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ヨツバシオガマ

ニコットおみくじ(2025-06-18の運勢)

おみくじ

こんにちは!高気圧に覆われ全国的に広く晴れるが、

関東の一部は午後ににわか雨や雷雨。
沖縄は雨で、夜は曇り。
最高気温は平年より高く、猛暑日の所も。

【ヨツバシオガマ】 四葉塩釜 Pedicularis japonica

                Japanese Lousewort

                Japanese Pedicularis

☆ハマウツボ科シオガマギク属の高山植物です。

<概要>

〇ヨツバシオガマ

@基本情報

 ★花期

  7~8月です。

 ☆高さ

  10~30cmです。

 ★生活型

  多年草です。

 ☆生育場所
 
  亜高山から高山の湿った草地に生育します。

 ★分布

  在来種で北海道、本州(東北南部~中部地方以北)です。

ヨツバシオガマはエゾヨツバシオガマの変種に分類されていましたが、
日本の本州中部の系統は日本固有に分化したヨツバシオガマであり、
独立種とされました。

@エゾヨツバシオガマとヨツバシオガマの違い

 ☆エゾヨツバシオガマ Pedicularis chamissoni

            Himalayan Lousewort

  ハマウツボ科シオガマギク科の多年草で、高山植物です。

  ①花冠筒部の下部が明らかに曲がっています。

  ②花序軸の多数の花の輪(節)が6~8段です。

   3~20段 平均7、8±3、8(S.D)

  ③葉の羽片(うへん)は深く分裂しています。

 ★ヨツバシオガマ

  ①花冠筒部の下部が真っ直ぐ又は僅かに曲がっています。

  ②花序軸の花の輪(節)の数は比較的少ない3~4段です。

   2~ 9段 平均4、1±1、4(S.D)

  ③葉の羽片は浅く分裂しています。

 *花冠上唇の嘴(くちばし)の長さは、
  ヨツバシオガマは長いですが、エゾヨツバシオガマは変異が多い

@シオガマギク属 family Orobanchaceae-genus Pedicularis

 多年草又は1年草で、稀に2年草です。

 反寄生植物です。

 ☆寄生植物 parasitic plant

  他の植物に寄生しまして、栄養分を吸収して生育する植物の総称です。
  
  寄生根(寄生根)と呼ばれる特殊化した根で、
  相手植物「寄生又は宿主(しゅくしゅ)」の組織と結合して、
  栄養分を吸収します。

  ■寄生植物
 
  葉緑素を持たずに光合成をしない(栄養を完全に奇主に頼る)、
  全(完全)植物です。

  □反寄生植物

  葉緑素を持ちまして、光合成によって炭水化物を自分で合成する植物です。

 寄生植物は「吸器(きゅうき)」と呼ばれる寄生器官を作って、
 他の植物の組織に入り込みまして、栄養分を吸収して成長する植物です。

 全被子植物の約1%を占める4500種等、存在しています。

 寄生の度合いは植物種によって異なりまして、
 寄生しなくても生きられる条件的寄生植物と、
 寄生して宿主から栄養を貰えないと生きられない絶対寄生植物がいます。

 ◇条件的寄生植物

  見かけ上は普通の植物とほとんど変わらず、
  緑色の葉を持ちまして、光合成をすることが出来ます。

 ◆絶対寄生植物

  光合成能を失って葉や根が退化したものが多く、
  とても奇妙な姿をした植物が見られます。

 光合成能を維持している植物を反寄生植物といいまして、
 光合成能を失った植物を全寄生植物と呼びます。

 又、宿主植物の地上部に寄生する植物を茎寄生植物といいまして、
 根に寄生する植物を根寄生植物と呼びます。

 □ハマウツボ植物

 寄生植物は被子植物の進化の過程で11~12回の、
 独立した進化によって生じたと考えられています。

 シソ目に属するハマウツボ科は最も多くの寄生植物属を有していまして、
 Lindenbargia属を除いた全ての種が寄生植物です。

 宿主の根に寄生する根寄生植物で・・・

 ・条件的寄生

 ・絶対半寄生
  
 ・絶対全寄生

 これらまで寄生の程度の異なる種を含んでいる為、
 進化的研究に適した材料です。

 ストランガやオロバンキ等のハマウツボ科絶対寄生植物は、
 穀物や野菜に寄生して宿主植物にダメージを与える為、
 世界的な農業雑草として問題になっています。

 しかし・・・
 
 種子が非常に小さく、繁殖力が高いことから、
 これらの寄生雑草を根絶することは大変困難です。

 ストランガやオロバンキはその特殊な発芽機構でも知られていまして、
 発芽に宿主植物から分泌されたストリゴラクトンを必要とします。

 ◆ストリゴラクトン

  寄生植物の発芽誘導以外にも、
  相利共生菌である歯根菌の活性化や植物の成に作用する、
  植物ホルモンとして、知られています。

  同じハマウツボ科でも、
  条件的寄生植物は発芽にストリゴラクトンを必要としない為、
  発芽時のストリゴラクトン要求性は、
  条件的寄生植物が絶対寄生植物に進化する過程で、
  獲得されたものであると考えられています。

 ☆葉

  互生や対生、又は輪生(りんせい)、普通、羽状中裂~1、2回羽状全裂、
  稀に全縁又は歯状です。

  下部の葉は普通、長い葉柄がありまして、
  上部の葉はしばしば、ほぼ無毛です。

 ★花序

  頂生又は花が腋生です。

 ☆苞(ほう)

  普通で葉状です。
 
 ★萼(がく)

  筒形又は鐘形です。

  しばしば、±唇形で普通前側が深く分裂しまして、
  上唇「galea(かぶと)」はフードになりまして、
  葯(やく)を包みまして、横は扁平(へんぺい)で丸く又は切形で、
  先には歯又は嘴があります。

  下唇は3裂していまして、普通は広がりまして、
  蕾は上唇の外側になります。

 ☆雄蕊・雌蕊

  雄蕊は4個、雌蕊は2個あります。

 ★花糸

  無毛又は軟毛です。

 ☆葯

  微突形又は微突形になりません。

 ★柱頭

  頭状花序です。

 ☆蒴果(さくか)

  扁平又は扁平にならずで、胞背裂開しています。

 ★種子

  多数ありまして、網目があるか又は肋骨があります。

 世界には約600種類生息していまして、
 北半球の極寒や鉱山地域に広く分布していまして、
 南西中国の山地に最も多く、中国には372種が生息しています。

@花言葉

 鳥の鶴の頭のような形の紅紫色の花を付けるヨツバシオガマの花言葉は・・・

 ・美しい祈り

 ・誘惑

 このような鮮やかな色とすらっとした姿は、
 お菜々畑の中でも特に目を引く程です。

問題 ヨツバシオガマは〇〇A県東〇〇B郡蓬田村(よもぎたむら)の、
   赤倉岳(あかくらだけ)に生息しています。

   〇〇Aと〇〇Bに入る地名を教えてください。

   〇赤倉岳(1298m)

   八甲田山系の一つで鳶沼(とびぬま)から見上げますと、
   東面が断崖になっている山容とともに美しく聳えています。

1、A=青森,B=南部

2、A=青森,B=津軽

3、A=秋田,B=津軽

ヒント・・・〇AとB

      @〇〇A八甲田山 標高:1585m

       〇〇A市の南側に聳える大岳を主峰とする、
       18の山々からなる複数火山の総称です。

      @〇〇B地方

       〇〇A県に位置しまして、
       主な観光名所は〇〇B富士の岩木山や白神山地です。

お分かりの方は数字もしくは〇〇Aと〇〇Bに入る地名をよろしくお願いします。


 
 

 
  

 




 

              





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