Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


地獄の首都圏行 Part1



ここでは、朝4時頃、
白々と空が明るくなってくると、
まず、日暮らしが鳴き始めます。

日暮らしは、日暮れ時だけでなく、
夜明けのヒンヤリした時間にも鳴くのですね。

そして7時頃、陽が差して、気温が上がってくると、
アブラゼミが、一斉にジーと鳴き始め、
否が応でも目が覚めるのです。
最近は、セミの声が目覚まし時計代わりです。


さて、7月31日は、
この地で初めて受診する国民健康保険の健康診断を受け、
その後、首都圏に用事があったので、
そのまま車で首都圏に向かう予定でした。

健康診断は、
エッセイ等で有名な鎌田實さんが名誉院長である
諏訪中央病院で受診してみることに。

この病院は、この地域一帯の拠点となる病院なので、
一度は受診しておいた方がいいでしょう。

ついてみれば、広大な駐車場があり、
かなり大規模な総合病院。
一般外来とは別に健康ドックセンターみたいなところがあって、
そこで健康診断を受けます。

一通りの検査が終わると、
無料のコーヒー・お茶サービスがあるのは、
点数高いです。


さて、健康診断が無事終了したので、
首都圏に向かうことに。
病院の敷地内に車を駐めていたので、
案の定、車の中は高温になっていて、
久しぶりに車のエアコンを付けてみましたが…、

あれ、涼しくならない。
それどころか、熱風が吹き出してくる。
あれれ、どうしたんだ。
エアコンが効かない。

車に積んでおいたマニュアルを見てみると、
エアコンは、一月に一度ぐらいはスイッチを入れて、
ガスを潤滑させないといけないと書いてありました。

そうかあ、
4月くらいまでは暖房のためにエアコンを使っていましたが、
それ以降は、エアコンを使っていませんでした。

夏になっても、ここは高原地帯なので、
窓を開けて風を感じながら運転していた方が、
遙かに気持ちがよかったのです。

なので、今日、市街地の方に降りてきて、
長時間駐車した後、エアコンを動かしてみて、
初めてエアコンが不調であることに気がついたのでした。


どうしよう~。
首都圏のスケジュールは動かせないし、
車でないと運べないものも積んでいるし…、

えぇ~い、ままよ。
窓全開で走って行けば、なんとかなるだろう。
いざ、しゅっぱーつ!!


それが誤算の始まり。
すべては私の読みが甘かったのでした。

高速に入り、甲府盆地まで降りてくると、
なんと渋滞。
しかも、工事のための渋滞に加えて、
渋滞していた車列への追突事故が発生したらしく、
渋滞を抜けるのに約1時間という表示が出ていました。

もう、夏休み期間中なんだから、
道路工事なんかしないでよと思うのですが、
でも、工事しなければいけない理由があるから、
この暑い時期にも関わらず工事しているんでしょうし、
仕方ないと言えば、仕方ない。

でも、ノロノロ運転だから、風が抜けていかない。
しかも甲府盆地は、その地形ゆえに熱気が溜まりやすく、
車外温度は、35℃を越えています。
車の中は、サウナ状態。
もう汗だくになりましたよ。

それでもなんとか、
サービスエリアで水分補給しながら首都圏の家まで辿り着き、
冷房を付け、シャワーを浴びて、
ああ~、生き返るわ~。


次の日、今日は首都圏の家から、
首都高速を走って他県まで行き、
そこで依頼していた工事の進捗状況を確認しなければなりません。

でも、首都高速は朝の時間帯いつも渋滞しているし、
加えて私の車は今、エアコンが効きません。
なので、朝6時に出発して、
渋滞が始まる前の首都高速を走って、
工事現場近くのファミレスでモーニングを食べて時間を潰し、
それから工事現場に向かうことにしました。


外に出てみると、
あれれ、曇っていて、なぜか涼しい…。

台風が近づいている影響で、
8月1日、首都圏は30℃前後の気温だったのです。
エアコンが使えない私にとって、これは助かる~。

まずは、下道の国道を走って東京の中心部に向かい、
そのまま首都高へと入ります。
ですが…、


首都高は、はっきり言って怖い!!
なに、この急カーブの連続。
しかも、そこをみんな、
60キロ以上のスピードで駆け抜けていく。
カーブの先が渋滞していたら、どうするのだろう。
追突してしまうではないですか。

合流箇所も、合流レーンがとても短くて、
この短さでよく合流できるものです。

台風の影響による涼しさで助かったと思ったのに、
首都高のスリリングなドライブで、
今度は、冷や汗を掻くハメに陥りましたよ。

なんとか首都高を抜けて、東北道に入ったのですが、
首都圏に近い東北道って、
合流が左からではなく、右から合流してくるのです。
でも、右側は、追い越し車線じゃないの??

首都高といい、東北道といい、
私にとっては命がけと言っていい、
地獄のようなドライブでした。


なんとか工事現場近くのファミレスに到着して、
モーニングを注文。

とはいえ、最近のファミレスは、注文はタッチパネル。
料理を運ぶのは、「行ってくるニャ」とほざくロボット。
しかも、「お料理、お楽しみ下さい」と言い終わらない内に、
すでにキッチンに向かって動き出しているという、
ロボットらしからぬ、おざなりな対応。
そして支払は、セルフレジ。

つまり、接客というものが完全に欠落しています。
すべてがお客の自助努力で行われ、
運ばれてきたものを、自分一人で、
自己完結しながら食べている気分。
こんな食事のいったい何が楽しいのでしょう。
しかも、以前より値段が高い。


ともかくもファミレスで時間を潰し、
待ち合わせ時間に合わせて出発し、現地到着。

現地での作業は、至極簡単。
業者と工事の進捗状況を確認して、
業者への差し入れとして、水分補給のために、
ポカリスエット500ml1ケースをプレゼント。
(これを運ぶために、車で移動したのでした。)

そして、近隣の皆さんに、
「工事期間、御迷惑をおかけします」と
お詫びの挨拶。

ついでに敷地内の草を抜き取って掃除して、
これで現地での用事はおしまい。
帰途に着きます。

Part2に続く。

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