イヌブナ
- カテゴリ:勉強
- 2025/10/27 17:00:58
ニコットおみくじ(2025-10-27の運勢)
こんにちは!冬型の気圧配置で、太平洋側は晴れる。
日本海側は広い範囲で雨が降り、雪の所もある北海道では暴風に警戒が必要。
沖縄は曇りで、夜は晴れのち雨。
【イヌブナ】 犬橅 犬椈 犬山毛欅 Fagus japonica
Japanese Blue Beech
Japanese beech
☆イヌブナは、ブナ科ブナ属の落葉高木です。
<概要>
〇イヌブナ
@基本情報
★原産・分布
・本州(岩手県以南の主として太平洋側)
・四国
・九州
このような地域に分布しています。
☆用途
かつてブナ類は良質材とはされていませんでしたが、
蓄積が多いことから、利用技術の開発が精力的に進められた結果、
蓄積は非常に少なくなりました。
現在ですが、かつてブナ類に頼っていた家具工業は、
その代替材を探すことに務めています。
■タウン(Taun)
◇その他の呼び名
・マトア ・カサイ
・マルガイ ・ソロモンマホガニー
・ニューギニアマホガニー ・蕃竜眼(バンリュウガン)
◆科目
ムクロジ科ポメティア(Pometia)属、
常緑広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)
◇学名
Pometia pinnata Forst.
◆産地
台湾、スリランカを含む、東南アジアからパプアニューギニア、
ソロモン諸島を経てサモアに分布しています。
◇色調
・木材:桃褐色から濃赤褐色
・辺材:淡い褐色から赤褐色、灰白色
◆性質
・木理 :通直ないし、やや交錯
・返心材の境目:やや明瞭~明瞭
・肌目 :やや粗~粗
・硬さ :・硬、腐食耐久性(耐久性):中~強
・摩擦耐久性 :強
:気乾比重 :0、58~0、79
:平均収縮率%(柾目方向) :0、21
:平均収縮率%(板目方向) :0、27
:曲げ強度MPa :101
:圧縮強度MPa : 44
:せん段強度MPa :11、3
:曲げヤング係数GPa :12、3
◇加工性
・鋸挽(ノコビキ) :容易~やや困難
・鉋掛(カンナガケ):容易~注意
・釘打保持力 :強い
・糊付接着剤 :良好~中
・乾燥 :困難
・塗装性 :中
◆用途
・造作材 ・家具
・合板 ・床板
・キャビネット ・椅子・テーブル等の脚物家具
・屋内用構造材
◇価格
☆
◆メーカー
★
◇一般流通サイズ
平割:34mm
◆その他
およそ3樹種ありますが、
材質が似ている為、一括してタウンと呼ばれています。
但し、今では樹種は1種で、
材質の違いは環境等の因子によるものと考えられています。
「タウン」はパプアニューギニアからソロモン諸島での呼び名です。
インドネシアのカリマンタン島方面では「マトア」と呼ばれています。
日本への入荷は、
パプアニューギニアやソロモン諸島からが多いです。
メランチ等のように大量に得られません。
日本の家具工業は、かつて大量のブナを材料として使用していましたが、
ブナの枯渇に伴って、その代替として、
このタウンが取り上げられるようになりました。
腐食や摩耗に強いことや、木目や色調が似ていることから、
マホガニーの代替材としても使用されています。
△その他色調等
斑の模様が不鮮明で、独特の光沢を有しまして、
時に柾目面にリボン杢(もく)が現れます。
▲その他性質等
一般に丸太の形が悪いことが多いです。
マトアの材質はタウンよりも少し柔らかく、
疎(まば)らで波状木理もあまりありません。
△その他加工等
表面の仕上がりは良好です。
釘を打ち込んだ際に損傷が出易(でやす)い為、工夫が必要です。
乾燥時に反りや落ち込みが出やすいです。
▲立木での性質等
樹高は30~40mで、樹径は0、7~0、8mです。
☆木材
心材と辺材とも正常な場合、白色ないし淡桃色ですが、
しばしば、不斉円形の濃色の部分をもっています。
これを不正常な心材ということで、偽心材と呼んでいます。
この偽心材の部分には何重にも縞がありまして、
菊花の模様となることがあります。
肌目は精で、年輪はどちらかといえばはっきりしていません。
放射組織が広く、高いですので、
板目面では胡麻のような濃い色の点となりまして、
柾目面では帯状の模様(とらふ)となります。
耐久性が低く、伐採後直ぐに薬剤処理をしないと、
変色や腐朽(ふきゅう)を起こし易いのが難点です。
又、木材へ防腐剤を注入しにくく、
鉄道枕木に使用する時は、材面に刃物で筋をつけて注入します。
★用途
・家具 ・器具
・合板 ・漆器木地玩具
・曲木 ・靴木型
・日用品 ・パルプ
これら等がありまして、
手作りの木犀の台所用品にはブナ製品が多いです。
@名前の由来
ブナより劣る為、イヌが付きました。
木ではないブナより劣るというのは可哀そうです。
又、葉の裏面に毛がありますので、イヌが付くという説もあります。
@自生・樹高等
ブナより少し低い所から自生しまして、ブナと混生しています。
日本海側には分布していません。
又、ブナのような大きな群落にはなりません。
大木になる割には、株立ちが多いです。
直径が40m位で幹が4本が1株という樹も多いです。
問題 イヌブナは雪に弱いのですが、
次の文章の???に入る言葉を教えてください。
イヌブナはブナに比べて、
葉が小さく、???がありまして、雪の重みに耐える構造ではありません。
株立ちになることが多く、
急斜面や崖等、雪が積もりにくい場所に生育する傾向があります。
1、厚み
2、重み
3、突起
ヒント・・・〇葉の構造、光への適応
裏面には白くて長い絹毛があります。
縁には波状鋸歯がありまして、
ブナと同様に側脈が鋸歯の凹部に至ります。
側脈は10~14対で、ブナ(7~11対)よりも多いです。
@陽葉(ようよう)
光合成を効率良く、行う為に葉が〇くなり、
柵状組織(光合成を担う細胞層)が発達する為です。
お分かりの方は数字もしくは???に入る言葉をよろしくお願いします。




























