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新ごぼう

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おみくじ

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【新ごぼう】 新牛蒡 Arctium lappa

            Burdock

            Edible burdock

☆新ごぼうは、キク科ゴボウ属に分類される野菜ですので、
 独立した植物種ではなく、通常のゴボウを若いうちに収穫したものである為、
 分類学的には完全に同じ扱いです。

<概要>

〇新ごぼう

@初夏に収穫される若採りされたゴボウ

 新ごぼうと呼ばれるものは一般的なゴボウが晩秋から冬に収穫されるのに対し、
 そこまで大きくなるまで育てず、
 秋に植えたものをある程度育った初夏に収穫された若採りのものです。

 まだ完全に成長しきっていない為、
 柔らかく、風味も一般的なゴボウと比べて上品で優しい香りがします。

 別名「夏ごぼう」とも呼ばれる初夏の味として親しまれ、
 柔らかく香りが良いので、柳川鍋に欠かせない食材として知られています。

 ★新ごぼうと一般的なゴボウの違い

  □収穫時期

  ◆新ごぼう

   春から初夏(3~6月)に若採りされます。

  ◇一般ゴボウ

   秋から冬(10~2月)に熟してから収穫されます。

  ■見た目

  ◇新ごぼう

   細くて白っぽく、皮が薄いです。

  ◆一般ゴボウ

   太くて濃い茶色で、皮がしっかりしています。

  □食感

  ◆新ごぼう

   柔らかく、繊維が少ないです。

  ◇一般ゴボウ

   歯応えが強く、繊維質が多いです。

  ■香り

  ◇新ごぼう
  
   上品で軽い香りがします。

  ◆一般ゴボウ

   土の香りが強いです。

  □調理適正

  ◆新ごぼう

   サラダや和え物、かき揚げ、さっと煮です。

  ◇一般ゴボウ

   きんぴらや煮物、鍋、炊き込みご飯です。

 ★新ごぼうと一般的なゴボウの風味と香りの違い

  新ごぼうは軽くて華やかな香りで、
  一般的なゴボウは深くて土の香りが強いです。

  同じArctium lappademoでも、
  収穫時期と成熟度の違いが香り成分のバランスを大きく変えます。

  □新ごぼうと一般的なゴボウの成分のフェノール類と揮発性香気成分
  
  新ごぼうも一般的なゴボウも、
  香りの中心は(2-methoxy-3-alkyl-pyrazines)と、
  セスキテルペンラクトン類を主体とする揮発性香気成分で、
  そこにフェノール類(不揮発性)がえぐ味や渋味として関与します。

  但し、新ごぼうは若い為、
  青葉系アルデヒド(hexenal等)が増えまして、
  よりフレッシュで軽い香りになります。

  ◆新ごぼうの香り成分(若採りゆえの特徴)
  
   新ごぼうは生育期間が短く、細胞が若い為、
   青葉臭(グリーンノート)を生む揮発性アルデヒドが多く検出されます。

   △青葉系アルデヒド

    cis-3-hexenal等でフレッシュで青い香りがあります。

   ▲メトキシピラジン類

    ゴボウ特有の土っぽい香りの中心です。
  
    ・2-methoxy-3-(1-methylpropyl)-pyrazine

    ・2-methoxy-3-(2-methylpropyl)-pyrazine

    これらはいずれもゴボウ様香気に最も関与しています。

   △フェノール類(不揮発性)

    スプラウトや若い組織で多く、えぐ味や渋味に関与すると推定されます。

  ◆一般的なゴボウ(成熟根)の香り成分
  
   成熟したゴボウはよりゴボウらしい土っぽい香りが強くなりまして、
   揮発性成分の比率が変化します。

   △主な揮発性香気成分

    ▼メトキシピラジン類
 
     ごぼうの香りの中心です。

    ▽セスキテルペンラクトン類

     ・dehydrocostus lactone

     ・dehydrodihydrocostus lactone

     これらはゴボウの土っぽい香りや薬草香の主要因です。

    ▼フェニルアセトアルデヒド

     花様の甘い香りを持つ、芳香族アルデヒドです。

    ▽脂肪族アルデヒド類

     青臭さや土っぽさに寄与しています。

    ▼アプロタキセン、コスト酸

     ゴボウ根部の揮発性西部として報告されています。

  ◇フェノール類(不揮発性)について

   ごぼうスプラウトや若い組織では、
   不揮発性フェノール化合物が多いとされていまして、
   えぐ味や渋味の原因と推定されています。

   ▲代表例

    クロロゲン酸類で、一般にゴボウの主要フェノールです。

  ◇風味や香りの核心的な違い
  
   ▲新ごぼう

    ・香り  :若草や白胡麻のような軽い香り

    ・風味  :甘味が前に出て爽やか
 
    ・土臭さ :非常に弱い

    ・香気成分:若い根の為、揮発性の甘い香りが優位

    ・食感  :柔らかく、香りが口に広がりやすい

   △一般的なゴボウ
  
    ・香り  :土や木の皮、スモーキーな香り

    ・風味  :旨味と渋味が強く、コクがある

    ・土臭さ :はっきり感じる

    ・香気成分:成熟に伴い、フェノール類(クロロゲン酸等)が増加

    ・食感  :繊維が強く、噛む程に香りが出る

  ◆香りの科学的背景

   △新ごぼうの香り成分

    若い根にはリグニン前駆体が少なく、フェノール類が少ないです。
    
    又、揮発性の甘い香り成分が多いので、軽くて華やかな香りになります。
    
   ▲一般ゴボウの香り成分

    フェノール類(クロロゲン酸やカフェ酸等)が増えまして、
    リグニン化が進みまして、土の香りや渋味、コクが強くなります。

  ◇料理での香りの出方の違い

   ▲新ごぼう向きの料理

    ・サラダ          ・かき揚げ

    ・淡い出汁の煮物      ・バター炒め

    これら軽い香りを活かす料理が向いています。

   △一般ゴボウ向きの料理

    ・きんぴら         ・煮物

    ・炊き込みご飯       ・味噌汁

    これら強い香りとコクを活かす料理が向いています。

@旬期

 新ごぼうは12月頃から出回り始めまして、8月頃まで市場に並びます。

 宮崎県や福岡県では1~3月にかけて沢山出荷されます。
 
 とはいいましても、元々は初夏に収穫されていたものです。

 露地物を中心とした旬の時期は4~6月になります。

問題 新ごぼうを使用したもので、柳川鍋がありますが、
   次の文章の中の〇〇に入る県名を教えてください。

   〇柳川鍋を名物としている県名は〇〇県柳川市

   柳川市が古くからドジョウとゴボウを使用した、
   柳川鍋を郷土料理として受け継いできた地域だからです。

1、福岡

2、大分

3、千葉

ヒント・・・〇水郷の町でドジョウ文化が発達した為

      柳川市は掘割(水路)が縦横に走る「水の都」で、
      古くからドジョウやウナギが豊富に獲れた地域です。

      @柳川鍋

       ドジョウとゴボウ、椎茸、三つ葉等を、
       味醂や醤油の割下で煮て、卵でとじた鍋です。

お分かりの方は数字もしくは〇〇に入る県名をよろしくお願いします。





   



 


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