「北日本産鰈類」を発表し、
  北日本産カレイ類の分類の基礎を築きました。

  この著作物の中でPseudoplatichthys oshorensis(オショロガレイ)を
  発表しましたが、これは後にヌマガレイとイシガレイの
  雑種であることが判明しました。

  *従いまして、個の学名は規約に照らすと除外名となります
  
  北海道大学総合博物館分館の水産化学館には、
  疋田豊治博士が撮影した約6900枚ものガラス乾板が保管されています。

  *当時はフィルムではなく、ガラス乾板を根がとするのが一般的

  かなりの写真好きだったようです。

  その半数が魚類を含む海産生物の写真で、他は風景や人物の写真です。

  例えば・・・

  北海道帝国大学創基五十周年記念祝典では写真係を務めていました。

  このように、北海道大学は勿論、道内・道外で撮影された写真が
  多数残されていて、当時の様子を知る上で大変貴重な資料となっています。

 シシャモの産地ととしては・・・

 胆振(いぶり)のむかわ町を流れます鵡川が有名です。

 かつて、渡島(おしま)地方の長万部(おしゃまんべ)川や、
 遊楽部(ゆらっぷ)川にも遡上していましたが、現在では遡上はしていません。

〔名称〕

 「シシャモ」という名称はアイヌ語ので掲載しますと・・・

 susam「スサム、語源はsusu(スス(シュシュ)」=
 楊、ham「(ハム)=葉とされる)に由来します。

 又、語源として・・・

 「スス=楊」、「ハム=葉」以外に、
 「シサク(美しいの意)説や「シサム(日本人の意)説等、諸説あります。

[チカ] Hypomesus japonicus

     Chika surfsmelt

☆キュウリウオ目キュウリウオ科に分類される魚です。

≪別名≫

 ・ツカ

 ・オタポッポ

 このように呼ばれています。

≪食用≫

 食用とされ、同属のワカサギとよく似ています。

≪形≫

 キュウリウオ科に属するチカは、
 同じキュウリウオ科で冬の釣りの定番になっているワカサギとよく似ています。
 湖の氷に穴を開けて釣る、あのワカサギです。

 チカは流線型の体に、綺麗なV字の尾の魚です。

 銀色の体の上部(背部)が灰色で、大きなものは20cm以上もあります。
 10cm程度のワカサギよりもずっと大型です。
 
 その為・・・

 ワカサギではみられない刺身でも食すことが出来ます。

≪北海道では大衆魚≫

 チカを漢字で書くと「干魚」となります。

 意味ははっきりしないのですが、
 幾らでも獲れる数が多い魚であることが由来ではないかと推測されています。

 ちっこい(小さい)魚で、「ちか」になったという説もあります。

 岩手県の一部では「シラウオ」とも呼ばれていますが、
 勿論踊り食いが有名なシラウオとは別物です。

 北海道を主に北東北でもとても漁獲量が多く、北国では珍しくありません。

〇ワカサギは元々は海の魚

利根川を上ったものが霞ヶ浦で繁殖し、漁師が獲るようになりました。

〇繁殖に成功

霞ヶ浦のワカサギを長野県の諏訪湖に放流しましたら、繁殖に成功します。
その採取した卵を全国の湖に配ったことで、ワカサギ釣りは広まりました。

〇寿命

約1~3年です。
生まれてから1年未満の個体を「当歳魚」と呼ばれています。

〇大きさ

生息地の餌の量やワカサギ自体の密度にもよりますが、
釣りの対象になりますのは約7~8cmです。

@三歳魚

 10cm以上に成長しまして「デカサギ」と呼ばれ、
 多くのワカサギフリークを魅了しています。

〇ワカサギの食性

ワカサギの仔魚は「ワムシ」を食して成長します。

@ワムシ

 輪形動物門に属する汽水産のプランクトンです。
 海水魚の養殖での稚魚の生き餌として、大規模に繁殖されています。

仔魚期を過ぎますと、ミジンコ類等を大型動物性プランクトンが主食になります。
その他には、ユスリカの幼虫等も食して成長します。

@ユスリカ 揺蚊 Chironomidae

         chironomid

         non-biting midge

 ☆ハエ目(双翅目)糸角亜目ユスリカ科に属する昆虫の総称です。

 和名は幼虫が体を揺するように動かすことに由来しています。

 大部分の種は幼虫が水生で、川や池等、
 ほとんどあらゆる淡水域に棲んでいます。

 他には、海の潮間帯に棲むものや陸生のもの、
 水辺の朽木の中や土壌中等に棲息しています。

問題 ワカサギ釣りが出来る湖で、青森県小河原(おがわら)湖があります。
   小川原湖の近くの海名を教えてください。

1、太平洋

2、津軽海峡

3、日本海

ヒント・・・〇小川原湖がある上北(かみきた)平野の特徴と
       成り立ちの歴史

      青森県の東部、正解の海名に広がる上北平野は、
      南北50km、東西30kmの縦長の長方形をしています。

      東北では随一の大地型海岸平野で・・・
 
      ・南部:八戸(はちのへ)台地

      ・北部:三本木原(さんぼんぎはら)・三沢台地

      このように呼ぶこともあります。

      @上北平野の地形

       ・海成段丘

       ・それを侵食する河川沿いの河岸段丘

       ・河川の堆積作用
   
       これらにより形成された低地から出来ています。 

       プレートの運動により約50万年前から隆起を始めて、
       現在のような台地が広がる海岸平野になったと考えられています。

お分かりの方は小川原湖の近くの海名をよろしくお願いします。

 










Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.