バショウカジキ
- カテゴリ:グルメ
- 2025/09/29 17:03:37
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こんにちは!九州から関東は朝まで雨だが、日中は晴れる。
北陸と東北は一日中雨。
北海道は曇りがち。
沖縄は晴れ。
気温は平年並みか高い。
【バショウカジキ】 芭蕉梶木 Istiophorus platypterus(Shaw,1792)
sailfish
Indo- Pacific sailfish
☆バショウカジキは、スズキ目カジキ亜目マカジキ科、
バショウカジキ属に属する魚の一種です。
<概要>
〇バショウカジキ
@別名
・バレン(山口県、福岡県、長崎県、富山県)
・ビョウブサシ(富山県、石川県)
・アキタロウ(鹿児島県)
・ゲンバ(鹿児島県)
・ハイオ「長崎県壱岐(いき)地方」
・ミノカジキ(神奈川県)
・スギヤマ(三重県、和歌山県)
・バショウ(高知県)
・バンバ(高知県)
・ハウオ(長崎県)
@名称
バショウカジキはマカジキ科の一種で、
大きな背鰭が印象的な大型魚で「バショウカジキ」の名称は、
この大きな背鰭が芭蕉(ばしょう)=バナナの葉を思わせることに、
因んでいます。
★芭蕉 Musa basjoo
Japanese banana
Japanese fiber banana
この植物はバナナの仲間ですが、果実は食用に適しておらず、
主に観賞用や繊維「芭蕉布(ばしょうふ)」として利用されます。
又、耐寒性があり、日本の気候にもよく適しています。
別名ですが、ジャパニーズバナナとも呼ばれています。
□基本情報
分類 :草花
形態 :多年草
原産地:中国
全長 :2~3m
開花期:夏から秋
花色 :黄褐色
耐寒性:強い
耐熱性:強い
■生息地
芭蕉の別名はジャパニーズバナナですが、原産地は中国です。
◇分布
主に熱帯中心ですが、九州より南の島には存在していません。
◆得意な風土
高温多湿にも耐えられますので、
日本の風土に合いますし、寒さにも強いのが特徴です。
関東より南では路地上にも出来ます。
□花の特徴
芭蕉の花は、まず雌花が咲き始めてから雄花が後から咲きます。
又、花序の下に付く雌花は重なるように花を付けまして、
その上にバナナの実によく似た果実を付けます。
一方、雄花は雌花とは反対に花序の上に付きまして、
花茎(かけい)を伸ばし、他の株の雌花に受粉します。
■別名
「苑(えん)」や「一名甘蕉」というのが芭蕉の別名です。
因みに甘蕉(かんしょう)とは、バナナのことを指します。
それは江戸時代まで遡(さかのぼ)ります。
当時日本にいたシーボルトさんは、
芭蕉に「ムサ・バショウ」の学名を付けまして、学会で発表しました。
◇ムサ
バナナ類全般を指す学名です。
その為、イギリスで芭蕉は日本のバナナだと呼ばれるようになりました。
◆フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト さん
Philipp Franz Balthasar von Siebold
1796年2月17日ー1866年10月18日
ドイツの医師で博物学者で、出島の三学者の一人です。
シーボルトさんは、
オランダ陸軍の外科少佐として日本に来日しまして、
西洋医学を普及させた権威でありまして、
日本研究の第一人者でもあります。
△出島の三学者
出島の三学者とは、
江戸時代の鎖国政策下で長崎の出島に滞在しまして、
日本の事前や文化について博物学的研究を行った、
三人の外国人学者を指します。
彼らはオランダ商館医として来日しましたが、
いずれもオランダ人ではありません。
▼フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト さん ドイツ
文政6年~文政12年(1823~1829年)
「日本」「日本植物誌」「日本動物誌」の著者です。
鳴滝塾(なるたきじゅく)を開きまして、
日本人に医学や博物学を教えた教授です。
シーボルト事件で国外追放になりました。
▽エンゲルベルト・ケンペル さん ドイツ
元禄3年~元禄5年(1690~1692年)
「日本誌」著者で、薬草園を設置しまして、
銀杏(Ginkgo)をヨーロッパに紹介しました。
▼カール・ツンベルク さん スウェーデン
安永4年~安永5年(1775~1776年)
「日本植物誌」の著者です。
カキやサザンカ等に学名を付けまして、
日本植物学の父と称されています。
@バショウとバナナの木は実が違う
バショウとバナナはどちらもバショウ科バショウ属です。
しかも、どちらも樹木ではなく、大型の多年草です。
ですが、バナナは熱帯性ですので、日本では地植えしても育ちません。
バショウは熱帯地方に多く見られますが、
耐寒性がありますので、日本でも露地栽培が出来ます。
一番の大きな違いはバナナの実は大きくなり、 食用として用いられますが、
バショウの実は基本的に食すことは出来ません。
バショウの実はバナナのようには大きくならず、
種が多く、果肉があまりありませんので、食用に向きません。
ですが、追熟させると甘くなりまして、食すことができます。
ただし、バショウの実は放置しておいても追熟しませんし、
熟す前から干からびてしまうのがほとんどです。
@バショウとバナナの木は葉の裏の色が異なる
実がならない時期なら葉の裏を見ます。
薄緑色をしていると、バショウです。
白っぽい粉をふいていると、バナナの木です。
又、花の下になる葉「苞(ほう)」にも色の違いがありまして、
黄色ければバショウで、紫色ならバナナの木です。
@英名
sailfishで、この大きな背鰭を帆船の帆に見立てて付けられています。
@学名
この背鰭に因んで付けられていまして、
属称Istiophorusはギリシア語で「帆」を意味するhistionと、
「保持する」という意味のpheroからなりまして、
種小名platpterusは「幅広い翼の」を意味する、ギリシア語に因んでいます。
問題 バショウカジキの生態についてですが、
次の文章の???に入る魚名を教えてください。
バショウカジキは主にインドや太平洋の熱帯から亜熱帯に多く、
日本の近海では暖流に乗って回遊しまして、
???等と同じように、春から夏に北上して、秋に南下します。
1、マグロ
2、カツオ
3、サンマ
ヒント・・・〇???
スズキ目サバ科に属する魚の一種で、
日本の水産業において重要な位置を占める、
魚種の一つとされています。
@種類
・??? ・スマ???
・マルソウダ??? ・ヒラソウダ???
これら4種類がありまして、
それぞれに特徴やおすすめの食し方があります。
@旬
一般的には春から初夏にかけてが最も美味しい時期です。
お分かりの方は数字もしくは???に入る魚名をよろしくお願いします。