ミヤマゼンコ
- カテゴリ:美容/健康
- 2025/08/09 15:59:45
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こんにちは!前線が停滞する九州は大雨が続く。
中国と四国は夕方以降に雨。
近畿から東北は晴れて暑くなる。
北海道は曇り。
沖縄は晴れで、夜は曇りのち晴れ。
【ミヤマゼンコ】 深山前胡 Coelopleurum multisectum
Coelopleurum multisectum
☆セリ科エゾノシシウド属の多年草です。
<概要>
〇ミヤマゼンコ
@原産地
ミヤマゼンコは、日本の本州中部を原産地としています。
@生息地
亜高山帯から高山帯にかけて生息するセリ科の高山植物です。
@別名
「ゼンコ」とはノダケ(ノゼリ)の別名です。
★ノダケ 野竹 土当帰 紫花前胡 Angelica decursiva
Angelica decursiva
<概要>
□セリ科シシウド属の多年草です。
◆別名
・ヤマゼリ ・ウマゼリ
・ノゼリ ・ヤマニンジン
◇開花期
9~11月です。
◆花の色
暗い紫色、白色(シロバナノダケ)
◇草丈
約150cmです。
◆分布・生息
関東地方以西の本州や四国及び九州に分布するセリ科の多年草で、
山林の原野や丘陵で普通に見られます。
◇名前の由来
漢名は「土当帰」ですが、日本では「野竹」の字を当てることが多いです。
◆漢方
およそ1m以上になる、比較的大きな植物で、
晩夏から初秋にかけて花を付けます。
セリ科の植物ですので、 花は散形花序となり、
茎の上部に大きく開きますが、暗紫色の花ですのであまり目立ちません。
それよりも、葉柄が基部で大きく膨らみ、
茎を抱いて、葉鞘(ようしょう)をつくっているのが特徴的です。
△葉鞘
葉の基部が鞘(さや)状になり、茎を包む部分です。
イネ(稲)やカヤツリグサ等にみられます。
▼葉鞘の例
シャク「芍(セリ科)」の葉ですが、
葉鞘基部の広がった部分が葉鞘で茎を取り巻いています。
セリ科の多くは複雑な複葉(ふくよう)と葉鞘を持っています。
タマネギ(ヒガンバナ科)やセロリ(セリ科)の食す部分は、
ほとんどが葉鞘です。
「タケノコ(筍)」では、
先端の小さな葉身(緑色の三角形)以外は葉鞘です。
つまり・・・
タマネギの葉は、葉柄と托葉(たくよう)が無く、
葉身がすぐに葉鞘がつながっています。
厚みがある葉鞘が何重にも茎を取り囲んで、
丸い塊を作ったもの「鱗茎(りんけい」が、
我々が食すタマネギの部分です。
モウソウチク(イネ科)のタケノコですが、
タケノコの皮は葉で、歯科も大部分(茶色の部分)は葉鞘です。
タマネギと同様に葉柄は無く、
短い葉身(緑色の部分)が直に付いています。
葉が落ちた痕が、節の「すじ」になります。
上の方では葉鞘ややや紫色を帯びることが多いですので、
遠くからでもわかる場合があります。
葉は羽状複葉となり、小葉はさらに深裂しています。
稀に白い花をつけるものがありますが、シロバナダケと呼ばれています。
△根
根を前胡として利用をします。
前胡には灰の働きを高めて咳や痰を除く働きがありまして、
感冒や咳い適応のある参蘇飲(じんそいん)や、
蘇子降気湯(そしこうきとう)等に配合されています。
又、体表を冷やして湿疹等を改善する働きがある、
宣散風熱(せんさんふうねつ)も期待されまして、
皮膚炎等に適応のある荊防排毒散(けいぼうはいどくさん)にも、
配合されます。
成分としてはウンベリフェロンの誘導体である、
デクルシンやノダケニン等が知られています。
民間的には根を感冒の解熱や鎮咳に使用します。
又、葉を保温の目的として入浴剤として利用します。
体質によってはアレルギー等を起こす場合がありますので、
利用によって万一体調が悪くなられた場合は医師にご相談ください。
第17改訂日本薬局方ではゼンコの基原植物として、
ノダケの他、Peucedanum praeruptorum Dunnも、
規定しています。
前者を「紫花ゼンコ」、後者を「白花ゼンコ」と呼びまして、
中国では後者の方を良品の前胡として利用することが多いです。
又「名医別録」等の古典にある、
前胡も白花前胡を指していると考えられています。
ただ、現在ノダケはAngelica属(シシウド属)に分類されていますが、
かつては白花前胡と同じPeucedanum属(カワラボウフウ属)に、
分類されていましたので、こちらは比較的近い仲間と考えられます。
他にシシウド属に分類されている植物としては、
トウキやヨロイグサ、シシウド等がありますが、
こちらはいずれも薬用植物として知られています。
セリ科植物由来の生薬は、他にもサイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、
ウイキョウ等と多く、セリ科は薬用植物の宝庫です。
@ミヤマゼンコはノダケの高山種
野山に自生して摘み草となるものをノゼリと呼ぶ歴史は古く、
平安時代に纏め(まと)められた日本最古の薬物辞典にも、
「乃世里」として記述されています。
@育てる環境
ミヤマゼンコがセリ科の中でも、
特に標高の高い草地や砂礫地を生息地としています。
その為、田畑の畦道(あぜみち)に生える、
一般的なノダケと異なり、分布域が限られていますが、
中部山岳地帯ではとり立てて珍しい植物という訳ではありません。
北海道から東北地方の寒冷地に生息する為、
関東より南の温暖な気候では栽培が難しく、
低温設備を用意する等をして、環境を整えない限り、育てるのは至難の業です。
しかし、生息地が異なるだけで、
本来はノダケと同じくらい生命力の逞(たくま)しい植物ですから、
生育条件さえ合えば、栽培も不可能ではありません。
セリ科の仲間は程度の差こそあれ、湿り気のある場所を好みます。
直射日光を嫌いますので、1年を通して日中半日陰、
もしくは陽射しのやわらかな涼しい所が適した環境です。
問題 ミヤマゼンコがどのように生息しているかについてですが、
文章の???に入る言葉を教えてください。
ミヤマゼンコは大型で草丈が高く、花軸が太くて丈夫な品種ですが、
日常的に???の吹きつける場所では耐えきれず、
折れたり曲がったりすることがあります。
その為、岩に支えられるように生えていまして、
他の植物の茂った密度の高い所に集中しています。
1、雪
2、強い風
3、雷雨
ヒント・・・〇〇衝地
???が常に吹き付ける場所を指します。
呼吸が苦しくなったり、
時には体が浮き上がりそうになる程の、
???が吹き荒れる場所です。
お分かりの方は数字もしくは???に入る言葉をよろしくお願いします。
1m以上の高さになるとは思わなかったです。
答え 2