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種痘記念日


こんばんは!14日(水)は全国的に晴れる所が多くなるでしょう。

ただ、北海道のオホーツク海側や沖縄では雲が広がりやすく、
所により雨が降る見込みです。

【種痘記念日】 しゅとうきねんび Vaccination Commemoration Day

                  Smallpox Vaccination Day

☆日本で初めて種痘(天然痘ワクチン)が成功した、
 1858年5月14日を記念した日で、日本独自の記念日です。

<概要>

〇種痘記念日

1796年5月14日、エドワード・ジェンナーさんは、
医学界に革命を齎(もたら)す実験を行いました。

エドワード・ジェンナーさんは当時、天然痘という病気が大流行し、
多くの人々の命を奪っていることに対して、
解決策を見つけ出そうとしていました。

天然痘はその症状の重さと致死率の高さから、
人々にとって恐怖の対象でした。

しかし・・・

エドワード・ジェンナーさんは、ある乳絞り女性の言葉からヒントを得て、
牛痘(ぎゅうとう)が天然痘に対する免疫を与える可能性があると考えました。

@牛痘

 牛が発祥する天然痘によく似た病気で、牛の乳房に水疱が生じます。
 乳絞りを通じて人間にもうつりますが、
 人間は皮膚に水疱が出来るくらいで、大事には至らず、回復します。

そして、実験を重ねた結果、
牛痘を用いた予防接種が天然痘に対する効果を持つことを発見し、
これが種痘法の始まりとなりました。

エドワード・ジェンナーさんの功績は・・・

後に「近代免疫学の父」と称される程に評価されています。

しかし・・・

当時はその方法がすぐに受け入れられた訳ではありませんでした。

@エドワード・ジェンナー さん
 Edward Jenner

 1749年5月17日ー1823年1月26日

 ★天然痘で多くの人が亡くなっていた18世紀のヨーロッパ

  エドワード・ジェンナーは、イギリスの医師でバークリーに生まれます。

  イギリス西部の田舎町であるバークリーで町医者をしていた、
  エドワード・ジェンナーさんは自分の息子にも人痘を接種していましたが、
  より安全な方法を探し求めていました。

 ☆修業時代の若きジェンナーさんは、ある女性患者から貴重なヒントを得る

  牛痘にかかた人は天然痘にかかりません。
  牛に痘疹の出来る病気で、人にも感染しますが軽症ですみます。

 ★1796年 牛痘種痘法の実験

  牛痘に感染した娘の痘疹の材料を、8歳の少年の腕に接種
                                           
               ↓
  
  その後、天然痘の材料を植え付けたがつかなかった!

  牛痘の病原体を            牛痘に感染し
   人から人へ             治った人は
   伝達出来る           天然痘にはかからない

  牛痘種痘法の天然痘予防効果が認められ
     広く世界で行われた結果・・・

  WHO(世界保健機関)さんが天然痘の撲滅を宣言

  エドワード・ジェンナーさんの死から
  約150年後の1980年のこと

 エドワード・ジェンナーさんは14歳の時から7年間、
 開業医の下で修業します。
 
 その時、ある女性の患者から・・・

 「一度牛痘にかかった人は、天然痘にかからない」

 このような話を聞きます。

 エドワード・ジェンナーさんは修行を終えまして、
 自ら開業しますと、この話をヒントにして天然痘予防の研究を始めました。

 1796年5月14日、
 牛痘にかかっていた娘の痘疹の材料を、少年の腕に接種します。

 すると・・・

 自然に感染した時と同じように、痘疹が出来まして、やがて治りました。

 次に・・・

 エドワード・ジェンナーさんは、
 少年に天然痘の痘疹の材料を植え付けます。

 しかし・・・

 天然痘は少年の体に定着しませんでした。

 この結果・・・

 牛痘に感染して、治った人は天然痘にかからないことが証明されました。

 又、牛痘の病原体を人からとって、
 別の人に接種することも可能だと分かりました。

 私達が知っているワクチンの原理です。

 ☆ワクチン

  雌牛を意味するラテン語に由来するといわれています。

@種痘の実験と影響

 エドワード・ジェンナーさんは8歳の男児に対して、
 牛痘の膿を接種するという実験を行いました。

 この実験は成功し、
 その後の天然痘接種にも感染することはありませんでした。

 この実験は後に学術論評として発表されまして、
 種痘法として広く知られるようになりました。

 しかし・・・
 
 反論者も多く、当初は学会での認知は低いものでした。

 それでもエドワード・ジェンナーさんは諦めず、
 貧しい人々に無料で種痘を行いまして、
 徐々にその効果が認められるようになりました。

 そして、天然痘による死亡者は劇的に減少しまして、
 最終的には世界保健機構さんによって、根絶が確認されるに至りました。

 このようにして、天然痘は人類が根絶した唯一の感染症となりまして、
 エドワード・ジェンナーさんの功績は計り知れないものとなりました。

@天然痘根絶とその後の世界

 1979年に天然痘の根絶が確認されまして、
 1980年には天然痘根絶宣言が行われました。

 これは、医学史上でも類を見ない大きな成果でありまして、
 エドワード・ジェンナーさんの種痘法が無ければ成し得なかったことです。

 天然痘の根絶によって、多くの人々が命を救われ、
 医療の進歩にも大きく寄与しました。
 
 又、種痘法の開発は後世のワクチン研究にも影響を与えています。

@ワクチンはなぜ効果があるのか

 ワクチンは二度罹(かか)りなしという人為的に作り出そうとするものです。

 ★免疫学

  免疫学という学問がエドワード・ジェンナーさんによる、
  牛痘による天然痘のワクチンの開発から出発したという、
  歴史的な経緯があるからではなく、
  二度罹り無しの現象こそ、人の体に備わった生体防御機構である、
  「免疫」システムの基本原理そのものによるからです。

  免疫学は二度罹り無しということはどういうことなのか、
  そして、ワクチンがなぜ効くのかという、
  問いかけに答えようとする学問でもあるといえます。

問題 この200年の間に、
   とりわけ分子生物学の発展してきたこの20~30年の間に、
   免疫システムの基本原理の多くのことが分かってきましたが、
   その中にはノーベル賞が与えられた重要な発見が幾つもあります。

   2011年のノーベル賞生理学医学賞でについてですが、
   次の文章の〇〇に入る言葉を教えてください。

   ブルース・ボイトラー博士とジュールズ・ホフマン博士のお二人が、
   「自然〇〇の活性化に関わる発見」により、
   ラルフ・スタイマン博士が「獲得〇〇における樹状細胞の役割と改名」で、
   受賞されました。
   私達が持っている〇〇システムがどのようにして活性化されるのか、
   その原理を明らかにした研究です。

1、細胞

2、大脳

3、免疫

ヒント・・・〇〇〇システム 自然〇〇システムと獲得〇〇システムの2つ

      異物から体を守る働きを持っていまして、
      感染症と闘う一番重要な仕組みです。

お分かりの方は数字もしくは〇〇に入る言葉をよろしくお願いします。


  

 

 






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