Nicotto Town


おさかな日記


さらば留萌本線(2)

'23/2/25


 普通岩見沢行きに乗り、滝川で降りた。特急ライラック札幌行きに乗り、札幌に行き、快速エアポート新千歳空港行きに乗った。列車が札幌を発つ前、父がリュックサックで席を取り、トイレに行った。すると、夫婦が来て、奥さんが父のリュックサックを指して、「その荷物はあなたの? その席、譲って下さらない?」と言った。僕は「この荷物は父のです。父がいない間にこの席を譲るわけにはいきませんが、私の席に座りますか?」と言ったのに、奥さんは「もういいわ。」と言い、夫婦は別の車両に移った。南千歳で降り、特急北斗函館行きに乗り、苫小牧で降りた。


 鵡川(むかわ)行きに乗り、浜田浦で降りた。FORT by THE COASTというレストランに行った。FORT by THE COASTは、養鶏場が運営している店で、採れたての卵を使った料理を提供している。ピザとカレーを食べた。卵の値段が上がっている中、卵がたくさん食べられるのはありがたい。鵡川行きに乗り、鵡川に行った。むかわ温泉に入った。苫小牧行きに乗り、苫小牧まで戻った。


 岩見沢行きに乗り、追分で降りた。追分は、空知の炭鉱と室蘭港を結ぶ室蘭本線から夕張線が分岐するところであり、鉄道の町として栄えた。1960年代以降、鉱業が衰退するにつれて、空知の諸都市も衰退した。しかし、'81年、石勝線が開通し、札幌と道東を結ぶ特急が石勝線を通るようになり、追分は特急停車駅になった。特急が来るまで時間があり、駅に住民の寄贈した本や漫画があったから、『らんま1/2』を読んだ。乱馬・あかねと三千院帝・白鳥あずさがスケートで戦う話だった。


 特急おおぞら釧路行きに乗った。占冠(しむかっぷ)で列車交換のために運転停車した。ドアを開けたらいいのに。白糠(しらぬか)で降りた。ホテルまつやに泊まった。2人1部屋で予約したつもりだったのに、鍵を2つ渡された。父かホテルが間違えて、1人2部屋で予約したらしい。風呂に入った。風呂から上がって、着替えていたら、地震があった。根室と標津(しべつ)で震度5弱、白糠では震度4を観測したらしい。


 Twitterで、とらんす少女ちゃんの『男子時代のmtfの話【大学受験編】』という漫画を読んだ。以下は、この作品を読んで思ったことを書きとめたものである。


 [健太の母]「もぉおお!」「やること/増やすなよ/ノロマ!」「大っ嫌い!」「皿拭いて/直すだけ/でしょ⁉」「何なら/できんの」「あっち/いっててよ/もぉおお!」漫画などで大人が子供を虐待しているところを読むと、大人が僕をひどく扱ったことを思い出す。もっとも、その扱いは虐待と言うほどじゃないけど。


 [健太の母の恋人]「その人/言っとったで/お前のこと」「ひとり息子に/殴られたって」加害者なのに、自分は被害者だと主張する奴は許さない。


 [健太]「お前がベソかきながら/ありもしねえもん探して/寒い街を彷徨[さまよ]い/続けてんのがいいんだ」「使えねえお前に/意地悪がしてえ/だけなんだよ」大人が子供を虐待するのは、大人が子供をおもちゃとして扱うことであり、先輩が後輩をいじめるのは、先輩が後輩をおもちゃとして扱うことだ。僕は人をおもちゃとして扱うのを嫌っているけど、虐待をしつけと呼び、いじめを指導と呼んで正当化する人がいる。そんな人たちは、なぜあんなにも冷酷になれるんだろうか?


 [健太]「お前が/賢いところに/行くってのは」「五百円を落とすか/落とさないかの/綱渡りを毎日続ける/みたいな話だ」たった1度間違えただけで、取り返しがつかなくなることがある。


 [健太]「でも/なつき…」「オレもう/これ以上/走りたく/ないんだよ…」頑張り続けて疲れた時に休める世界になってほしい。


'23/2/26


 やはたというラーメン屋で醤油ワンタン麺を食べた。しらぬかの湯に入った。バスに乗り、大楽毛分岐で降りた。高専前でバスを待つ間、信じられないほど寒かった。バスに乗り、釧路空港で降りた。飛行機に乗り、東京に帰った。




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