Nicotto Town


モリバランノスケ


買物のお供

今朝も、昨日と同様、気持ちの良い朝だ。私共夫婦と、チャム、お蝶は、breakfastを楽しんでいる。私共の飲む、自家栽培、焙煎のコーヒーの気品ある香りが、辺りに漂う。私は、徐ろに、カップを口に近づけた。その美味を堪能する。

今朝のチャム、メロディをハミんグしている。
彼女の気分、Goodのようだ。よく聞いてみると笠置シズ子の(買い物ブギ)。私は、思わず彼女に(今日は、何か良いことでもあるのかな?)と、言葉を掛ける。お蝶は、(今日は、奥さんと一緒に買い物に出かけるんです。それを思って、気分が上昇しているのだと思います)と、嬉しそう。

我々は、街から奥深いに山の中に住んでいる。
買い物と言っても、大きなスーパーマーケットが、在るわけではない。林の中を、30程歩いた先にある、街道筋の昔ながら(のよろず)である。
妻は家を出る。お蝶は、肩の上にチョコンと

敷地のなか、私道を抜けて旧道に出る。林の中に点在する、別荘族や定住者の家屋を、右に左に眺めながら、二人は何やら話しながら歩く。
左側に、温泉宿が在る。湯の色は黒。よく温まり、肌がツルツルになると評判の湯である。そこを抜けると、温泉直営のオートキヤンプ場。
今日は、平日の為か、利用家族は、チラホラ。

そこを抜けると、畠が拡がる田園風景が続く。
辺りは、一面の菜の花が、花盛りである。

家内 (菜の花達と、遊びたいでしょう!)
お蝶 (勿論、その気持ち、有るけれど。今日は
   お買い物の、お手伝いに、専念します)
家内 (我慢しなくてイイのよ。でも嬉しい)

田畑の中に続く道を行く。その姿は、さながら、仲良く手を取り合って歩く、親子(お婆さん孫)の様。二人は、(買い物ブギ)をハミングしながら。




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