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彼岸明け


こんばんは!26日(金)は、山陰から北陸、東北南部では朝は雨が降りやすく、

雷雨の所もありますが、日中は天気が回復してくる見込みです。
北海道は雲が広がりやすく、所々で雨が降り、雷雨になる所もあるでしょう。
その他の地域は概ね晴れますが、南西諸島ではにわか雨や雷雨の所がありそうです。
尚、台風19号は今後、日本の東へと、
台風20号はフィリピンの東をそれぞれ西寄りに進む見込みです。

【彼岸明け】 ひがんあけ

☆彼岸明けは彼岸の最終日を指し、
 春分の日や秋分の日を中心とした、7日間の期間の最後の日です。

<概要>

〇彼岸明け

「春分の日」と「秋分の日」を中日(ちゅうにち)として、
前後3日間を含めた、計7日間がお彼岸の期間です。

地域の習慣により、若干の差はありますが、
一般的に彼岸の初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸明け」としています。

彼岸明けの日を迎えるまでに、
仏壇の掃除やお墓参り、法要を行うという方が多い時期でもあります。

@彼岸明けの地域の習慣

 ★沖縄県の習慣

  沖縄県では「屋敷の御願(ヤシチヌウグァン)」という独自の拝み方があり、
  家の敷地内で祖先を祈る儀式を行います。
  
  □屋敷の御願

  沖縄県の伝統的な家庭において、仏壇は重要な意味を持ちます。

  特に「仏壇持ち家」と呼ばれる家は、
  代々家族の信仰と伝統を守り継いできた大切な存在です。

  一般的に長男が住む家に仏壇が置かれ、
  その家の女性(ウフヤーアンマー)が年中行事を取り仕切る、
  重要な役割を担います。

  「屋敷の御願」は家族を守る屋敷を守ってくださる神様に感謝し、
  屋敷内の様々な場所を拝み、家族の健康や繁栄を願う儀式です。

  沖縄県では「土地は神様からお借りしている」と考えられていまして、
  家には屋敷の神がおり、節々にお礼と家族の繁栄と安全、
  周囲との円満を祈ります。

  ◆拝む場所

   ・台所のヒヌカン(台所に祀る火の神様)

   ・屋敷の四隅

   ・門

   ・屋敷の中心部にあるナカジン(屋敷の中心、中陣をつかさどる神)

   これらの合計7カ所を拝みます。

   この他・・・

   ・床の間          ・仏壇

   ・井戸           ・トイレ

   ・屋敷の神を祀る祠(ほこら)

   これら等も拝みます。

   屋敷の四隅と門は、屋敷内から外側に向かって拝みます。

   四隅は「北→東→南→西」の順に拝み、
   ナカジンは玄関先の戸外から建物に向かい、
   屋敷の中心を目がけるように拝みます。

  □2025年の「屋敷の御願」

  多くの場合は旧暦の2月と8月の年2回、
  又は12月を加えた年に3回行いますが、
  2月は春の彼岸、8月は秋の彼岸までに拝みを済ませるようにします。

  ◆2月の御願

   1~6月までの上半期の為の御願となっていまして、
   旧暦2月1日~2月10日頃、
   (新暦:2月28日(金)~3月9日(日頃)までの間に、
   日取りを決めて行います。

  □屋敷の御願に必要な御願セット
  
  屋敷の御願の基本的なお供え物は・・・

  ・酒(泡盛を入れた徳利2本、盃を1個)

  ・ハナグミ(生米を小皿に入れたもの)

  ・ウチャヌク(糯米で作った白糯を3段重ねたもの)か饅頭等のお菓子

  これらを一つのお盆ののせます。

  ◆箱型のピンシー(簡易拝み箱)があるご家庭の場合

   酒とハナグミを入れたピンシーをお盆にのせて使用する場合もあります。

  お供え物一色とは別に、拝む場所の数の分、
  ヒウラコー(黒い板状の線香)と、
  シルカビ(書道用の半紙を切って折ったもの)を用意します。

  △ヒラウコー

   沖縄の伝統的なお線香で、
   日本線香の6本分を縦にくっ付けたようなお線香です。

  ▲シルカビ

   神様へのお金です。

  ヒラウコー12本(2本)とヒラウコー3本(ヒラウコー1/2)を、
  シルカビ1組(3枚)の上にのせたものが1セットで、
  これを一カ所に1セットずつ供えるのがスタンダードですが、
  一か所につき、3セットずつお供えするご家庭が多いです。

  □屋敷の御願のグイス(拝み方)

  ◆手順

   お供え物を一つの盆に盛り、ヒヌカン(火の神様)から始めます。

   まず、線香に火を点けて、次のような御願をし、
   これから屋敷の御願をする挨拶をします。

  ◇屋敷の御願のグイス

   「サリ、アートートー、ウートートー(住所、干支、名前を告げる)。」

   今日の良き日に屋敷の拝みを致します。

   12本と3本の線香と洗い清めたお米とお酒、
   塩をお供えしまして、〇〇家の男と妻の〇〇のお願いを申し上げます。

   天の神様、地の神様、北の神様、東の神様、南の神様、西の神様、
   御門の神様、床の神様、中央の神様、便所の神様、
   いつもこの屋敷をお守りくださいまして、ありがとうございます。
   どうぞ、これからもこの屋敷に魔物、病魔、
   他人の災いが来ませんようにお守りください。

   神様から沢山の徳がありますよう、
   今年一年上半期、神々の光りでこの家屋敷をお守りください。
   言葉の不足や失礼は未熟者ですのでお見逃しください。
   サリ、アートートー、ウートートー。」

@彼岸明けの由来や歴史

 仏教の世界では、現世を此岸(しがん)、
 煩悩を解脱した涅槃(ねはん)の境地・理想の境地を彼岸といいます。

 彼岸は西、此岸は東にあるといわれていまして、
 太陽が真東から真西に沈む「春分の日」「秋分の日」は、
 彼岸から此岸へ最もわたりやすい日であるとの考えから、
 お彼岸期間に供養を行うようになりました。
 
 この彼岸の時期に先祖供養をする習慣は他の仏教諸国には無く、
 日本独自の仏教的習慣です。

@古代インド語においての「彼岸明け」

 彼岸そのものの由来は、古代インド語のサンスクリット語である、
 パーラミターだという説もあります。

 ★パーラミター

  「煩悩と迷いの多い現世(此岸)から、
  悟りの境地である極楽浄土(彼岸)へ至る修行」
  
  このような意味がある言葉です。

 その為、地域によっては、
 「生きている限り煩悩から逃れられることはない」と考えまして、
 彼岸明けという言葉を使用しない所もあります。

問題 お彼岸明けまで結婚式等のお祝いごとは、
   避けるべきか?実施して良いか?を教えてください。

1、避けるべき

2、どちらでも良い

3、実施して良い

ヒント・・・〇結婚式を挙げても問題〇〇理由

      ・宗教的な禁忌(きんき)が無い

      ・季節的に過ごしやすい

       台風シーズンが過ぎて、安定した天候が多いです。

      ・「彼岸=悟りの境地」への願い

       結婚という人生の節目を迎えるにあたり、
       「心穏やかに新たな人生を歩む」という意味で、
       むしろ縁起が〇〇と解釈する人もいます。

      ・先祖への報告の機会になる

       結婚の報告を先祖に伝える〇〇タイミングにもなります。

お分かりの方は数字もしくはお彼岸明けまで結婚式等のお祝いごとは、
避けるべきか?実施して良いのか?をよろしくお願いします。

*一部の地域や家庭では「彼岸は静かに過ごすもの」として、
 派手な慶事は避ける風習がありますが、今回は含みません




  







  




#日記広場:人生

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2025/09/27 16:17
> スズラン☆さん
こんにちは!お忙しいなか、こちらにもコメントとお答えをありがとうございます。
スズラン☆さん、どうもお疲れ様です。
 そうですね、いわれてみますと、沖縄の信仰は本土の信仰に似ていますね。
ああ~、なるほど~、そうですね。
貴重な文化ですので、いつまでも残ってほしいですね。
問題の答えですが、3番の実施しても良いが正解ですね。
スズラン☆さん、どうもおめでとうございます(祝)
昨日は実際に結婚式は多かったのでしょうかね?
縁起が良いようですし、式を挙げられた方がいつまでも幸せになっていただきたいですね。
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2025/09/27 15:15
沖縄の信仰は本土の信仰に似ていると思いました。
本土は家庭では殆ど行われなくなったので、
貴重だと思いました。

答え 3




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