コマクサ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2025/06/26 17:10:18
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こんにちは!九州、中国、四国は午前に雨が降るが、午後は晴れる。
近畿から関東は昼頃から局地的に激しい雷雨。
北日本も午後は雨。
沖縄は晴れ。
【コマクサ】 駒草 Dicentra peregrina
Japanese bleeding heart
Dutchman’s-breeches
☆ケシ科コマクサ属の落葉性の多年草です。
<概要>
〇コマクサ
コマクサは高山植物の女王ともいわれ、
白根山(しらねさん)や燕岳(つばくろだけ)等の高山に分布する植物です。
他の植物が生えることが出来ない砂礫(されき)地帯に、
可憐で美しい花を咲かせます。
コマクサは、高山の荒涼とした場所に咲く花です。
・高山植物の女王
・アルプスの名花
このようにも呼ばれ、
荒れ地に咲く姿に相反(そうはん)する力強い生き方が人気の理由です。
@基本情報
★別名
カラフトコマクサ(樺太駒草)です。
☆花期
7~8月です。
★分布
北海道から本州中部地方の高山の砂礫地帯に生息しています。
@名前の由来
コマクサは漢字で「駒草」と書きます。
駒とは「馬」を指し、花の形から「顔が馬のよう」と名付けられました。
@花言葉
☆高嶺の花
限られた高山でしか見ることの出来ない希少な姿から付けられました。
高嶺の花とは、
「遠くから見るだけで、手に入れることの出来ないもの」という意味です。
自生地での「コマクサ」の採取は厳しく禁じられています。
2019年版の環境省レッドリストを見ると、
コマクサは入っていません。
幾つかの自治体は独自のレッドリストに含めています。
日本中からコマクサが消える心配は当面無いものの、
地域絶滅はありうると危惧されています。
その原因のうちの少なくとも一部は、人間からの直接や関節的な影響です。
コマクサに限らず、
多くの高山植物の運命が人間によって左右されていることを、
理解することが大切です。
★気高さ
「コマクサ」の咲く所は他の植物が自生することが出来ない厳しい環境です。
雪すらも積もらない程、風に晒(さら)される急斜面や、
常に石つぶてが舞う砂礫の地に、選ばれたように咲き誇ります。
このような環境下で生き残っていけるのかは、
まだ完全には解明されていません。
☆貴重品
「コマクサ」には「貴重品」といった、一風変わった花言葉があります。
勿論手に入れることが難しい「コマクサ」の希少性からきていますが、
実は「コマクサ」は古来より薬草として珍重されていまして、
引くてあまたの薬草だった為に乱獲され、激減してしまった過去があります。
現在では品種改良された種や苗で栽培が出来るようになりまして、
保護活動で自生数も増えています。
■薬草
コマクサはケシ科に属するように、
全草にアルカロイドのジセントリン、プロトピンといった、
モルヒネ様物質を含んでいます。
この為、昔から健胃、鎮痛薬として腹痛に用いる薬草として利用された為、
乱獲されました。
高い山といいましても、どこの高い山でも自生している訳ではありません。
昔は高山植物の保護も少なく、
花の希少価値や美しさよりも薬草としての利用が優先されたのか、
各地の自生地で乱獲されまして、絶滅した高山植物も少なくありません。
北アルプスの穂高連峰や槍ヶ岳ではもう見られません。
中央アルプスや南アルプス等の自生地では乱獲され、絶滅しました。
昔、木曽の御嶽山(おんたけさん)では霊草「オコマグサ」と称しまして、
御嶽神社さんの参拝者には乾燥させたコマクサを授けていました。
現在、御岳百草にはキハダが配合されていますが、
昔の「御百草」にはコマクサが原料の一つとして利用されていました。
◇アルカロイド alkaloid
自然界に存在する多様な化合物の中でも、
窒素原子を含み、主に塩基性を示す天然油帯の有機化合物の総称です。
これらの化合物は、主の植物や動物、真菌、
さらには海洋生物によって生産されます。
アルカロイドの発見は、
19世紀初頭の科学研究において重要な転機を齎(もたら)し、
その後の医療や科学技術の発展に大きく貢献しました。
アルカロイドは非常に広範な生物学的特性を持ちまして、
衣料品として利用されるものから、毒性を持つものまで多岐にわたります。
例えば、モルヒネやコカイン等のアルカロイドは、
鎮痛剤や麻酔薬として、医療分野で広く活用されています。
一方、毒性が強いものは、
昆虫や捕食者から身を守る為に進化したと考えられています。
医療分野でのアトロピンは眼科手術で、
瞳孔(どうこう)を拡張させる為に利用されまして、
モルヒネは痛みを和らげる鎮痛剤として利用されています。
又、アルカロイドの中には幻覚作用を持つものがありまして、
これらは古代から儀式や宗教的な場面で使用されてきました。
アルカロイドは農業分野でも重要で、
一部のアルカロイドは殺虫剤や除草剤として利用されています。
◆キハダ
キハダはミカン科の落葉高木、
「Phellodendron amurense(フェロデンドロン・アムレンセ)で、
日本では「黄檗(おうばく)という漢方名で知られています。
成分のアルカロイド名は「ベルベリン」と「パルマチン」です。
苦味の強い生薬で、健胃整腸剤の主成分としてよく使用されています。
又、古くから黄色の染料や防虫剤としても使用されてきました。
@コマクサの種類
コマクサを含むケシ科コマクサ属は約20種類の仲間がありますが、
日本に自生している種はコマクサのみです。
大半の種が北アメリカに分布していまして、
アフリカや東アジアに数種類自生しています。
@特徴
☆根
草丈が約10~15cmの小さな花ですが、
地下の根は1m以上伸びています。
高山地帯の厳しい環境の中で生きられるように、
根を地下に長く広げています。
★葉
土際から出て、細かく分かれたパセリのような形をしています。
この細かく分かれた葉に水滴が付きやすく、
霧の多い高山地帯で貴重な水を集める為に、
このような形になったと考えられています。
白っぽい緑色の葉は、陽に当たると銀色に輝いて見えます。
問題 長野県東御市(とうみし)と群馬県吾妻(あがつま)郡〇〇村に跨る、
標高2101mの湯の丸山(ゆのまるやま)と、
烏帽子岳(長野県上田市と群馬県東御市の境)という、
標高2066mの山があります。
その2山の間に小烏帽子岳があるのですが、コマクサの生息地があります。
〇〇に入る村名を教えてください。
1、嬬恋(つまごい)
2、高山(たかやま)
3、南牧(なんもく)
ヒント・・・〇〇〇村は夏秋キャベツの産地
夏から秋のキャベツの出荷量が全国1位で、
7~10月末にかけて約1億5000万個ものキャベツが、
〇〇村で作られています。
お分かりの方は数字もしくは〇〇に入る村名をよろしくお願いします。