地名の日
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2025/07/28 01:14:31
こんばんは!28日(月)は北海道では曇りや雨となるでしょう。
沖縄や奄美では雨が降り、雷を伴って非常に激しく降る所もある見込みです。
土砂災害等に注意・警戒してください。
その他の地域は概ね晴れますが、
午後は山沿いを中心に所々でにわか雨や雷雨がありそうです。
尚、台風9号は今後も小笠原近海を北寄りに進む見通しです。
【子供の頃の不思議な記憶は?】
A、特にありません。
【地名の日】 ちめいのひ Place Name Day
Toponym Day
☆地名の日は、日本の地名の重要性を再認識する日です。
地域の歴史や文化を学ぶイベントが開催されまして、
地名を通じて、地域の魅力を探ることが出来ます。
<概要>
〇地名の日
@地名の日の制定背景
2008年(平成20年)、
日本地名愛好会さんによって「地名の日」が制定されました。
この日は、地名に対する理解と関心を高める為に、
地名研究の重鎮である山田秀三さんと谷川健一さんに因み、選ばれました。
私達の住む地域の名前には、
しばしばその土地の自然や歴史が刻まれています。
しかし、日々の忙しさに追われる中で、
その意味を深く考える機会は少なくありません。
「地名の日」はそんな地名にスポットライトを当て、
その背後にある物語に耳を傾けるきっかけを作ってくれます。
★日本地名愛好会 さん
代表:森川陽一郎さん
所在地:福井県福井市山内町1-2-4
□活動内容
日本全国の地名を収集しまして、WEB上でデータベース化します。
■活動目的
日本全国の失われていた地名やインターネット上に無い小字等を、
誰もがインターネットで調べることが出来るようにすることです。
□制定
7月28日を「地名の日」として制定する。
この日はアイヌ語地名研究科の山田秀三さんの命日でありまして、
偶然にも地名研究科の谷川健一さんの誕生日であることから、
偉大なる2人の地名研究科の功績を称えまして、
「地名の日」を制定します。
◆山田秀三(やまだしゅうぞう) さん
1899年6月30日ー1992年7月28日
1899年(明治32年)東京生まれです。
東京帝国大学(現:東京大学)法学部を経て、
農商務省や商工省等に勤務致しました。
そして、1945年に退官します。
1941年に着任した仙台鉱山監督局長時代に東北の地名に関心を持ち、
戦後は自ら「道楽」と称して東北や北海道のアイヌ語地名を調査しました。
金田一京助さんの薫陶(くんとう)を受けまして、
知里真志保さん、久保寺逸彦さんと交友関係を持ちまして、
アイヌ語や古代史に関する深い知見を有していた山田秀三さんの研究は、
既存の文献や地図を徹底的に調べまして、
そのうえで現地を確認していくという実証的な研究方法を確立しまして、
アイヌ語地名研究の水準と蓄積を大きく前進させました。
著書に「アイヌ語地名の研究 山田秀三作集」や「北海道の地名」等。
又、北海道文化財保護協会さん、アイヌ無形文化伝承保存会さんの、
創設に参画しまして、役員を務める等、
アイヌ文化及び北海道の文化財に関する活動でも、
重要な足跡を遺(のこ)しました。
△北海道立アイヌ民族文化研究センター さん
事業の概要
アイヌ民族文化研究センターさんは、
貴重なアイヌ民族文化の調査研究を行いまして、
その成果の普及を目的として次の事業に取り組んでいます。
▼調査研究
アイヌ民族の言語、歴史、芸能、
生活技術等に関する調査研究を行っています。
言語 :主に日高地方や十勝地方のアイヌ語の調査、
言語や方言の特徴等について、研究を行っています。
歴史 :アイヌ史全般にかかる歴史資料の調査と収集、
近現代のアイヌ史の研究を行っています。
芸能 :歌や踊りについての調査や伝統的な歌い方、
旋律についての研究を行っています。
生活技術:民具資料の調査とデータの収集、
食用や薬用等の有用植物の調査研究を行っています。
▽資料の収集と整理
アイヌ文化や歴史等についての文化資料や録音資料、
映像資料等を収集・保存とともに、その整理と分析を行っています。
▼成果の提供
アイヌ文化に関する理解が深められるよう、
資料の収集や調査研究の成果を公表する他、
研究成果を基に講演会の開催や地域の伝承活動、
研究活動の支援を行っています。
◇谷川健一(たにがわけんいち) さん
1921年7月28日ー2013年8月24日
「谷川民俗学」と呼ばれる独自の視点による研究を確立しまして、
在野で活動をした民俗学者で、文化功労者です。
熊本県水俣市に生まれ、
東京大学文学部を卒業後、平凡社さんに入社します。
1963年創刊の雑誌「太陽」の初代編集長を務めました。
退社後、執筆活動を開始し、
民俗学者の柳田国男さんから大きな影響を受けました。
日本人の死生観を踏まえた独自の考察は「谷川民俗学」と呼ばれました。
各地を自らの足で回りまして、
特に奄美諸島や沖縄の南島文化について考察しました。
1981年に神奈川県川崎市の日本地名研究所さんを設立しまして、
伝統的地名の消滅を批判します。
1992年「南島文学発生論」で芸術選奨文化大臣賞を受賞しまして、
2007年に文化功労者となりました。
▲日本地名研究所 さん
住所 :神奈川県川崎市高津区溝口1-6-10
川崎市生活文化会館(てくのかわさき)4階
電話番号:044-812-1106
開館時間:10:00~16:30
水曜日・土曜日・日曜日は休業
日本地名研究所さんでは、谷川健一初代所長の遺志を受け継ぎ、
学際的視点から地名研究をしていまして、
全国の地名研究の団体や個人会員が地名を通して、
研究調査を行っていることの、センター的役割を担っています。
そして、成果を毎年、全国地名研究者大会を開催して、
情報交換等を行っています。
問題 地名の由来についてですが、次の文章の〇に入る言葉を教えてください。
・札幌:「サッ・ポロ・ぺッ(乾いた大きな〇)
・小樽:「オタ・オル・ナイ(砂浜の中の〇)
・苫小牧:ト・マク・オマ・ナイ(沼の奥にある〇)
1、川
2、湖
3、沢
ヒント・・・〇石狩〇 流域面積:14330km 長さ:268km
北海道の大雪山系を源に発しまして、日本海に注ぐ大〇です。
名前の由来はアイヌ語にあり、
「イ・シカラ・ぺッ」という言葉が考えられています。
この言葉は「非常に曲がりくねった〇」を意味しまして、
石狩〇の流れの特徴を表しています。
お分かりの方は数字もしくは〇に入る言葉をよろしくお願いします。